7年落ちの車でも売却できる理由4つ｜高額査定になりやすい車の条件も紹介

更新日：2021.04.08

車買取

日本の車は壊れにくく車検3回目の7年落ち前後でも高く買取してもらえることが多くなってきました。
7年落ちでも高く買取してもらえる理由や、高額の査定をしてもらえる車のポイントなどを知っていると便利ですので、わかりやすく紹介していきます。

Chapter: 7年落ちの車は売却すべきか？; 車の寿命はいつ？; 7年落ちの車でも売却できる理由4つ; 7年落ちでも買取価格が高くなりやすい車の条件5つ; 7年落ちの車を売却する時のポイント4つ; 7年落ちの車を売却するなら一括査定がおすすめ

7年落ちの車は売却すべきか？

7年落ちの車は3回目の車検を迎える年になり、そのまま乗りつぶすか、最後の売却の時期にもなるのでなるべく良い条件で買い取りに出すかの判断が重要です。
売却の時期は車検のある3年目、5年目、7年目が目安ですが、7年をこえると車検代、故障時の修理代などの出費が増える傾向にあります。車両状態が芳しくない場合、査定額が大きく下がるタイミングにもなりますので、7年目の車検を迎えるころが良いといわれています。

車の寿命はいつ？

車の寿命が10年10万キロといわれていたのは一昔前の話で、寿命というよりは買い替えのタイミングの目安に使われています。

一般財団法人自動車検査登録情報協会の統計によると、2019年の時点での平均使用年数が13.26年で、走行距離では一般的には10万から15万キロです。しっかりメンテナンスして部品があれば、20万キロの走行も可能と言われていますので、本当の意味ではメーカーが部品の供給をやめた時が寿命ともいえるでしょう。

参考：自動車検査登録情報協会、平成31年版わが国の自動車保有動向を発表 - 一般財団法人自動車検査登録情報協会
参照：https://www.airia.or.jp/news/r5c6pv000000ogsr.html

7年落ちの車でも売却できる理由4つ

7年落ちの車でも売却できる理由は、「7年落ちなら売却価格が下がりきっていないことが多い」「人気のない車種でも低価格な中古車として販売できる」「部品やパーツ自体に需要がある」「海外に輸出している中古車販売店がある」などが挙げられます。
上記の理由により7年落ちの車でも売却できる可能性があるということです。それぞれのポイントについてもう少し詳しく説明していきます。

そもそも7年落ちなら売却価格が下がりきっていないことが多い

車の売却では、年式と走行距離のバランスが大切で目安は、1年で1万キロ程度です。
7年落ちの場合、走行距離7万キロ前後のため、売却価格が下がりきらない状態で売れるでしょう。また、きちんとメンテナンスしていれば7年落ちでも、さらに好条件で売却できる可能性があるでしょう。

部品やパーツ自体に需要がある

7年落ちの車でも売却できる理由の一つに、部品やパーツの需要があることがあげられます。特に海外では日本車の中古部品の需要が高く、動かなくなった車まで売却できるので、車を持っているユーザーにはうれしい時代でしょう。
国内でも製造が終わった車の部品や、安価で修理するための部品としての需要があります。

海外に輸出している中古車販売店がある

日本車は中古であっても燃費が良く、壊れにくいうえ、安全装備がついていて、価格の割に品質が良いという魅力があります。そのため、海外では需要があり、日本には海外に輸出する目的で買取を行っている業者がいます。
また、日本で使用された中古車の多くは海外の中古車と比べると、車両の状態が良くメンテナンスが行き届いているうえに、比較的走行距離も少ないので人気があります。

7年落ちでも買取価格が高くなりやすい車の条件5つ

7年落ちでも買取価格が高くなりやすい車の条件があります。 車を売却するときの判断材料にもなるので、ぜひ押さえておきましょう。具体的な内容を紹介しますので、参考にしてみてください。

走行距離が10万キロ未満の車

かつては走行距離が10万キロ以上の車は痛みが激しく、値段がつかないといわれていましたが、最近の車は耐久性がアップしており、10万キロ以上でも買い取ってもらえるようになりました。しかし、車検4回目の9年目を過ぎるとよほどの人気車でない限り、大きく買取価格が下がるため、10万キロ未満で売却するのが良いでしょう。
また、10万キロをこえるとさまざまなパーツの交換や修理が必要となり、その整備費用を見込んだ買取価格になるため、さらに安くなってしまいますので、なるべく早く売却するようにしましょう。

