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メルセデス・ベンツ Gクラスにかかる維持費はいくら?費用内訳、新車と中古車の違いを解説!

Gクラス

高級クロスカントリービークルのメルセデス・ベンツ Gクラスは、1979年にゲレンデヴァーゲンとして発売されました。

以来、度重なる改良によって進化を遂げてきたGクラスは、非常に高い人気で、新車は納車まで数ヶ月から数年待ちといわれています。

日本市場へは1990年から導入。2018年に大幅な改良が行われ、高い悪路走破性はそのままに、オンロードでの乗り心地が向上しています。

今回は、メルセデス・ベンツ Gクラスにかかる維持費の内訳や、新車と中古車で維持費の違い、購入を考えている方におすすめのモデルの選び方などを解説します。

Chapter
メルセデス・ベンツ Gクラスとはどんな車?
新車と中古車の維持費に違いはあるの?
メルセデス・ベンツ Gクラスにかかる維持費はこの6つ!
Gクラスにかかる税金に軽減措置はある?
中古車のGクラスを選ぶならディーゼルエンジンを搭載した350dがおすすめ

メルセデス・ベンツ Gクラスとはどんな車?

Gクラス

メルセデス・ベンツ Gクラスは、オーストリアのシュタイア・プフとダイムラー・ベンツが共同開発した軍用車両「ゲレンデヴァーゲン」をベースに市販車としてアレンジ(W460型)されたものでした。

マニアのあいだで「ゲレンデ」や「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれるのは、このためです。

日本市場には1983年から導入が始まり、W463型と呼ばれる2代目モデルに進化した1990年には本格的な輸入が開始されました。

この2代目Gクラスは、1990年に導入されて以降、2018年にフルモデルチェンジに匹敵するビッグマイナーチェンジを経て、現在も販売されているロングセラーモデルです。

現在は5ドアのロングボディのみのラインナップですが、かつては3ドアのショートボディカブリオレも用意されていました。

メルセデス・ベンツ Gクラスは、30年以上販売されているロングセラーモデルだけにエンジンラインアップも多彩です。

輸入当初は3.0L 直6ディーゼルエンジンのみでしたが、数年後には2.3L 直4ガソリンモデルを導入。

W463型になると3.0L 直6エンジンが3.2Lへと排気量アップされるとどもに、5.0L V8ガソリンエンジンもラインナップに加わりました。

また1995年以降、組み合わされるミッションは、4速ATから5速ATへ変更されています。

メルセデス・ベンツ Gクラス 2017

2006年の改良でG500 ロングは、トランスミッションを7速ATにアップデート。続いて2009年には、5.0L V8エンジンが5.5L V8に変更されました。

2012年のマイナーチェンジではオーディオやナビを操作するコマンドシステムを採用するなどインテリアを大幅に刷新。

2013年9月には3.0L V6ディーゼルターボエンジンを搭載したG350dを追加。2015年12月の一部改良では、G550に搭載されているエンジンが、4.0L V8直噴ツインターボへと変更されています。

メルセデス・ベンツ Gクラス 2018

そして2018年6月、ビッグマイナーチェンジを受けたGクラスが日本に導入されました。

当初は、4.0L V8直噴ツインターボエンジン+9速ATを搭載するG550と、同じ4.0L V8直噴ツインターボながら、最高出力585ps、最大トルク850Nmを発生するG63 AMGの2グレードのみでした。

その後2019年4月には3.0L 直6ディーゼルターボを搭載したG350dを追加。さらに2021年5月には最新鋭のディーゼルエンジンを搭載したG400dを追加しています。

新車と中古車の維持費に違いはあるの?

メルセデスベンツ Gクラス

メルセデス・ベンツ Gクラスを購入する際、初期費用をできるだけ抑えたいという場合は、新車ではなく中古車の購入を検討することもあるでしょう。

ただ、購入後にかかる維持費にも新車・中古車で差があるのか?と気になる方は多いのではないでしょうか。

基本的には、購入するのが新車でも中古車でもかかる維持費は変わりません。影響があると言えるのは選ぶグレードごとの燃費性能や、必要に応じて加入する自動車保険料、駐車場代などで、車よりも人や場所によってかかる維持費が変わると言えます。

ただし、年式の進んだ中古車を選ぶ場合には自動車税(種別割)とメンテナンス代に影響があるかもしれません。

新車登録から13年以上が経過した車に対しては、自動車税(種別割)が約15%増税。

車両の重さと登録からの経過年数で税額が決まる自動車重量税も、登録から13年経過後に税率が約40%増税。18年経過後はさらに約10%の増税となりますので、中古車を選ぶ際には気をつけたいポイントです。

Gクラスは30年以上販売されているロングセラーモデルなので、自動車税や自動車重量税の増税の対象となるクルマも多くあります。

また、中古車は新車と比べて劣化が進んでいる場合があり、その修理代やメンテナンス費用が余分にかかる可能性があります。

メルセデス・ベンツ Gクラスにかかる維持費はこの6つ!

