車を買い換えるタイミングはいつ？車の買い替えでおすすめなタイミング4つ
車の買い替えを考えて、どのタイミングが適切なのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
実はこの車の買い替えには、最適なタイミングがあります。
買い替えの時期によっては、車の購入費用を抑えることが可能です。
車の買い替えを検討するなら、最適な時期はいつなのかを把握しておく必要があります。
そこでこの記事では、車の買い替えでおすすめなタイミングと、買い替え前に準備すべきことについて解説します。
この記事を読めば、お得に車を買い替えられるようになるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
車は買う時期によって値段が変わる
車の価格は、時期によって変動しています。
そのため、車を購入するタイミングをよく考慮すると、お得に車を購入できるでしょう。
車は、決して安い買いものではありませんし、人生で数えるほどしかない機会です。
以下では、お得に車を買い替えるためにおすすめのタイミングと、買い替え前に準備すべきことを詳しく解説します。
車の買い替えでおすすめな4つのタイミング
では、車の買い替えにおすすめなタイミングは、以下の4つです。
1: 決算時期の前
2: 走行距離
3: 車検前
4: 価格変動の前
1: 決算時期の前
車の買い替えでおすすめなタイミングの1つ目は、「決算時期の前」です。
決算は、販売店側が1台でも多く売りたい時期であり、とりわけ力を入れています。
そのため決算期を迎える3月と9月に毎年セールが実施され、通常より安く車を購入することができます。
そのため、決算期、または中間決算期の前が、車の買い替えにおすすめなタイミングといえます。
2: 走行距離
車の買い替えでおすすめなタイミングとして、「走行距離」を考慮することが挙げられます。
例えば、軽自動車であれば10万キロ、普通自動車であれば15～20万キロが目安とされています。
これには、「性能の劣化」と「買取価格の下落」が大きく関係しています。
もちろん、メンテナンスの程度も関係するため、一概に走行距離だけでその車のコンディションを判断できませんが、走行距離が多いと車は消耗し買取金額は下落します。
3: 車検前
車の買い替えでおすすめなタイミングの3つ目は、「車検の前」です。
車検後に買い替えをすると、買取価格が優遇される可能性がありますが、車検費用を超えて査定金額が高くなることはありません。
車検には、法定費用を合わせて10万円前後の費用がかかるため、車検のタイミングで買い替えることでその費用を節約できます。
車検は新車で購入した場合、最初は3年、あとは2年おきになります。
車の買い替えでおすすめなタイミングとして、車検の「3年目」「5年目」「7年目」「13年目」について解説します。
新車購入から3年目
「新車購入から3年目」は、まだ市場価格が高い状態にあります。
一般的に新車購入から3年以降は、モデルチェンジやマイナーチェンジを迎え、市場価値は半分ほどになるといわれています。
また、メーカーの一般保証は「新車から3年」となっていることが多く、保証が切れる時期にもあたります。
そのため、新車購入から3年目をひとつの目安として考えるとよいでしょう。
新車購入から5年目
「新車購入から5年目」は、多くの方が買い替え時期としてます。これは5年を過ぎると、メーカーの特別保証が期限切れとなり、2回目の車検で多くの消耗品交換を交換する可能性が高いからです。
また一般的に、この時期に車を売却すると、新車購入時の2～3割の価格で売却できるとされています。
仮にいま乗っている車を新車購入時の3割の価格で売却できれば、これから購入する車の費用をかなり賄えるためおすすめです。
新車購入から7年目
「新車購入から7年目」を迎えると、車のさまざまな部分で消耗や劣化が見られるようになります。
同時に車の市場価格もどんどん下がっていく時期です。 車の価値が下がり切る前に買い替えたいなら、最後のチャンスともいえます。
新車購入から13年目
「新車購入から13年目」は、自動車税と自動車重量税が増税されます。
また、経年劣化による故障や大きな部品交換など、整備費用もさらにかかります。
これはかなり大きな出費となるため、13年目を買い替えの目安と考えることができるでしょう。
4: 価格変動の前
車の買い替えでおすすめなタイミングの4つ目は、「価格が変動する前」です。
例えば、新型モデルが発表されると売却価格に大きく影響します。
しかし、車種によっては新型モデルよりも旧型モデルの方が、人気が高い場合もあります。
