中古車のライフに必要な維持費はいくら？内訳と歴代モデルもあわせて紹介
1971年に販売されてから軽自動車ブームを牽引してきた車がホンダのライフです。
この記事では、ライフの特性や歴代モデルをはじめ、中古車のライフにかかる維持費についても解説します。中古車のライフの購入を考えている方は参考にしてください。
- Chapter
- 中古車のライフに必要な維持費はいくら？
- 中古車のライフにかかる主な維持費の内訳5つ
- 中古車のライフにかかる年間維持費
- 中古車のライフの歴代モデル5つとその燃費
- 中古車のライフの維持費を知ろう
中古車のライフに必要な維持費はいくら？
1971年に発売されて以来、ワゴンRやミラ等と共に軽自動車ブームを牽引してきた車がホンダのライフ。扱いやすく作られたモデルのため、老若男女問わず幅広いユーザーに支持されているトールワゴン型の軽自動車です。
N-BOX登場までホンダブランドの軽自動車を支えてきたライフですが、中古車の維持費や年間の維持費はどのくらいなのでしょうか。
今回はホンダ・ライフにかかる基本的費用と維持費についてご紹介します。
ライフの特性3つ
今までの型にとらわれないホンダイズムの結晶ともいえるライフは、軽自動車にしては車体も大きく使い勝手も良いことから、人生で初めて乗り始めた車両がライフだったという人も多い車です。
ここではそんなホンダ・ライフの特性を3つに分けてご紹介します。
1：燃費について
ライフの燃費は、JC08モードを使うと平均19.4km／L走る計算となり、実燃費は平均15.8km／L（ただしターボ車は除く）というパワフルな車です。
出典：Honda｜ライフ / ライフDIVA（2014年4月終了モデル） ｜燃費・環境性能
2：エンジンについて
ライフは、環境にも優しい設計になっているといえます。
エンジンは直列3気筒SOHCを採用。自然吸気システムとインタークーラー付きターボシステムがあり、好みに応じて選択できます。これはどちらのシステムもホンダがフィット以降、採用を進めている省燃費エンジン「i-DSI」シリーズです。
3：サイズについて
ライフは軽自動車にカテゴライズされ、車の大きさはコンパクトカーに準じる大きさです。ドアは5ドアハッチバック方式を採用しており、大きく乗りやすいモデルといえます。
軽自動車サイズの許容範囲ギリギリまでボディサイズを大きくしている同車両は車内も広く、シートを倒せばキャリーケース3つ程度は入ります。全長約340cm、幅約150cm、高さ約160cmで軽自動車と感じさせない雰囲気です。
中古車のライフにかかる主な維持費の内訳5つ
中古車のライフを購入を検討する中で、かかる維持費や諸費用が気になる方もいるでしょう。
ここからは、ホンダのライフに必要な維持費を5つご紹介します。中古車のライフにかかる主な維持費の内訳が気になる方は参考にしてください。
1：ガソリン代
今回はホンダ・ライフのおおよその目安のガソリン代は、年間走行距離6000kmで試算すると約60,000円かかるといわれています。
乗り方や型式ごとに燃費が違いますので、あくまで参考程度にしてください。
2：税金
ホンダ・ライフに年間でかかる税金は軽自動車税です。平成27年4月1日以後に最初の新規検査を受けた自家用軽自動車の税金は、10,800円となります。
ここで注意する点は、新車登録されてから10年以上経っていると20%税金が上乗せされることです。
ライフはもう新車販売されておらず、中古車しか存在しないため、新車登録から何年経っているか購入時に確認しましょう。初年登録から10年以上経過しているライフの税額は12,900円となります。
出典：平成28年度から軽自動車税の税率が変わります｜総務省
3：保険の料金
自動車保険は任意保険と自賠責保険がありますが、どちらも車を維持するのに大切な保険です。
自賠責保険の加入は義務であることから、車を購入した場合に加入しなければいけません。
任意保険はユーザーの年齢などの条件や希望する補償内容により金額が変わりますが、事故を起こした時に充実した補償を受けられるので加入しておくと安心です。
出典：自賠責保険（共済）とは？｜国土交通省
4：車検の費用
車検とは中古車が2年に1度受けなければならない点検のことです。