メルセデス・ベンツ Gクラス 1979
メルセデスベンツ Gクラス

ここからはメルセデス・ベンツ Gクラスにかかる維持費について、その内訳とそれぞれにかかる具体的な費用を紹介していきます。

新車・中古車に関わらず購入を検討している方は、今後どのくらいの維持費がかかるのかの参考にしてください。

1:税金

2023年2月現在、メルセデス・ベンツ Gクラスにかかる税金は自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税そして消費税です。これらの税金には、車の性能に応じて軽減措置が用意されているものもあります(具体的な内容については後ほど紹介します)。

■自動車税(種別割)
自動車税(種別割)は車の排気量に応じてかけられる税金です。

現行型の排気量は3.0Lと4.0Lで、税額は5万7000円または5万5500円。中古車にまで広げると5.5L も存在しており、新規登録13年未満は8万7000円、13年以上が経過した車両は8万8000円になります。

ちなみに、この税金は4月1日時点の軽自動車の所有者に支払いが義務づけられており、各市町村から毎年納税通知書が届きます。 納付期限は5月末日。

公共料金と同じように、銀行や郵便局などの金融機関、コンビニなどで支払うことができるので、忘れずに納付しましょう。

■自動車重量税
自動車重量税は、その名の通り車の重量に応じて課税される税金です。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時(新車登録後初めての車検時は3年後)にも2年分をまとめて払います。

現行型Gクラスの場合、車両重量は2.5t~3tクラスなので、新車登録時(3年)に6万1500円を、その後の車検時には毎回(2年)4万9200円がかかります。

また先述したとおり、新車登録から13年、18年以上が経った車両は自動車重量税が増加します。

■環境性能割
廃止された自動車取得税に代わり、2019年10月1日より「環境性能割」という新たな税金が課されるようになりました。

環境性能割は、車の燃費性能等に応じて、取得したときに課税される税金です。

電気自動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車は非課税となります。また、中古車などで取得価格が50万円以下の場合は課税されません。

■消費税
日本国内で車だけでなく、モノやサービスを購入すると課税されるのが消費税です。2023年2月現在の税率は10%で、車の場合車両本体価格に消費税が含まれて提示されています。

2:車検代

車検は、新車登録から3年後、それ以降は2年に1度受ける義務がある定期点検です。これを受けないと公道を走ることはできず、また法律で厳しく罰せられます。

車検を受ける際は、法定費用と車検基本料が車検代として必要となります。

■法定費用
法定費用は、先述した自動車重量税に加えて自賠責保険料、印紙代(検査手数料)を合わせた費用です。これらは国や自治体に納めるもので、どの業者で車検を受けても同じ費用がかかります。

自賠責保険は、車を所有し運転する全ての人に加入が義務付けられている保険で、かかる費用はどの保険会社で契約しても同じです。

印紙代は基本的に1,100円が必要となります。ただし、認定工場で車検を受けた場合は証紙代も必要となるため、その分100~700円が上乗せとなる場合があります。

■車検基本料
車検基本料は、点検費用、整備費用、代行手数料など合わせた費用です。これは車検業者に対して支払うもので、業者ごとに価格設定が異なるため、維持費を安く抑えたいなら見積もりをとって比較したうえで業者を選ぶのがおすすめです。

傾向としてはディーラーがやや高めで、ガソリンスタンドや車検専門店、カー用品店などであれば比較的安く車検を受けられる場合が多いようです。

3:ガソリン代

最近はガソリン価格がかなり高騰しているので、ガソリン代はできるだけ安く抑えたい維持費のひとつです。そこで注目したいのは燃費性能。現行型Gクラスは搭載されているパワートレインによって燃費性能が変わります。

WLTCモード燃費を見てみると、G350dが9.9km/L、G400dが9.7km/L、G550が7.2km/L、AMG G63が6.6km/Lです。

こうして見ると3.0L 直列6気筒ディーゼルターボを搭載したG350d、G400dは燃費性能が優れているだけでなく、燃料代の安い軽油を使用するので、維持コストを抑えることができるモデルと言えます。

