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中古でセダンを買うならこの車種がオススメ!

トヨタ クラウン

年々、市場がシュリンクしているセダン。トヨタ・マークⅡ時代から1968年の初代から長年愛されてきたマークXも2019年に生産を終えています。一方で、エンジンコンパートメント、キャビン、トランクがそれぞれ独立した3ボックスを基本とするセダンは、車内の静粛性が高く、ボディ剛性を確保しやすい、低重心で走りがいいなどの利点もあります。ハイブリッドなど電動化車両も多く、上質なカーライフを送るのなら検討したいジャンルといえます。

Chapter
トヨタ・クラウンは「先代の2016年8月の一部改良後モデル」がオススメ
トヨタ・マークXは「2016年11月のマイナーチェンジ以降」がオススメ
日産スカイラインは「現行V37型の2016年4月以降のモデル」がオススメ
ホンダ・グレイスは「2017年7月のマイナーチェンジ以降のDAA-GM4、DAA-GM5」がオススメ
マツダ3(アクセラ)セダンは「先代の2017年のマイナーチェンジ以降」がオススメ

トヨタ・クラウンは「先代の2016年8月の一部改良後モデル」がオススメ

トヨタ クラウン

高度成長期には年を重ねて経済的な余裕が生まれると、より高いクルマに買い替える、というカーライフを送る人が多くいました。7代目クラウンの「いつかはクラウン」というキャッチコピーはこうした流れを象徴する言葉でしょう。現在は、免許証取り立てでも乗る若い人もいるかもしれませんが、やはりある程度年を重ねた層に人気です。
2018年登場の現行型は、「TNGA(GL-A)」プラットフォームを使い、全幅を1.8mに抑えることで、国内専用モデルならではの配慮が施されています。

先進安全装備の搭載と比較的価格がこなれているのが先代。「ピンククラウン」でも話題を集めた14代目(S21)は、2016年8月の一部改良において、ミリ波レーダーと単眼カメラで検知する「トヨタ セーフティ センスP」を全車に標準装備。若々しいスタイルなら「アスリート」、コンサバティブなイメージなら「ロイヤル」、より高級感を重視するなら「マジェスタ」がオススメ。
パワートレーンはハイブリッドのほか、アスリートには2.0Lターボが設定されていて、軽快な走りが楽しめます。

トヨタ・マークXは「2016年11月のマイナーチェンジ以降」がオススメ

トヨタ マークX

チェイサー、クレスタ(ヴェロッサも含む)を含めたマークⅡ3兄弟のバトンを受け継ぐ形で登場したマークXは、初代登場の2004年から生産終了の2019年までトヨタのFRアッパーミドルセダンを支えてきました。4.8mを切る全長と1.8m以下の全幅という日本でも取り回ししやすいサイズに、FRらしい回頭性の高さ、爽快な走りが印象的でした。

中古車で狙うのなら「トヨタ セーフティ センス P」が全車標準化された2016年11月のマイナーチェンジ以降のモデルを条件としたいところです。ブレーキ制御機能付レーダークルーズコントロールも用意され、快適なロングドライブを享受できます。
パワートレーンは2.5L V6、3.5L V6が設定され、燃費は若干前者が上回ります。豪快な加速を堪能するのなら後者が適任。また、4WDも設定されるため、雪国でもマークXらしいハンドリングの良さを味わえます。

日産スカイラインは「現行V37型の2016年4月以降のモデル」がオススメ

日産 スカイライン

ほぼ国内専用モデルであるトヨタ・クラウン、生産終了になったマークXに対して、日産を代表するセダンであるスカイラインは、北米などにも展開されている世界戦略車です。
現行型のV37型は全長4810×全幅1820×全高1440mmで、全幅が1.8mを超えるため、マンションの駐車場などでは入庫できないケースもありそう。また、全高がやや低く、後席の頭上の余裕はそれなりですが、逆に流れるようなボディラインが目を惹きます。
2019年のマイナーチェンジで「プロパイロット2.0」をハイブリッドに標準装備し、405ps/475Nmを誇る3.0L V6エンジンを積む「400R」を追加するなど、同社のスポーティセダンを牽引しています。

先代となるV36型もタマ数はまずまず多いようですが、2006年発売だけに比較的走行距離が延びているケースが多そうです。狙いたいのは現行型で、2014年2月の発売時は、前方衝突予測警報や後側方衝突防止支援システムが設定されていましたが、一部改良を受けた2016年4月以降のモデルに「エマージェンシーブレーキ」などが設定されていますので、同装備搭載車を条件として購入したいところです。

ホンダ・グレイスは「2017年7月のマイナーチェンジ以降のDAA-GM4、DAA-GM5」がオススメ

ホンダ グレイス

2020年7月に販売を終えた5ナンバーサイズセダン。日本のセダン市場は、とりわけコンパクトモデルの苦戦が続いていますが、取り回しのよさ、高いボディ剛性感による走りや静粛性の高さはグレイスからも十分に感じられます。
ハイブリッド専用(1.5L SPORT HYBRID i-DCD)として2014年12月に発売され、翌年には200万円を切る1.5Lガソリンも加わっています。また、430Lというトランク容量が確保され、コンパクトながらも高い積載性も備えています。

軽快な走りを披露する1.5Lガソリンエンジン車も美点ですが、34.8km/L(JC08モード)の低燃費と高い静粛性が魅力の1.5Lハイブリッドの買い得感の高さが目を惹きます。2017年7月のマイナーチェンジを機に、誤発進抑制機能をはじめとした先進安全装備の「ホンダ センシング」が設定されましたので、同装備搭載車がベストな選択です。また、ニーズに応じてFFと4WDもガソリン、ハイブリッド共に用意されています。

マツダ3(アクセラ)セダンは「先代の2017年のマイナーチェンジ以降」がオススメ

マツダ MAZDA3

車名をMAZDA3(セダン)に変えた現行型は、マツダ第7世代の第1弾として発売されています。MAZDA3はファストバック(ハッチバック)のイメージが強いかもしれませんが、セダンも専用デザインが与えられ、スタイリッシュな仕立てになっています。
パワートレーンは、2.0Lガソリン、1.8Lディーゼル、新世代ガソリンの2.0L(SKYACTIV-X)が設定されています。

現行型のMAZDA3(セダン)であれば、全車に先進安全装備が標準装備されています。価格的にこなれている先代のアクセラ(セダン)を狙うのなら、2017年のマイナーチェンジで先進安全装備の「アイ・アクティブセンス」が標準化されたので、それ以降のモデルがオススメです。
街中中心であれば1.5Lガソリンでも十分ですが、1.5L、2.2Lのディーゼルエンジンはよりトルクフルで走らせやすく、低燃費なのも魅力。なお、トヨタ製ハイブリッドを積むアクセラハイブリッドはタマ数が少ないので、ディーゼルエンジンがベターな選択といえます。

レクサス LS500h

セダンが減っているといっても、ほかにもレクサスLS、GS、IS、ESなどをはじめ、トヨタ・プレミオ/アリオン、ハイブリッドのカムリなど、トヨタ勢の充実ぶりが目を惹きます。ホンダもセダン化されたインサイトのほか、2020年2月にフルモデルチェンジを受けたアコード、クラリティPHEV、レジェンドなどがあります。
なお、シビック(セダン)は2020年8月に生産終了になり、ホームページからも記載がなくなっています。また、マツダにはMAZDA6(アテンザ)セダン、SUBARUにはレガシィB4、インプレッサB4などがあります。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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