車検は基本車検料、法的費用、その他諸経費を含め、最低でも約70,000円かかります。ここにパーツの交換が含まれるとさらに費用がかかる可能性があります。
パーツの交換は主にブレーキパッド、タイヤ、エンジンオイル、エンジンオイルエレメント、バッテリー、ラジエーター液などが多いようです。
出典：自動車検査・登録ガイド｜国土交通省
5：駐車場の代金
自宅の立地の都合上、駐車場を借りなければならない場面が出てきます。
都市部と地方では駐車場代金に違いが出ますが、月間約10,000円と考えると、年間120,000円と高額になってしまいます。
ただ、ライフは軽自動車であるため、立体駐車場も余裕をもって駐車できます。安い所を探して契約するのも1つの手でしょう。
中古車のライフにかかる年間維持費
ここまで、ライフにかかる維持費についてお話ししてきました。
ライフの維持費は購入した人の年齢条件や生活状況によって変わりますが、目安として算出した金額の合計は約250,000円です。
自動車税、車検代、自賠責保険、ガソリン代、駐車場代などが維持費として年間でかかります。さらに、上記で明示した金額にオイルエレメントやパーツの交換代金など、予期せぬアクシデントのために予備費を用意しておく事をおすすめします。
中古車のライフの歴代モデル5つとその燃費
1974年に一度姿を消したものの、1997年～2014年まで開発者やユーザー等の車の愛好家から親しまれたライフは、現在のN-BOXのような軽トールワゴンの礎にもなった車です。発売から引退まで5回のモデルチェンジを果たしています。
ここからは、1998年（3代目）以降の歴代モデルの詳細や中古車の燃費平均について解説します。
1：3代目ライフの場合
1998年10月に、軽自動車規格の改正が行われたことで発売可能になったのが、3代目ライフです。全長と全幅が拡大されたことにより車体が大型化しました。その結果、衝突時の安全性能が改良されました。
2000年には派生車種として、ターボエンジン搭載車両を発売し、男性ユーザーの増加に貢献しています。
出典：自動車規格変遷表｜一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
2：4代目ライフの場合
女性ユーザーの拡大を目指して開発され、2003年に発売したのが4代目ライフです。デザインを一新し、丸みのあるデザインは定評がありました。
軽自動車としては珍しくインパネシフトを採用し、使い勝手が良いモデルです。
燃費は約17.00km／Lから19.00km／Lまであり、グレードによって変わります。
3：ライフ DIVAターボの場合
2004年12月に特別仕様車として発売され好評だった「DIVA（ディーバ）ターボ」をカタログモデルとして追加したものです。
DIVA（ディーバ）はFグレードをベースにエアロパーツや専用のアルミホイール、特別外装色を実装したスポーティーグレードです。
燃費は約18.0km／Lで、現代では当たり前の燃費ですが、発売当時はコスパの良い燃費だったといえます。
4：5代目ライフの場合
5代目ライフは最終モデルで、2014年まで発売されていたモデルです。標準グレードの他にスポーツグレードもあり、運転のしやすさに配慮したモデルとなっています。
安全面での最大の特徴は、新機能として軽自動車では当時採用数も少なかったバックモニターを標準装備するなど、革新的技術を取り込んだ点です。
燃費より機能を重視したモデルのため、燃費が約19.0km／Lとなりました。
5：ライフパステルの場合
2008年11月7日に発売されたライフパステルは、運転のしやすさ・使いやすさ・居住性を追求した工夫が施されているモデルです。
具体的には全方位360度に対して良好な視界を確保しており、軽自動車初のバックモニター付きオーディオを標準搭載しています。
燃費は約21.0km／Lで、軽自動車のトップクラスの燃費の良さになっています。
中古車のライフの維持費を知ろう
軽自動者の登場から今のような売れ行きになるまでには、時間がかかりました。しかし、ライフは小回りの利きやすさや燃費の良さで軽自動車ブームを牽引しているといえます。
気軽に購入できるライフは維持費も約30万円ほどと比較的安く、費用を抑えられる車です。中古車のライフに興味をお持ちの方は、この記事を参考に購入を検討してみましょう。
