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中古でトヨタ・ウィッシュを買うならこのモデルがオススメ!

トヨタ ウィッシュ 2代目 特別仕様車

2000年10月登場の初代ホンダ・ストリームの対抗馬として、2003年1月に誕生した初代トヨタ・ウィッシュ。ステーションワゴンの背を少し高くしたようなフォルムで、リヤドアはスライド式ではなくヒンジ式を採用していました。

乗降性も含めてサードシートを非常用、子ども用と割り切りながら、スタイリッシュなエクステリアを実現。背の低さにより、ミニバンに多いふらつきなども少なく、走行安定性の高さも特徴です。

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ミニバン花盛りの時代に生まれたスタイリッシュ系モデル
大ヒットモデルになった初代。2代目は徐々に販売台数を減らす
中古で狙うなら、タマ数が残っている2代目

ミニバン花盛りの時代に生まれたスタイリッシュ系モデル

トヨタ ウィッシュ 初代 マイナーチェンジ

2021年12月現在、ミニバンの売れ筋は背高系の箱型ミニバンになっていて、月によっては高級ミニバンのトヨタ・アルファードが最も売れているという状態になっています。
一方、ファミリーカーとして絶大な支持を依然として集めながらも、日本以外の国ではあまり売れないという事情もあり、新型車が減っているという現状もあります。

初代トヨタ・ウィッシュが登場した2000年前後はまさにミニバン花盛りで、多様なボディタイプがありました。
トヨタ・ウィッシュは、ホンダ・ストリームと共にステーションワゴンの背を少し高くしたようなフォルムが特徴。2000年登場の三菱ディオン、2008年にリリースされたSUBARUエクシーガ(クロスオーバー7)などがありましたが、6名乗りも設定していたホンダ・ジェイドも2020年7月に終了しています。

日本のミニバンに多い両側スライドドアではなく、リヤドアは通常のヒンジ式
2列目や3列目の乗降性に制約があるだけでなく、全高を箱型ミニバンほど高くしていないため、3列目の頭上が狭いなど、非常用の域を出ていません。3列目はシートサイズも小さく、長時間、大人が乗車するには向いているとはいえません。

逆に、サードシートを格納すればステーションワゴンのように使える荷室が広がり、2列目もフラットに折りたためるため、趣味の道具を積んだり車中泊に使ったりとメリットもあります。
さらに、背が高すぎないため山道や高速道路でも走行安定性が高く、ミニバンにありがちなふらつきも抑制できるほか、実用燃費の高さという利点もあります。

大ヒットモデルになった初代。2代目は徐々に販売台数を減らす

トヨタ ウィッシュ 2代目

初代ウィッシュは大ヒットモデルになり、ホンダ・ストリームと共に同ジャンルを牽引してきましたが、2009年発売の2代目が2017年に終了した後は、3代目は登場していません。
先述したように、ストリームの後を受け継いだホンダ・ジェイドも販売を終えていますので、同ジャンルのニーズは縮小しているのは事実でしょう。

一方で、先ほどご紹介したような利点もあり、普段は3列目には乗らないのでワゴンのように使いたい、時々知り合いの子どもや孫を乗せたいなどの理由があれば、ウィッシュの利点もまだ十分に享受できます。

中古で狙うなら、タマ数が残っている2代目

トヨタ 後付け踏み間違い加速抑制システム

トヨタ・ウィッシュは、5ナンバーサイズを基本としたボディを擁してデビューし、エアロ系グレードともいえる上級仕様は3ナンバーサイズになっていたものの、全幅は1.7m台前半に収まっています。狭い駐車場や道路事情でも取り回ししやすくなっています。

2代目は2009年の登場で、すでに12年経っていますので、中古でウィッシュを狙う際は、年代的にも2代目を狙うのが(タマ数的にも)現実的でしょう。

まだ先進安全装備は用意されておらず、パワートレーンは、1.8Lと2.0LのNAエンジンにCVTという組み合わせ。前者でも街乗り中心でしたら動力性能に不足はなく、高速道路や山岳路を走る機会が多い、フル乗車や荷物を多く積んで走ることが多々あるなら後者の余力が欲しいところ。
また、10・15モード燃費は1.8L(2WD)が16.0km/L、2.0L(2WDのみ)が15.2km/Lでした。

朗報もあります。2019年5月、2代目ウィッシュ向けにトヨタから後付けの「踏み間違い加速抑制システム」が発売されたことで、ペダル踏み間違い事故の抑制に一定の効果が期待できます。

トヨタ ウィッシュ 2代目 特別仕様車

ステーションワゴン派生型ともいえるトヨタ・ウィッシュのようなミニバンは、新型では出てきていません。
さらに、ステーションワゴン市場もシュリンクしていて、トヨタのワゴンは、2021年12月現在、カローラツーリング(カローラフィールダーも併売中)のみという寂しい状況になっています。

3列目を非常用、子ども用と割り切り、ステーションワゴン的に乗るなら、比較的タマ数が残っているウィッシュを中古で探す手もありそうです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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