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中古でステーションワゴンを買うならこの車種がオススメ!

スバル レヴォーグ

ステーションワゴンの本場は、長らくヨーロッパと言われてきました。

SUVブームは、世界に広がっています。日本も欧州も新型車ラッシュになっているのはSUVです。
それでも荷物をたくさん積めて、背の高さを抑えられるステーションワゴンは、走りや燃費の面でもSUVよりも有利な面があります。こうした理由もあり、欧州ブランドを中心にまだまだ根強い支持を集めています。

ここでは、国産だけでなく欧州製ワゴンも含めてオススメのモデルをピックアップしてみます。

Chapter
SUBARU・レヴォーグは「初代のVM4/VMG型がオススメ」
トヨタ・カローラ ツーリングは「現行型のE21型」がオススメ
ホンダ・シャトルは「ハイブリッド」がオススメ
メルセデス・ベンツCクラスワゴンは「S205型」がオススメ
ボルボV60は予算が許せば2代目がオススメだが、初代の後期型も狙い目

SUBARU・レヴォーグは「初代のVM4/VMG型がオススメ」

スバル レヴォーグ

日本向けに開発された ツーリングワゴンの代表格

レガシィ・ツーリングワゴンの後を受け継ぎ生まれ変わったレヴォーグは、2014年6月に発売されました。
レガシィが北米や欧州市場のニーズに応じてボディサイズを拡大したことで、日本では取り回しに苦労するシーンもあり、日本の道路事情、駐車場事情に適応できるサイズとして全長を100mm短縮しています。全幅は1780mmと3ナンバー枠に留まるのは賛否両論ありますが、1.8m以下であればマンションなど多くの駐車場に対応できます。
1.6Lと2.0Lの直噴ターボを設定し、全車にCVT(1.6Lはリニアトロニック、2.0Lはスポーツリニアトロニック)が組み合わされています。

2020年10月には2代目が発表され、自動運転レベル2に相当する高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を設定したり、新開発の1.8L直噴ターボを搭載したりするなど、安全装備から走りまで全方位進化を遂げています。
もちろん、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDによる低重心な走りや、高い悪路走破性も大きな武器になっています。

現在中古で狙うのであれば初代が現実的です。
価格が安いのは当然ながら1.6Lモデルで走行距離を重ねた個体になります。街乗り中心であれば175PSでも動力性能的に大きな不満は出ないでしょう。
一方で多くの荷物を積み込んで長距離をよく走るのであれば、最高出力300PSの2.0Lがパワー的にも余裕があり、ストレスなく走らせることができます。

なお、初代の荷室容量は522L、2代目は561Lまで拡大しています。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

トヨタ・カローラ ツーリングは「現行型のE21型」がオススメ

トヨタ カローラツーリング

3ナンバーサイズに突入も、日本向けにナロー版を採用

トヨタ・カローラ フィールダーとして長年愛されてきた5ナンバーサイズの国産ワゴンは、2019年9月にプラットフォームの「TNGA」化に伴い新型カローラ ツーリングとしてデビューしています。
フィールダーの5ナンバーサイズからツーリングは、3ナンバー枠になったのですが、日本国内の道路事情、駐車場事情を考慮して欧州向けよりも全幅を抑えたナロー版として投入されています。
物理的に5ナンバーサイズでないと厳しいという道路や駐車場事情を抱えていない限り、取り回しの面で大きな影響が出ているとまではいえません。なお、ツーリングの最小回転半径は5.0m〜5.3mで、フィールダーは4.9m〜5.5m。

中古車で迷うのは、最後のフィールダーにするか、現行ツーリングにするかでしょう。
フィールダーは2015年のマイナーチェンジで「トヨタ・セーフティ・センスC」が設定されていますので、同装備はマスト。さらに、2017年のマイナーチェンジでパーキングブレーキサポートが設定されていますので、2017年マイナーチェンジ後モデルがベストな選択といえそう。
ツーリングは、「TNGA」の採用により走りも含めて大きく洗練度が上がり、自転車や夜間の歩行者も検知する最新の「トヨタ・セーフティ・センス」も用意されていますので、予算が許せばツーリングを選択したいところです。

なお、カローラ ツーリングの荷室容量は通常時392L、最大時802L(デッキボード下段時)となっています。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

