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中古で日産・キューブを買うならこのモデルがオススメ!

2020年3月末で販売(ホームページへの掲載)を終えた日産・キューブ。マーチと共に、3代に渡って同社のコンパクトカーを代表する存在でした。

とくに2代目は、左右非対称のリヤデザインを採用するなど、個性的なスタイリングが受け若者を中心に大ヒットを飛ばしました。
3代目は、全長3890×全幅1695×全高1650mmで、狭い街中や駐車場などでも取り回ししやすいのも特徴です。「グローバルスタンダード」の名のもと、年々拡大する日本車が多い中、貴重な存在といえます。

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初代は左右対称のリヤデザイン。ハイト系コンパクトとして誕生
国産コンパクトカーの歴史に残る、左右非対称のリヤデザインを採用
ロングホイールベース化により、後席の居住性を改善した3代目

初代は左右対称のリヤデザイン。ハイト系コンパクトとして誕生

日産 キューブ 初代

キューブといえばアシンメトリーのリヤビューが印象的で、今も愛用している方も多いはず。

初代キューブは、1998年にまさに箱型(立方体)を2個くっつけたような2ボックススタイルとして誕生しました。初代は、キューブ最大の特徴である左右非対称のリヤスタイルは採用されていません。
全高が1625mmと高めのハイト系コンパクトカー(スモールカー)として、マーチをベースに仕立てられています。初代から若者に受けてヒットモデルの仲間入りを果たします。

エンジンは1.3LのNAで、トランスミッションはコラムシフトの4ATとCVTを設定
キューブに限らず、当時のCVTは、音ばかり高まって車速が付いてこないという、いわゆる「ラバーバンドフィール」という悪癖が明らかで、筆者も箱根ターンパイクなどで試乗した際に閉口した記憶があります。

なお、前期型は4名定員で、後期型は5名定員になっています。
背の高さを活かした車内の広さ、セミフラットシートにすれば仮眠できる空間が生まれるなど、小さくても広く使えるハイト系モデルらしい特徴を備えていました。

国産コンパクトカーの歴史に残る、左右非対称のリヤデザインを採用

日産 キューブ 2代目

2代目キューブは、「Magical Box(マジカルボックス)」をコンセプトに掲げ、2002年10月にリリースされました。

左右非対称のリヤデザインをはじめ、初代とは異なり、「カドをまるめたシカク」のデザインモチーフを採用しています。
また、「キューブ・マイルーム」という世界観を実現するソファのようなシート、家のインテリアのようなデザインや素材感、カラーを使った車内も特徴です。

日産 キューブ 2代目 Plus CONRAN

その極めつけは、2006年6月に設定された「Plus CONRAN」という期間限定車でした。

2003年の東京モーターショーで話題を集めたコンパクトカーの「Cube3+Conran & Partners」、04年春にリリースされた「Cube+CONRAN」、「Cube3+CONRAN」と同じように、日産と英国のデザイングループであるコンラン&パートナーズ社とのコラボモデルでした。
日本車離れした色使いが印象的で、上質なコンパクトカーという顔も持っていました。

さて、2代目の美点は、こうしたデザインはもちろん、初代よりも全長を20mm短くする一方、ホイールベースを70mm長くすることで、取り回し性と居住性の両立を図ったこと。
背の高さを活かしたアップライトなシートポジション(ヒップポイントの高さ)や開口部が大きく、しかも460Lという大容量を備えたラゲッジスペースも美点。

パワートレーンは、1.4Lの「CR14DE」型エンジンで、4ATとCVTが組み合わされています。さらに、FF(前輪駆動)をベースに後輪をモーターで駆動させる「e・4WD」も設定されています。

ロングホイールベース化により、後席の居住性を改善した3代目

日産 キューブ 3代目

3代目キューブは2代目のキープコンセプトといえる正常進化を果たしています。

2代目と同様に、左右非対称の印象的なリヤスタイル、車内は家のインテリア感覚を備え、「走る自分スタイル空間」をコンセプトに掲げていました。
2代目よりもホイールベースをさらに100mmストレッチしながらも全長は4m未満とすることで、車内の広さと取り回しのしやすさを両立。なお、ワイドトレッド化により、最小回転半径は一部グレードをのぞき4.6mとなっています。


日産 キューブ 3代目

また、ラゲッジスペースのアクセスは、横開きドアにより楽に操作できます。さらに、後席のスライド量を前方へ20mm伸ばすことで、荷室がよりフレキシブルに使用できるなど、使い勝手の向上も図られています。

搭載されるパワーユニットは、オールアルミ製の「HR15DE」型1.5Lガソリンエンジンで、トランスミッションは全車CVT化されています。

安全装備で残念なのは、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備の設定がモデルライフを通じてなかった点。もちろん、シリーズハイブリッドの1種である「e-パワー」もなく、同社は、ノートに注力していった感があります。
それでも近年の国産コンパクトカーの中でも2代目と3代目のエクステリアデザインは、傑作といえるでしょう。

日産 キューブ ライダー

98年デビューの初代は、年代的にタマ数はほとんどないようです。2002年登場の2代目になるとタマ数が一気に増え、50万円を切る個体が大半を占めているようです。
足代わりとしてなら2代目を狙う手もありますが、ある程度長く乗るならより年代が新しい3代目がやはりオススメです。
3代目ならいわゆる未使用車、未登録車も多くあります。

ただし、キューブには、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備が設定されていません。後付けの「急発進等抑制装置」などを装着したいところ。

カタログモデルでも個性的なスタイリングが美点のキューブですが、オーテックによる「ライダー」というカスタマイズ系モデルもあります。メッキを多用したフロントグリルは、インパクト大です。
また、非降雪地域であれば当然FFで十分。4WDのタマ数も少ないようです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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