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中古でスズキ スペーシアを買うなら2代目がオススメ!

スズキ スペーシア 初代

軽スーパーハイトワゴンのスズキ スペーシアは、パレットの後継モデルとして2013年にデビューを果たします。

2023年には現行型の3代目にスイッチ。ダイハツ タント、ホンダ N-BOXなどとともに軽自動車の売れ筋ジャンルの一角を占めています。

そんななか、中古車価格がこなれてきた初代と2代目のおすすめについて解説します。

Chapter
初代スペーシアは、ライバルと比べても一歩抜きんでていた走りの良さが光る
初代のベストチョイスは、2015年8月のマイナーチェンジ後モデル
予算が許せば最新の安全装備が備わる2代目を選択したいところ

初代スペーシアは、ライバルと比べても一歩抜きんでていた走りの良さが光る

スズキ スペーシア 初代

2013年2月に誕生したスズキ スペーシア(MK32S/42S型)は、2011年12月発売の初代ホンダ N-BOX、2013年10月登場の3代目ダイハツ タント、2014年2月に発売された日産 デイズルークスなどとともに、軽スーパーハイトワゴン市場を形成し、激しい販売競争を繰り広げてきました。

スペーシアは、N-BOX、タントが販売台数で上位につけるなか、台数では譲るものの、パレット時代からのノウハウが活きていて、クラストップの室内長による広さや居住性、使い勝手の高さはもちろん、走りの良さも光っていました。

スズキ スペーシアカスタム

背が高いにも関わらず、全高1,700mmを超える同ジャンルのなかでも操縦安定性の高さが印象的で、山道や高速道路でも安定した走りを披露してくれます。

そして、減速エネルギー回生機構のエネチャージや停止する前の減速時に燃料をカットし、コースティング(滑走)することで燃料削減に寄与するアイドリングストップ機構(アイドリングストップ時でも冷風が送られるエコクールも用意)をはじめ、パレットから90kgものダイエットを敢行することで、JC08モード燃費29.0km/Lを達成していました。

さらに、2013年6月にはスペーシアカスタムを設定し、精悍な内外装を備え、ターボ車はクラストップのJC08モード燃費26.0km/Lを実現しています。

初代のベストチョイスは、2015年8月のマイナーチェンジ後モデル

スズキ スペーシア 初代 2015マイナーチェンジ

初代スペーシアの中古車は多くのタマ数が揃っていて、価格も比較的こなれていて狙い目です。

2013年8月(発売は9月17日)にレーダーブレーキサポート車が設定されていますので、同装備装着車を最低条件にしたいところ。

さらに、2015年8月のマイナーチェンジでは、燃費性能をさらに磨いたS-エネチャージ(ターボ車)の採用や衝突被害軽減ブレーキも「デュアルカメラブレーキサポート」にアップデートされていますので、同マイナーチェンジ以降の選択が初代ではベストチョイスです。

予算が許せば最新の安全装備が備わる2代目を選択したいところ

スズキ スペーシア 2代目 後退時ブレーキサポート

完成度の高さの割に、販売面ではライバルの後塵を拝していた初代に替わって登場した2代目スペーシア(MK33V/53S型)は、2017年12月にデビュー。

初代よりもスクエアで押し出しの効いたエクステリアは、ライバルを意識したのかもしれません。

中身も大きく進化していて、軽初の「後退時ブレーキサポート」をはじめ、カラー表示のヘッドアップディスプレイ、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」も軽で初採用するなど、充実装備も見逃せない魅力です。

スズキ スペーシアギア

さらに、低床設計による乗降性の高さ、荷室高の拡大により大きな荷物の出し入れがしやすくなるなど、使い勝手も向上。

また、新世代のプラットフォームをベースに、発進する際はモーター走行で始動できるマイルドハイブリッドを全車に積むことで、JC08モード燃費30km/Lを実現しています。

加えて、2代目には2018年12月に追加されたアクティブなエクステリアが特徴のスペーシア ギアが追加され、スペーシアシリーズ全体の販売を底上げしています。

スズキ スペーシア スライドドア

軽スーパーハイトワゴンは、子どものいる家族がメインターゲットですので、より先進安全装備が新しい2代目がオススメ。予算が許せば全方位で大幅な進化を遂げている2代目を選択したいところです。

もちろん、広い車内を備えるゲタ代わりと考えて初代を選択する手もありますし、先述したように後期型なら「デュアルカメラブレーキサポート」も採用されています。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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