オリジナリティのある車

オリジナリティのある車は、7年落ちでも買取価格が高くなりやすい傾向にあります。ライバル車が少なく、その分野での選択肢が少ないためです。
例えば、オフロード車というジャンルは人気のある車種ですが、もともとの新車販売台数が少なく、買ってからも長く乗り続ける人が多いので、中古車市場での在庫が不足しています。そのため、需要と供給のバランスの関係で買取価格が高くなっているのです。

市場に出回りすぎていない車

買取価格には需要と供給の関係が大きく関わってきます。新車時に爆発的に売れたような車は、中古車市場にも多く出ており買取価格が安くなる傾向にあります。そのため、世の中に出回っていない車ほど、買取価格が高いといえるでしょう。
新車時にはあまり売れず人気のなかった車でも、生産が終わった後に中古車として人気が出た場合、供給が少ないため買取価格が上がることもあります。

東南アジアや中東などで人気のある車

英語でcross country vehicle（クロスカントリービークル）という名称の、日本ではクロカンと呼ばれている悪路でも走れる頑丈なモデルの車は人気があります。東南アジアや中東などで人気があるため、7年落ちの車でも高く買い取りしてもらえるのが理由としてあげられます。

日本の中古車市場でのニーズが高い車

ファミリー層に人気の国産の高級ミニバンなどは、中古車市場でも需要が多いので7年落ちぐらいまでは高い買取価格を出されやすいです。広い室内空間、家族全員がゆったり乗れる乗車定員の多さなどが選ばれる理由です。人気車種なので新車で買うとなると高価な車が多いため、中古車市場でいつまでも価格が崩れません。
このように、国内市場で売れる可能性があるかどうかも、買取価格が高くなりやすい車の条件です。

7年落ちの車を売却する時のポイント4つ

7年落ちの車を売却する時には、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。せっかく車を売るのであれば、高く買い取ってもらうに越したことはないです。少しでも高く売れるように、以下で紹介する内容を参考にしてみましょう。

車内をきれいにする

ボディと車内をきれいに掃除しておくと、査定額が上がるという話がありますが、正確にはきれいだからという理由で価格が上がることはありません。なぜなら、買取したあと業者の手で洗車や清掃をするからです。
それでもきれいにしておいた方が良いのは、査定士の心象がよくなるので汚れが原因で金額が下がる可能性が低くなるからです。

純正オプションを持参する

純正オプションがある場合は、評価の対象になり買取価格が上がる可能性があります。そのため、外しているものがあれば探してでも持参すると良いでしょう。
純正オプションは、車の製造時に取り付けるので納車した後から新たに取り付けることは困難なため希少価値が高く、買取時に好条件となるポイントだといえます。

買取と下取りについて

買取の場合、車の状態やオプションの有無、ボディカラー、年式、走行距離までしっかりと考慮してから価格を算出します。対して下取りは、新しい車を買ってもらうための交渉の材料として、新車の価格から値引きするイメージなので手間がかかりません。
下取りの場合は、査定額がそのまま車の購入額に割り当てられることや、ニーズに左右されることなく査定額が決まってしまいプラスになることが少ないことから、車を高く売りたい場合は買取を選ぶと良いでしょう。

一括査定を利用する

車の一括査定とは、車の情報をホームページなどから入力して、提携している複数の会社から相見積もりをもらうサービスのことです。同じ7年落ちの車でも、会社によって査定額に差が出ることがあります。想定していたよりも高額な査定が出ることもありますので、相見積もりを受けておくと良いでしょう。
しかし、実際に店舗に持っていって見てもらうには手間がかかりますので、一括査定サービスの利用を検討してみましょう。

7年落ちの車を売却するなら一括査定がおすすめ

7年落ちの車の売却について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
現在では車の性能が良いため、7年落ちでも十分売れる可能性があります。しかし、3年落ちや5年落ちと比べると、買取価格は下がっていますので、少しでも売れるようにこの記事で紹介した内容を参考にしてみてください。
また、昨今注目を集めている一括査定を利用してみるのもおすすめです。複数の会社から相見積もりを取り、可能な限り高く売れるように工夫してみましょう。

車は下取りと買取どちらに出すべき？買取の4つのメリットやデメリットを解説

車を高額で買取してもらうポイント12選｜下取りとの違いもご紹介

走行距離10万キロを越えた車を売却する方法は？高く売却する5つのポイント