車検切れの車でも売却できる？売却時の注意点や対処法3つをご紹介！
この記事は、車検が切れた車の売却を考えている人に向けた内容となっています。
売却価格に与える影響や、売却する際の注意点、少しでも高く売るためにやっておくべきことを記載しています。車検切れの車を売ろうか悩んでいる人は必見です。
- Chapter
- 車検切れの車でも売却できる？
- 車検切れが売却価格に与える影響
- 車検切れの車は公道を走行できないことに注意
- 車検切れの車を売却するための対処法3つ
- 車検切れの車を高く売却するためにできること4つ
- 車検切れの車の売却について知ろう
車検切れの車でも売却できる？
車検が切れる時期を目安に車を売りたいと考えているけれど、車検が切れた状態の車は売却価格にどれほど影響があるのか、そういった疑問を持つ人は少なくないでしょう。
そこで、車検切れの車は売却価格にどれほど影響が出るのかを解説します。
車検切れが売却価格に与える影響
車検切れの車の買取価格は、車検が残っている車と比較しても大差はありません。
理由としては、買取業者は利益が出るよう様々なルートで販売を確保しており、仮に海外に輸出した際に、日本が定めている車検制度は関係がなくなるからです。
また、国内で販売する場合においても、店舗で展示している段階で車検が切れてしまう可能性も出てきます。以上のことから、車検が切れているからといって売却価格が不利になることはないでしょう。
車検切れのまま長期間放置するとマイナス評価の場合も
車がどんなに綺麗な状態でも、車検が切れた状態で年月が経つと査定額はどんどん減少してしまいます。
車検が切れた状態のまま一年以上が経過してしまうと、長期的に車が作動しておらず、部品が錆びついたり劣化してしまっている可能性が高いため、査定評価がマイナスになりやすいでしょう。
車検を通して売却すると損をする？
査定士が車を査定するポイントは、事故歴、修復歴や外装の傷など車本体の価値に関わる部分となります。そのため、車検を通してから査定をしたところで、わずかな金額しか上乗せしてもらえないでしょう。
また、車検費用に加えて印紙代、重量税、保険料などが加わるため、かなりの費用が必要となります。
以上のことから、車検を通すことによって逆に損をしてしまうので、車検が切れた状態のまま査定に出したほうが賢い選択と言えるでしょう。
車検切れの車は公道を走行できないことに注意
車検切れの車を運転することは、法律により禁じられています。違反した場合は無車検運転となり、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらに違反点数6点をもらうことになります。
また、車検切れの車は自賠責保険が切れている可能性が高いため、もし事故を起こした場合には多額の賠償金を支払うことになるでしょう。
参考：無車検運転の罰則と罰金・違反点数
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-musyaken-muhoken/
車検切れの車を売却するための対処法3つ
車検切れの車を査定に出す場合、そのままの状態では公道を走行できないので、別の方法を考え実施し、査定士に車を見せる必要があります。
では、車検切れの車を売却するためにはどのように対処すればいいのか、対処法を3つご紹介しましょう。
仮ナンバーを発行する
仮ナンバーとは、車検切れの車が何らかの理由で公道を走らなければならないときに、市区町村から臨時に貸し出してもらえるナンバープレートのことです。
仮ナンバーがあれば一時的に走行が可能であり、取得手数料も安価なため、無駄な出費を抑え車を買取店に持っていきたい人にオススメの方法です。
レッカーで移動する
車検切れの車の移動にレッカーを利用する場合、基本的にはそのまま運んでもらうことはできません。
レッカー移動の場合、後輪が地面に接地してしまうので、公道を走行していると同じ扱いと解釈されるため、断る業者が多いです。
どうしてもレッカーで移動したい場合は、仮ナンバーを取得してから依頼する方法があります。ただし、レッカー移動の費用は業者によってバラバラなうえ、仮ナンバーの取得費用もかかりますので、費用の計算が難しい事が難点と言えるでしょう。
出張買取をしてもらう
仮ナンバーを取得して買取店へ車を移動させる方法もありますが、取得までに時間がかかるうえ、安価ですが費用も発生します。
できることなら面倒を避けたうえで、無車検車売却を行いたいと考える人は多いでしょう。
こうした手間を省けるように、車買取店のほとんどが出張買取を実施しています。出張料金が無料の店舗も多数存在しており、顧客はわざわざ足を運ぶ必要なく車を売ることができるので、コスパと利便性が抜群の方法と言えるでしょう。
車検切れの車を高く売却するためにできること4つ
車検切れの車は普通の車と比べ、売却価格に大きな差がないのであれば、できる限り高く買い取ってもらいたいと考える人は多いでしょう。
車検切れの車を少しでも高く売るためには、いくつかの方法があります。そこで、車検切れの車を高く売却するためにできることを4つご紹介しましょう。
車内をきれいにする
車の内装は、外装以上に重視されます。外装をいくら綺麗にしたところで、内装が汚ければ次の購入者に薦められず、売りづらくなってしまうため、査定評価が下がってしまうでしょう。
そのため、外装以上に内装の掃除を重視して実施することが大切です。
内装を綺麗にする際に重要なポイントは、臭いになります。 タバコやペット等の臭いが染みついたままだと、本人は気にせずとも自分以外の誰かが車に乗り込んだ場合、気になってしまう可能性があり、査定価格に影響します。
車を査定してもらう前に、消臭スプレーなどを利用して臭いを完全に消しておきましょう。
付属品を揃える
車の付属品というのは、スペアキーや取扱説明書、整備手帳など車の維持管理に必要なもののことです。
付属品が揃っていない状態だと安心感が薄まり、次の購入者に買取を疎遠されてしまう可能性があるので、査定額は大きく下がってしまうでしょう。 車を少しでも高く売るためにも、付属品を全て揃えてから査定を行うことで売却価格アップにつながります。
純正パーツを装備する
純正品が使用されている車は、様々な人からでも平等に評価してもらえるため、適切な価格で査定してもらうことができます。
車用品には多種多様なパーツが存在しており、自分好みにカスタマイズして運転する人も少なくはありません。純正品と比べて車の性能が上がっていたり、見た目が良くなった場合があったとしても、あくまで本人の評価なので適切な査定をしてはもらえないでしょう。
一括査定を利用する
一括査定を利用すると、複数の店舗から見積額を提示してもらうことが可能です。自分の納得する額を提示した店舗を複数個所決めて、実際に査定してもらうことで高額の見積もりが期待できるでしょう。
仮に、査定してもらった際に自分の納得がいかない額だった場合は、他店の見積額を提示することで競争させることができ、査定額のアップにつながります。
車検切れの車の売却について知ろう
以上の記述から、車検が切れた車でも問題なく売却できることが分かりました。
注意点としては、車検が切れている状態で公道を走行することは法に触れることになりますので、上記に記載した方法などを利用して、買取店に査定してもらうことになります。
また、少しでも車を高く買い取ってもらいたいのであれば、車内清掃や一括査定など、できることを実施していきましょう。
