中古車が買いたくなる自動車WEBマガジン

中古でトヨタ・クラウンマジェスタを買うならこのモデルがおすすめ!

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目

トヨタの高級セダンであるクラウンの上位バージョンとして設定されていたのが、クラウンマジェスタです。

マジェスタとしては6代目となるS210系で姿を消し、現行型クラウン(S220系)でマジェスタ、アスリート、ロイヤルが統合され、その名は姿を消しています。

Chapter
初代はシーマの対抗馬として、クラウンとセルシオの間を埋めるモデルとして登場
中古車市場で意外に多いのが2004年登場の4代目マジェスタ
大排気量エンジンによる豪快な加速が楽しめる5代目

初代はシーマの対抗馬として、クラウンとセルシオの間を埋めるモデルとして登場

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目 Fバージョン

1991年10月に上位モデルとしてクラウンから派生したマジェスタは、日産のセドリック/グロリア・シーマの対抗馬として登場しました。
最上級セダンのセルシオとクラウンの間を埋める役割を担い、クラウンの上位グレードとしての地位を2018年にその名が消えるまでの間、6代、約27年間にわたって築き上げてきました。

初代は、セルシオ譲りの4.0L V8エンジンをはじめ、3.0Lの直列6気筒エンジンを搭載し、FRと4WDを設定。
1995年8月に全面改良を受けた2代目は、10代目クラウンとプラットフォームを共通化し、パワートレーンは先代から受け継いでいたものの、エアサスペンションに「スカイフック」と呼ばれる電子制御による減衰力の連続制御が盛り込まれていました。

1999年9月に誕生した3代目は、それまでのハードトップからセダンに変更。セダンらしい重厚感を備えています。
4.0L V8エンジンのほか、D-4と呼ぶ直噴の3.0L 直列6気筒エンジンを設定、燃費にも配慮されていました。

中古車市場で意外に多いのが2004年登場の4代目マジェスタ

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目

街中などで今でも時々見かけるのが、2004年7月に発売された4代目でしょう。「ゼロクラウン」のコピーで知られる12代目をベースに、上位モデルにふさわしい内外装や走り、快適装備などを用意。
なお、フロントグリルのエンブレムは、クラウンの王冠ではなく、「トヨタ」マークが与えられています。

4代目には、レーダークルーズコントロール(低速用)が採用されていて、先進安全装備やドライバーサポート機能が早くもこの時代から用意されていました。
また、ボディサイズは、全長が5m、全幅が1.8mに迫るなど、国内向けの最上級セダンらしい堂々たる車格が与えられています。エンジンは、4.3L V8のみで豪快な加速フィールが身上です。

大排気量エンジンによる豪快な加速が楽しめる5代目

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目

2009年3月登場の5代目マジェスタは、ホイールベースを75mm延ばして、後席足元空間を大きく広げています。
走りも4代目よりもグッと洗練されていた印象で、4.6L V8は347PS、4WDに組み合わされる4.3L V8は、280PSを発生。

4.0Lを超えるV8という大排気量エンジンの豪快な加速が5代目最大の魅力といえるでしょう。さらに、トランスミッションも主力のFRモデルは8速AT化され、加速フィールもスムーズになっています。

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目

6代目は、2013年9月にデビュー。アスリート、ロイヤルよりもホイールベースを75mm延ばすことで、後席の足元スペースを拡大。
新世代の直噴技術であるD4-Sが採用された3.5L V6とFR用ハイブリッドが組み合わされたことで、JC08モード燃費18.2km/Lという低燃費を実現しています。

先進安全装備も盛り込まれていて、斜め後方からの接近車両を知らせるブラインドスポットモニターやLEDハイビーム時に遮光範囲を自動調整するアダプティブハイビームシステム付ヘッドライト、ミリ波レーダーによる衝突被害軽減ブレーキなどが採用されています。

トヨタ クラウンマジェスタ 6代目 Fバージョン

中古車市場で人気を集めているのは、2004年7月登場の4代目です。ドレスアップのベース車として絶大な支持を集めていて、市場にもドレスアップ、カスタマイズ済みの個体が多く出回っているようです。
スタイリングが気に入れば手を出してもいいかもしれませんが、走りや快適性の面では相応の覚悟が必要なのはいうまでもありません。

一方、世代的に価格はまだ高めですが、最終となった6代目の先進安全装備や快適装備は現代でも通用する充実ぶりですので、走行距離が短い良質な個体を狙うのが無難といえるでしょう。歴代の中でも最も良好な実用燃費も期待できます。
13年超が対象となる例の自動車税増額からも6代目ならまだ回避できます。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

ドリキン土屋圭市MC!

チャンネル登録はこちら

もっとみる 車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

カテゴリー

注目タグ

車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

デイリーランキング

2024.04.26UP

最新記事