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中古でスバル・サンバーを買うならこの車種がオススメ!

スバル サンバーバン 8代目 2022

スバル・サンバーは、1961年から2012年までは自社開発の軽バン、軽トラックを販売。2012年以降は、ダイハツからOEM供給を受けています。

自社製時代は、RRレイアウト(リヤエンジン・リヤドライブ)、4輪独立式サスペンションを備え、スバルらしく走りへのこだわりも貫かれ、「赤帽」をはじめ、輸送、宅配業界から絶大な支持を集めてきました。

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はたらくクルマとして絶大な支持を集めたスバル自社製からダイハツOEM版に移行
衝突被害軽減ブレーキの「スマートアシスト」が採用された7代目の後期型がオススメ

はたらくクルマとして絶大な支持を集めたスバル自社製からダイハツOEM版に移行

スバル サンバーバン 8代目 2022

現在の軽バン、軽トラックは、スズキ(エブリイ)ダイハツ(ハイゼットカーゴ)ホンダ(N-VAN)に集約されています。スズキとダイハツは、他社にOEM供給していて、古い世代の中古車をのぞき、この3陣営から選択することになります。
今のSUBARUは、ダイハツ・ハイゼットカーゴ、ハイゼットトラックのOEM版となっています。

スバル サンバーバン 3代目 1980

まだ社名も富士重工業だった時代は、オリジナルのサンバーを生産していました。筆者は、「赤帽」の本部でサンバーについて取材する機会があり、RRのサンバーを相棒として使ってきた経緯や理由を伺ったことがあります。
函館や長崎などの急坂が多い街中では、RRならではのトラクションの掛かりやすさが重要という話を聞きました。

あるいは、サイドブレーキを掛けたままでもサイドブレーキをおろすことができる機能で仮眠が取りやすい、50万km以上走行するケースにも対応する高い耐久性など、まさに赤帽の要望に応えたスペシャルな仕様でした。

スバル サンバートラック 3代目 剛力サンバー 1973

また、スバル製のオリジナルの軽トラも、RRレイアウトなどによる走りの良さから一部から「農道のポルシェ」と呼ばれていたほどです。
スバル時代のサンバーは、マニアだけでなく、はたらくクルマとして依然として高いニーズがあるようです。スバル製からダイハツ製に切り替わるという話を聞いて駆け込み需要もあった模様です。

スバル サンバーバン 6代目 2005

1990年登場の5代目はさすがに物件数が少なく、通常の中古車販売店などから手に入れるのはなかなか難しいでしょう。最後の自社製となる6代目は、まだ物件数は比較的残っています。
先述したような理由から奇跡のような未使用車や低走行距離の物件は、プレミアが付いているケースもあり、かなりの高値安定といえる状態になっているようです。

現在のダイハツからのOEM版の新車が余裕で買えるほどの値付けもされています。マニアが狙うモデルになっていますが、根気よく探せば良い出物もあるかもしれません。

衝突被害軽減ブレーキの「スマートアシスト」が採用された7代目の後期型がオススメ

スバル サンバーバン 7代目 2020

無難なところでは、2012年4月に発売されたダイハツからのOEM版である7代目以降でしょう。ただし、7代目はOEMモデルということもあってかタマ数は少なめ
6代目よりもカーゴスペースは広くなり、当時の軽キャブバンでトップクラスの積載性を備えていました。トラックも荷台フロア長が80mm長くなり、スバル製サンバーの泣き所だった前席(トラックは前席のみ)の足元空間も拡大しています。

スバル サンバーバン 7代目 2017

さらに、2017年11月のマイナーチェンジで、サンバーバン、ディアスワゴン(乗用仕様)に衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、AT誤発進抑制機能などからなる「スマートアシストⅢ」が採用されています。
狙うのなら同装備搭載車を指名しましょう。

また、サンバートラックは、2018年5月の一部改良で、OME元と同様に、軽トラ初の衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシストⅢ」が採用されています。トラックを狙う場合も同改良後モデルをマストとしたいところです。

スバル サンバートラック 8代目 2022

なお、OEM供給元のダイハツ・ハイブリッドカーゴ、アトレー、トラックは2021年12月にフルモデルチェンジを受けています。SUBARUサンバーバン、トラックも2022年1月にフルモデルチェンジを受けています。

ただし、8代目の現行型はまだ中古車市場にほとんど流通していません。7代目を軸に、スバル自社製の6代目を交えながら探すのが現実的。先述したように、7代目は「スマートアシスト」搭載車がオススメです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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