中古でトヨタ・レジアスエースを買うならこの車種がオススメ!
トヨタ・レジアスとレジアスエースは、バッジ違いの兄弟車で、2020年4月に受けたハイエースの一部改良に伴い、ネッツ店専売モデルだったレジアスエースは販売を終了しました。トヨタの全店舗、全モデル販売(併売)という施策によるものです。
しかし、中古車市場には、比較的多くの物件が残っていて、ハイエースを中古で狙う際は、当然ながらレジアスエース(その逆も)も選択肢に入れたいところです。
レジアスエースはバンのみ ワゴンやコミューターの設定はなし
レジアスエースは、バン、ウェルキャブを設定し、バッジ違いの兄弟車として、ネッツ店専売モデルとして販売されていました。ワゴン、コミューターは用意されていません。
いわゆる「はたらくクルマ」としてのニーズを満たすモデル。なお、ハイエースと同様に、乗用的なニーズにも応えています。
その一例として、関連会社のトヨタモデリスタインターナショナル(当時)が「モデリスタ」ブランドからカスタマイズパーツ、コンプリートカー(メーカー完成品)の「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター)」を2017年11月に発売するなど、キャンピングカーのベース車、趣味の自転車などを運ぶトランスポーターとしてなど、はたらくクルマ以外の遊びグルマとしても活躍しています。
初代は、1999年7月に登場しました。ハイエース・シリーズの一部改良に伴い、当時のトヨタビスタ店専売車種としてレジアスエースのバンが設定されます。
ボディは標準とロング版があり、ルーフは標準のみでした。
中古車市場にも初代レジアスエースの物件数は比較的多く、走行距離の短い個体も見受けられます。
ただし、時代(世代)的には衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備は未設定で、こうした点は織り込み済みで狙うことになります。
オススメは全方位進化した2代目 先進安全装備は、2017年一部改良時に搭載
2004年8月にハイエース、レジアスエースの全面改良で2代目にスイッチ。
先述したように、ビスタ店とネッツ店が統合された野を機に、この2代目はネッツ店専売モデルになっています。
ハイエースとしては5代目となる現行(200系)型とバッジが異なる兄弟車になります。
レジアスエース(バン)は、ボディ長はロングとスーパーロングを設定し、ボディ幅は標準とワイドを用意。ルーフは、標準とハイルーフのみで、ミドルルーフの設定はありません。
スーパーロング仕様は、当時の小型商用車の4ナンバー枠でトップとなる荷室長3000mmを誇り、はたらくクルマとしてはもちろん、多様な趣味などに対応しています。
エンジンは、2.5Lディーゼルターボと2.7Lガソリンターボが新たに搭載されたほか、2.0Lガソリンを設定しています。
2007年に初のマイナーチェンジを受け、環境対応が図られた高性能3.0L直噴ディーゼルターボエンジンが設定されたのをはじめ、フロントグリルやシート表皮(トリコット)のデザイン変更が施されています。
さらに、2010年7月と2013年11月のマイナーチェンジを経て、2017年11月の一部改良時に衝突被害軽減ブレーキを含む「トヨタ・セーフティ・センスP」やトランクションコントロール、横滑り防止装置などが標準装備されています。
選ぶ際は、ニーズに合わせて標準かロングボディ、標準幅かワイドボディかなど、ボディタイプを決める必要があります。
ボディ長はロングが人気で中古車市場の多くを占めています。
また、レジアスエース(ハイエース)は、ドレスアップ(カスタマイズ)のベース車や車中泊仕様としても根強い人気があり、選ぶ際はより細心の注意を払いたいところです。
また、走行距離が短いモデルから、長い距離を走っている個体までほかの乗用系モデルよりも幅が広いのも特徴で、走行距離を重ねた個体でも年式が新しい場合は、意外なほど高値安定になっています。
予算が許せば「トヨタ・セーフティ・センス」などの安全装備が充実している2017年11月の一部改良後を狙いたいところです。