4:自動車保険料

自動車保険には、全運転者に加入が義務づけられている「自賠責保険」と、任意で好みの補償を選び加入する「任意保険」の2種類があります。

■自賠責保険
車検の項目でも先述した通り、自賠責保険は車を運転する全ての人に加入が義務付けられている保険です。1か月単位で契約期間を選ぶことができ、かかる保険料もそれに伴って変わりますが、車検時に更新手続きを行うため新車購入時には37か月契約を選択する方がほとんどです。

軽自動車にかかる自賠責保険料は、37か月契約の場合2万7770円となります。

■任意保険
自賠責保険で補償されるのは対人補償のみで、相手や自分の車、建物などに対しては保険金が1円も支払われません。また、補償される金額も最高で4,000万円までで、事故の内容によっては賠償金額がそれ以上かかる場合もあり、自賠責保険だけでは十分な補償とは決して言えません。

そこで、各保険会社が任意で加入できる様々な保険(任意保険)を用意しています。

任意保険にかかる費用は、補償内容や運転者の条件・年齢・人数、車種などによって変動します。そのため、同じ保険であっても運転する人や家族構成によって保険料は大きく異なる場合があります。

できるだけかかる費用を抑えたいなら、各保険商品の内容や保険料を比較した上で気に入ったものを選ぶようにしましょう。

5:メンテナンス代

車 整備 メンテナンス

車に長く乗るためには、定期的なメンテナンスが必要です。車が好きな方であれば自分でできるメンテナンスもありますが、自分で行うのは難しい部位もあるし、メンテナンスする場所がない。という人も多いでしょう。そのため、基本的には専門店に頼むのが安心ですしおすすめです。

定期的に行う必要があるのは、エンジンオイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換など。身近なところではガソリンスタンドでも頼むことができますが、店ごとに価格設定は大きく異なるため、必ず複数のお店を比較して検討しましょう。

もちろん、自分で部品を調達して交換すればより安くすませることができます。車の取扱説明書に手順が記されていますので、家族と一緒にチャレンジしてみるのも良いですね。自身の知識や力量に応じて、お店とセルフメンテナンスを使い分けてみてください。

輸入車はブレーキディスクなども消耗品と考えるため、メンテナンス代が国産車より掛かることは覚えておくと良いでしょう。

また、車検の際にも合わせて不具合のある箇所を点検してもらえるので、合わせて修理を依頼することも可能です。

6:駐車場代

持ち家の場合はあまり必要ありませんが、賃貸物件に住んでいる方や駐車場がない都市部などでは、駐車場代もかかってきます。

価格設定はお住まいの地域ごとに大きく異なるため、周辺の駐車場の料金を確認した上で維持費の計算をしてみましょう。

Gクラスにかかる税金に軽減措置はある?

メルセデス・ベンツ Gクラス

2023年2月現在、車に関する税金に対してはいくつかの軽減措置が用意されています。

ここからはGクラスで適用されている減税措置の対象となるグレードはどれかを詳しく紹介していきます。

■グリーン化特例について
グリーン化特例とは、環境負荷の少ない自動車の開発や普及を進めるために、燃費性能および排出ガス量が優良な自動車に対して自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)の税率を軽減する仕組みです。

■環境性能割について
環境性能割は、新車・中古車に関係なく車を購入した際にかかり、車の燃費性能に応じた税率が課せられる税金です。かつての自動車取得税に代わって新たに導入されました。

令和元年10月1日~令和3年12月31日までの間に取得した自家用乗用車については、自動車税環境性能割の税率をそれぞれ1%軽減する措置が取られています

現行型GクラスはG400dがグリーン化特例の対象となっており、この制度による減免措置を受けることができます。

■エコカー減税について
エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて自動車重量税を免税・軽減する仕組みです。

現行型GクラスはG400dのみがエコカー減税対象車となるため、令和3年5月1日~令和5年4月30日に新規で新車登録を行なった場合に限り、購入時に支払う3年分の自動車重量税が減税されます。

中古車のGクラスを選ぶならディーゼルエンジンを搭載した350dがおすすめ

メルセデスベンツ Gクラス

ここまでGクラスにかかる維持費について、項目ごとに紹介してきました。

税金やほとんどの項目でかかる金額は、新車・中古車どちらを購入しても、搭載しているエンジンによって大きく変わってきます。

できるだけ日々かかる費用を抑えたいのであれば、やはり一番注目すべきなのは燃費でしょう。燃料価格が高騰している今、できるだけ燃料にかかる費用を抑えるなら、燃費性能が良いディーゼルエンジンを搭載したG350dがおすすめです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として本格的に参画し、2006年に独立。現在は、日本でもっとも多くの広報車両を借り出して取材を行うフリーランスの編集者として活動中。中古車の流通、販売店に精通した「中古車相場師」と呼ばれるいっぽうで、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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