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こだわりのヴィンテージカー(旧車)を探すなら

トヨタ 2000GT ボンドカー

根強いファンの多いヴィンテージカー(旧車)は、世界的に取引価格が高騰しています。ルノー 4(キャトル)やBMC ミニといった普段使いもできるモデルから、モーガン・ケーターハムのように半世紀以上同じ作り方をしておりいまだに新車として手に入るモデルまで、おすすめのヴィンテージカーを紹介します。

※2014年12月11日時点

Chapter
いま甦る昔の輝き
トラックや商用車は希少性が高い
実際買うならどんなクルマ?おススメのクラシックカー

いま甦る昔の輝き

日産 スカイラインC10型

輸入車に乗ることが「身近な異文化交流」だとすれば、ヴィンテージカー「価値観の異なる時空をまたぐ時間旅行」のようなものと言えるかもしれません。

ヴィンテージカーとは、本来、戦前のクラシックカーの中でも特に高性能であったり、デザインの美しさや車種自体の希少性、レーシングカーであれば戦績、その車が持つストーリー、そういうさまざま要素から価値が決められる車たちのことを指しています。

しかし時代が流れ、戦後の車両も十分に古く希少価値が増すにつれて、”ヴィンテージ”という表現は広く使われるようになりました。

自動車ですのでタイヤは4本付いていますし、エンジンもあります。しかし、その車が登場した時代背景や、製造技術も現在とはまったく違います

いまよりももっとプリミティブかつ、ずっと手間をかけて造られていました。逆に現在ではもはや造ることができないモデルさえあるのです。

そういうものを通して、現代の自動車にはない魅力に浸り、時代を超えて出会うことに感謝し、それまで大切に乗り継いでこられたオーナーの愛着をより身近に感じられればなによりだと思います。

総じて人気が高い、クラシックカー・ヴィンテージカー市場

確かに工業製品としてみれば、数十年前の中古車、かもしれません。しかし、コレクターと呼ばれる人たちは世界中に多数いるものです。

そういう人たちが欲しいのは、その美しい外観であったり、または紆余曲折を経て世の中にふたたび出てきたと言うエピソードだったりするのです。

それはもはや、自動車の体をなした「美術品」や「古文書」と言ってもよいかもしれません。

世界的に景気が持ち直していることもあってでしょうか、クラシックカーやヴィンテージカーと呼ばれる車の取引価格は高騰しています。懐かしい、思い出深い、ひと目ぼれしてしまったなど、古いモデルはできるだけ早めに入手したほうがいいかもしれません。

トラックや商用車は希少性が高い

日産 サニートラック

新車や高年式の商用車は、最低限の機能しか付いていないこともあり、乗用車仕様より安価であることが珍しくないでしょう。しかしながらこうした商用車は酷使され、そのまま解体されてしまっており、一部が残されているだけですので低年式の商用車はかなり貴重であるといえるでしょう。

スーパーカーではなくバンやトラックがあったら、ちょっと細かいところまで見てみると興味深い説明書きや、懐かしいディーラーのシールなど、いまのセンスとは異なるポイントを見つけることができるかもしれません。ぜひ注目してみましょう。

日本で身近なクルマと言えば、日産のサニートラック。小さなボディで使い勝手のいいトラックとして、かつては日本中で走り回っていました。

そして、クラス唯一の車種だったため生産終了後は、トラックとしてのみならず、昔のスタイルを残す旧車(クラシックカー)として人気が出ました。いまでも大切に乗っている人が結構多い車種です。

実際買うならどんなクルマ?おススメのクラシックカー

トヨタ 2000GT ボンドカー

ヴィンテージカーを見ていると、人の手のぬくもりを感じ、いまどきのモノ作りにはない暖かさ、独特の雰囲気に魅了されます。

いつしか「自分でも乗ってみたい」と思ったりするかもしれません。なかなか不便なこともあるかもしれませんが、それもヴィンテージカーの味のひとつだと思います。

その際に注意することは「車種以上にお店選びが大事」ということや、現代の自動車ならなんでもないことでも「根を上げるかもしれない車であることに対する忍耐と、大きな器、広い心」ではないでしょうか。

メンテナンスフリーと言うわけにもいきませんが、馴れてくれば自分でできることもあるでしょう。

しかしはじめのうちはやはりショップに頼ることも必要です。そのショップのスタッフの方のキャラクター、人柄、あなたとの相性はいいでしょうか?長い付き合いになるでしょうから、実は腕のよしあしと並んで大事なことかもしれません。

気に入った車両があったら、そういう車両を良く扱っているお店をチェックしましょう。実際にお店に行く前に在庫の顔ぶれなどである程度好みや、趣味趣向もわかるかもしれません。なんだかよさそうだなと思ったら遊びに行ってみるといいでしょう。

そして欠かせないのが忍耐力。クラシックカーなどは多かれ少なかれ思い通りにはなりません。でも愛情をもって接すると、案外応えてもくれたりします。ぜひ忍耐力をもって接してください。

そんな中おススメのクラシックカー&ヴィンテージカーは、ルノー4(キャトル)、BMC ミニ、メルセデス・ベンツ W123、フォルクスワーゲン ビートル(タイプⅠ)といったあたりでしょうか。

こういうクルマがガレージに納まっていたら、それだけで楽しいに違いありません。

いまも作っている「クラシックカー」

じつは、かなり少ないですが、クラシックカーと言うレベルで長きにわたって製造していて、いまなお新車で購入できるモデルがあるのです。

イギリスのモーガンとケーターハム社はもう半世紀以上同じ手法で車作りを行っています。

エンジンだけは最新のものを使用していますが、基本設計は昔ながらのもので雰囲気的に最高です。

ただ流通量が少なく、新車といっても、納期が長かったりして、入手しやすいとはいいにくい車種なのです。そういうときに中古車は大変いい選択肢であると言えるのではないでしょうか。

趣味性の高い車種ですので、乗りっぱなしでメンテナンスされていないようなクルマは少ないでしょう。

そして個体ごとの品質にも差が出る可能性の高いので、中古車のほうがエンジンに当たりがついて好都合と考えることもできるでしょう。

そしてこうしたクルマは、自然と得意とする、販売実績の多いショップに集まる傾向があるのです。そういうところで購入するとオーナー同士の交流、お店との関係も密に取れたりするものです。ですので、是非こうした車を購入する場合に中古車を活用してみてはいかがでしょうか。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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