中古でスズキ・スペーシアを買うならこの車種がオススメ!

軽スーパーハイトワゴンのスズキ・スペーシアは、パレットの後継モデルとして2013年にデビューを果たします。
2017年には現行型の2代目にスイッチ。ダイハツ・タント、ホンダN-BOXなどと共に軽自動車の売れ筋ジャンルの一角を占めています。
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- 初代スペーシアは、ライバルと比べても一歩抜きんでていた走りの良さが光る
- 初代のベストチョイスは、2015年8月のマイナーチェンジ後モデル
- 予算が許せば最新の安全装備が備わる2代目を選択したいところ
初代スペーシアは、ライバルと比べても一歩抜きんでていた走りの良さが光る

2013年2月に誕生した初代スズキ・スペーシアは、2011年12月発売の初代ホンダN-BOX、2013年10月登場の3代目ダイハツ・タント、2014年2月に発売された日産デイズルークスなどと共に軽スーパーハイトワゴン市場を形成し、激しい販売競争を繰り広げていました。
同ジャンルの人気は現在も続いています。N-BOX、タントが販売台数で上位につけるなか、台数では譲るものの、パレット時代からのノウハウが活きていて、クラストップの室内長による広さや居住性、使い勝手の高さはもちろん、走りの良さも光っていました。

背が高いにも関わらず、全高1700mmを超える同ジャンルの中でも操縦安定性の高さが印象的で、山道や高速道路でも安定した走りを披露してくれます。
そして、減速エネルギー回生機構の「エネチャージ」や停止する前の減速時に燃料をカットし、コースティング(滑走)することで燃料削減に寄与するアイドリングストップ機構(アイドリングストップ時でも冷風が送られるエコクールも用意)をはじめ、パレットから90kgものダイエットを敢行することで、JC08モード燃費29.0km/Lを達成していました。
さらに、2013年6月にはスペーシアカスタムを設定し、精悍な内外装を備え、ターボ車はクラストップのJC08モード燃費26.0km/Lを実現しています。
初代のベストチョイスは、2015年8月のマイナーチェンジ後モデル

初代スペーシアの中古車は多くのタマ数が揃っていて、価格も比較的こなれていて狙い目です。
2013年8月(発売は9月17日)にレーダーブレーキサポート車が設定されていますので、同装備装着車を最低条件にしたいところ。
さらに、2015年8月のマイナーチェンジでは、燃費性能をさらに磨いた「S-エネチャージ(ターボ車)」の採用や衝突被害軽減ブレーキも「デュアルカメラブレーキサポート」にアップデートされていますので、同マイナーチェンジ以降の選択が初代ではベストチョイスです。
予算が許せば最新の安全装備が備わる2代目を選択したいところ

完成度の高さの割に、販売面ではライバルの後塵を拝していた初代に替わって登場した2代目は、2017年12月にデビュー。
初代よりもスクエアで押し出しの効いたエクステリアは、ライバルを意識したのかもしれません。
中身も大きく進化していて、軽初の「後退時ブレーキサポート」をはじめ、カラー表示のヘッドアップディスプレイ、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」も軽で初採用するなど、充実装備も見逃せない魅力です。

さらに、低床設計による乗降性の高さ、荷室高の拡大により大きな荷物の出し入れがしやすくなるなど、使い勝手も向上。
また、新世代のプラットフォームをベースに、発進する際はモーター走行で始動できるマイルドハイブリッドを全車に積むことで、JC08モード燃費30km/Lを実現しています。
加えて、2代目には2018年12月に追加されたアクティブなエクステリアが特徴のスペーシア ギアが追加され、スペーシアシリーズ全体の販売を底上げしています。

予算が許せば全方位で大幅な進化を遂げている2代目を選択したいところです。
軽スーパーハイトワゴンは、子どものいる家族がメインターゲットですので、より先進安全装備が新しい2代目がオススメ。
もちろん、広い車内を備えるゲタ代わりと考えて初代を選択する手もありますし、先述したように後期型なら「デュアルカメラブレーキサポート」も採用されています。
走行距離の短い程度の良い物件が多く残っているのも初代の魅力です。