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中古でスズキ ソリオを買うならオススメは◯代目!

スズキ ソリオ

ワゴンR派生の登録車として誕生したワゴンRワイド、ワゴンR+(プラス)までさかのぼることのできるスズキ ソリオは、2010年登場の2代目(M15S型)からスライドドアを採用しています。

現在でこそダイハツ トール/トヨタ ルーミーというライバルがいますが、コンパクト(スモールカー)クラスの両側スライドドアモデルを牽引してきました。

ここでは歴代ソリオのなかからおすすめを解説します。

※2021年12月公開

Chapter
そのルーツは、大ヒット軽自働車ワゴンRの(派生モデル)として誕生
両側スライドドアを採用した2代目ソリオからタマ数が揃う
中古車市場でタマ数が揃っていて、価格・性能や装備面でも狙いは3代目
現行型はファーストカーとしての資質が向上

そのルーツは、大ヒット軽自働車ワゴンRの(派生モデル)として誕生

スズキ ワゴンRソリオ

軽トールワゴン ワゴンRのボディを拡大し、普通乗用車として登場したワゴンRワイドがフルモデルチェンジでワゴンR+(プラス)に名称を変更。さらにモデル途中の一部改良で、ワゴンR+からワゴンRソリオに改名しています。

続く新型は2010年12月に発表。両側スライドドアを備えたコンパクトハイトワゴンとなり、車名もソリオにあらためられました。

1993年に軽ハイトワゴンのワゴンRを生み、軽市場に変革をもたらしたスズキは、登録車ではワゴンRほどの大ヒットを生み出せず、ワゴンRの名を借りてきたという経緯があります。

両側スライドドアを採用した2代目ソリオからタマ数が揃う

スズキ ソリオ 2代目

中古車でソリオを狙う際は、両側スライドドアが採用された2010年登場の2代目ソリオ(ソリオ単体名では初代)がタマ数的にも現実的です。

1.2Lエンジンを搭載し、トランスミッションは副変速機付のCVTのみで、10・15モード燃費は22.5km/Lでした。

ただし、前期型は、先進安全装備が未設定。2014年の一部改良で「X」と「S」、特別仕様車の「BLACK&WHITEII」、「BANDIT」に衝突被害軽減ブレーキを含む「レーダーブレーキサポートII」が初めて採用されています。

同装備装着車をマストとしながら、探したいところですが、年代的にも走行距離を重ねたモデルが多いようです。

中古車市場でタマ数が揃っていて、価格・性能や装備面でも狙いは3代目

スズキ ソリオ 3代目

価格の面でも性能や装備、中古車市場での物件数の豊富さを考えても、もっとも現実的なのは先代の3代目(MA26S/MA36S/MA46S型)でしょう。こちらは2015年8月から2020年11月まで販売されています。

プラットフォームが一新され、1.2Lガソリンエンジン仕様のほか、1.2Lマイルドハイブリッドを設定。JC08モード燃費は、前者が24.8km/L、後者が27.8km/L(ともに2WD)で、低燃費も享受できます。

マイルドハイブリッドは低燃費だけでなく、最長30秒間のモーターアシストが加わり、ストップ&ゴーが続く街乗りでは、燃費と発進加速のスムーズさを享受できます。

街乗り中心であればガソリンエンジン仕様でも不足ありませんが、乗り比べるとオススメは、静かでスムーズなハイブリッドです。

現行型はファーストカーとしての資質が向上

スズキ ソリオ

予算が許せば、2020年11月登場の現行モデル(MA27S/MA37S/MA47S型)は、理想的な広さやパッケージング、よりスムーズで静かな走りを享受できます。

衝突被害軽減ブレーキは、夜間の歩行者も検知するほか、全車速追従式のアダプティブクルーズコントロール(ACC)の設定により、ロングドライブや高速道路での渋滞時の疲労軽減に寄与。

取り回しのしやすさという美点に加えて、ボディサイズが拡大したこともあり、キャビンやラゲッジスペースが拡大し、小さな子どもが2人いるようなファミリー層にとってファーストカーとして使える資質が高まっています。

パワートレインは、1.2Lガソリンエンジン仕様1.2Lマイルドハイブリッド仕様を設定。WLTCモード燃費は、前者が19.0km/L、後者が19.6km/Lです。

カタログ燃費の差はわずかですが、後者はモーター付き発電機であるISGとリチウムイオン電池の組み合わせにより、静かでスムーズな発進や加速も享受できます。燃費以外の走行フィールの価値も少なくありません。

また、「スズキ・セーフティ・サポート」装着車は必須条件。「スズキ・セーフティ・サポート」装着車であれば先述したACCも付いてきます。

スズキ ソリオは、取り回しのしやすさを重視するファミリーを中心に支持されています。

ライバルは、冒頭で取り上げたダイハツ トール/トヨタ ルーミー。ほかにも、三菱自動車にOEM供給されているデリカD:2という選択肢もあります。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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