そのようなときは、新型の発売で一時的に落ちた査定額が回復する可能性もあるため、売却を1年間程度待ってみるのも良いでしょう。
特に、人気の車種や希少性が高い車は、中古車市場で価格が高騰することもあります。自分の車が人気車なのかを確認しておきましょう。
車の買い替えをする前に準備するべきこと6つ
車の買い替えをする前に準備するべきことは、以下の6つです。
1: ローンの確認
2: 自動車税の納付の確認
3: 買い替え時に必要な書類
4: 買取価格の相場を調べておく
5: 車の売却手続き・購入手続きを行う
6: 購入する車の見積もり
1: ローンの確認
買い替え前に準備すべき1つ目の点は、「ローンの確認」です。
車のローンが残っていても売却は可能です。その旨を買取業者に伝えることで、買取金額から残りのローンを返済してくれます。
そして、返済した残金を新しい車の購入費用にあてられます。
しかし、買取金額でローンを返済できない場合は、基本的に残金を一括で支払う必要があります。
業者によっては新しい車にローンを上乗せできるサービスもあるため、確認しましょう。
2: 自動車税の納付の確認
2点目は、「自動車税の納付の確認」です。
自動車税は滞納が2年を超えてしまっている場合、車の所有権だけではなく預金や給与等の財産一般について差し押さえの可能性があります。
当然、車の所有権が他者となっている場合、名義変更などの手続きができません。
ですから、自動車税が納付されているか、未納分はないかを確認することが大切です。
3: 買い替え時に必要な書類
車の買い替え前に準備すべき3つ目の事柄は、「買い替え時に必要な書類」です。
ここでは、「普通自動車の買い替えに必要となる書類」と「軽自動車の買い替えに必要となる書類」について解説します。
普通自動車の買い替えに必要となる書類
普通自動車の買い替えに必要となる書類は、以下の5つです。
1: 印鑑証明書
2: 自動車検査証（車検証）
3: 自賠責保険証
4: 委任状
5: 車庫証明書
このほかに「実印」が必要になります。 印鑑証明書や実印は、自分で用意しなければなりませんが、残りは販売店が用意してくれるでしょう。
車庫証明書の取得は警察署の窓口で申請をおこないますが、販売店に代行を依頼できる場合もあります。
軽自動車の買い替えに必要となる書類
軽自動車の買い替えに必要となる書類は、以下の5つです。
1: 自動車検査証（車検証）
2: 自賠責保険証
3: 委任状
4: 車庫証明書
5: 住民票
このほかに「認印」が必要になります。 軽自動車は普通車と比べて、実印や印鑑証明書が必要ありませんが、代わりに「住民票」が必要です。
4: 買取価格の相場を調べておく
車の買い替え前に準備すべき4つ目の事柄は、「買取価格の相場を調べておく」ことです。
つまり、いま乗っている車を手放した場合、いくらになるのかを把握することで次の車の予算が立てやすくなります。
また、車を手放す際、下取りに出すのか、中古車販売店などに売却して買取してもらうのかの目安になるでしょう。
まずは買取価格の相場を調べて、情報を把握することをおすすめします。
5: 車の売却手続き・購入手続きを行う
車の買い替え前に準備すべき5つ目の事柄は、「車の売却手続き・購入手続きを行う」ことです。
これらは同時進行で行う必要があるので、それぞれの流れを把握しておきましょう。
とくに、売却先と購入先が違う場合、タイムラグが生じると任意保険の車両入替などがスムーズにいかないケースもあります。
売却と購入の手続きをトータルで考えておき、スムーズに手続きができるようにしておきましょう。
6: 購入する車の見積もり
車の買い替え前に準備すべき6つ目の事柄は、「購入する車の見積もり」です。
可能なら複数の店舗で見積もりをとってもらうとよいでしょう。
とくに、「諸費用」と呼ばれる部分は販売店によってかなりの違いがあります。
そのため比較検討に、複数の店舗で見積もりを取ることをおすすめします。
おおよその見積もり額だけでも知りたいという場合は、インターネットでできるシミュレーションを活用するとよいでしょう。
車の買い替え時に最適なタイミングを知ろう
車の買い替えには、適切なタイミングがあります。
その機を逃してしまわないように、必要な手続きや書類の知識を身に付けておくことが大切です。
もし、タイミングよく買い替えを行なえれば、通常よりもお得に新しい車を購入できたり、古い車を高く売却できたりするでしょう。
車の買い替えで悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考に最適なタイミングを見つけてみてください。