ホンダ・シャトルは「ハイブリッド」がオススメ

ホンダ シャトル ハイブリッド

国産唯一の5ナンバーサイズワゴンは広大な荷室も魅力

カローラ ツーリングが3ナンバーサイズに突入したため、国産ステーションワゴンで唯一の5ナンバー枠に収まるのがホンダ・シャトル
荷室容量は570Lを誇り、後席背もたれを前倒しすれば、最大で1141L(荷室床下スペースも含む)まで広がります。しかも、荷室の開口部が低く抑えられていて、荷物の出し入れが楽なのも魅力です。
限られたボディサイズでありながら、大容量の荷室を確保できるのはホンダが得意とするセンタータンクレイアウトの恩恵を感じさせます。
後席はフラットに前倒しできるダイブダウンに加えて、後席座面を跳ね上げて固定できるチップアップにも対応。ベビーカーや観葉植物などの高さのある荷物も飲み込みます。
また、走りもデビュー時よりもスムーズかつ上質になり、優れた燃費が自慢のハイブリッドがタマ数も多くなっています。筆者はデビュー時から何度か乗っていますが、2019年5月のマイナーチェンジ後モデルは、非常に静かになっていて動的質感の高さには驚かされました。

中古で狙うのなら先代のフィット・シャトルもありますが、2017年9月に「ホンダ・センシング」が標準化されていますので、現行型で2017年9月の一部改良後モデルがオススメです。

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メルセデス・ベンツCクラスワゴンは「S205型」がオススメ

メルセデス・ベンツ Cクラス

メルセデス・ベンツCクラスステーションワゴン、あるいはBMW3シリーズツーリングアウディA4アバント(少し大きめ)あたりは、ボディサイズ、価格の面からも日本でも根強い人気を保っています。
さらに、上位クラスになるメルセデス・ベンツEクラスやBMW 5シリーズ、アウディA6も含めて日本市場は、比較的ステーションワゴンの比率が高いという話もインポーターから聞くことが多い印象です。

今回、ピックアップするCクラスステーションワゴンは、年式的にも価格的にもS205型が十分視野に入る時期に入っています。
S205型は、2014年10月に発表され、2018年にはビッグマイナーチェンジを受けています。後期型は、マイルドハイブリッド化も含めて高効率化が図られていて、走りも洗練されています。
荷物を多く積むことが多いステーションワゴンは、動力性能に余力が欲しいところで、2.0Lガソリンターボを搭載するモデルか、2.1Lディーゼルターボ以上が無難。なお、最新モデルは1.5Lと1.6Lガソリンターボ、2.0Lディーゼルターボ、3.0Lガソリンターボが設定されています。
ロングドライブも走るのであれば2.0Lディーゼルを狙う手もあります。

荷室容量はグレードにより異なり、440L〜1460L、460L〜1480Lです。

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ボルボV60は予算が許せば2代目がオススメだが、初代の後期型も狙い目

ボルボ V60

現在のボルボでサイズ的も価格的にも狙い目なのがV60

今でこそSUVのラインナップを充実させているボルボですが、長年ステーションワゴンを目玉モデルとして注力してきました。現在は、フルサイズワゴンといえるV90、ミドルサイズワゴンであるV60をラインナップしています。
日本でも比較的取り回ししやすいサイズに収まるのは、全長4635×全幅1865×全高1480mmというサイズだった初代V60
そして現行V60も全長4760×全幅1850×全高1453mmと、全長は初代よりも125mmも伸びたものの、全幅は逆に15mm狭くなっていて、うれしいことに日本市場の声に応じて全幅が抑えられています。
また、ボルボといえば安全を社是にするほどのこだわりがあり、どのグレードを選んでも基本となる安全装備には差が付けられていません

中古車市場で狙う際は、初代もかなり値崩れしているようです。初代も後期型であれば走行距離が短いモデルも多く見られます。
予算が許せばもちろん洗練された内外装や走りが魅力の現行型を狙いたいところ。
2代目は「シティセーフティ」と呼ぶ衝突被害軽減ブレーキに、対向車検知も加わるなど、最新の安全装備が網羅されています。なお、2代目の荷室容量は529L-1441Lで、先代V60の430L-1241Lから大幅に拡大しています。

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スバル レヴォーグ

ステーションワゴンはSUVブームに押され、新型モデルの登場が以前よりも少なくなっています。
背が高く、重くなるSUVよりも走りや燃費の面でメリットがあるだけでなく、荷室フロアも低く抑えることができるため、重い荷物なども積載しやすい利点があります。
走りの良さと積載性を考えて、ステーションワゴンを必ず選んでいる、というプロカメラマンも私の周囲に多くいます。ルーフボックスを積んでも背の高いSUVよりも荷物の出し入れが楽などの利点もあります。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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