リセールバリューが高い車を選ぶポイント7つ|リセールバリューの調べ方も紹介
リセールバリューという言葉はご存じでしょうか。車を購入する際に重視しておきたい項目の1つです。
リセールバリューの高い車にはいくつかポイントがありますのでそちらを紹介していくとともに、調べ方やなぜリセールバリューが重要なのか紹介していきます。
車のリセールバリューとは?
みなさん、リセールバリューという言葉はご存知でしょうか。
車に詳しい方はよく聞く言葉だと思いますが、それほど詳しくない方や車に乗らない方はあまり馴染みがないでしょう。
リセールバリューとは、再販(転売)価値のことで、中古車販売などでよく使われる言葉です。
一般的に3年から5年後の車の予想価値のことをいい、所有車を下取りなどに出すときに、新車価格から下落率が低いものを、「リセールバリューが高い」と言います。
リセールバリューが高い車がいいのはなぜ?
リセールバリューが高い車は、次に車に別の乗るときにコストが下がります。つまり高く売れると、車を買うときの実際に支払う額が減るということです。
そのため乗りつぶすまで車を替える余裕がないというなら話は別ですが、数年おきに新車に乗りたいと考えているのであれば、リセールバリューが高い車がおすすめです。
車のリセールバリューはどのように決まるのか?
では車のリセールバリューはどのように決まるのでしょうか。
例えば、中古車の中でも人気が高いものや、中古車市場への流通台数が少ないものなどはリセールバリューが高くなります。ただ、高級だから、みんな乗っているからという理由だけでは高くならないので、きちんとポイントをおさえておく必要があります。
リセールバリューが高い車を選ぶ際のポイント7つ
車を購入する際はリセールバリューも大事であることを紹介しました。
それではリセールバリューが高い車を選ぶにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。7つポイントを挙げて紹介していきます。
購入者の幅が広い車にする
高級車などの乗る人を選ぶような車は中古車の購入希望者が少ないのが現状です。中には、燃費が悪かったり、税金が高いものもあるので、リセールバリューが低くなることがあります。
そのため、幅広い層が購入できるような車を選ぶといいでしょう。
長年人気の車にする
どれだけ新車が出ても、ずっと愛されている車がいくつかあり、例えばトヨタの車などが挙げられます。これらのミニバン、ハイブリッド、コンパクトカーはどれも比較的購入しやすく人気なため、中古車でも乗りたいという人が多いようです。
出典:ラインアップ|トヨタ自動車株式会社
参照:https://toyota.jp/
希少価値のある車にする
生産数が少ない限定車や競合車がないものは中古車市場への流通台数が少ないため、リセールバリューが高くなります。特にスポーツカーが多く、日産のスカイラインなどがその例です。
出典:スカイライン|日産自動車株式会社
参照:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline.html
海外でも人気があるタイプの日本車にする
先ほど挙げたトヨタは、頑丈なのと日本車ということで海外からも人気があります。また、ハイエースやスポーツカーのGT-R、初期のロードスターなどは10万キロを超えていてもリセールバリューが高いようです。
日本車というだけでも海外では人気ですが、特にトヨタは海外でも広く知られているのでおすすめです。
モデルチェンジの時期をチェックする
モデルチェンジの時期はしっかり調べておくといいでしょう。
モデルチェンジ後は旧モデルの中古車市場への流通台数が増えるので、次のモデルがしばらく出ない車はリセールバリューが高くなります。
カラーはパールホワイトか黒にする
車のカラーは、派手なものより、パールホワイトか黒にしましょう。
同じ人気車種でも色で査定額はかなり変わってきます。派手な色だと抵抗がある方が多いのであまり好まれません。
メーカーによっては推している色がありますが、一般的に需要がある色にするのが無難です。
標準装備のオプションは外さないようにする
標準装備のオプションは統一感があり、純正品なのでそれだけで価値が上がります。
例えば、バックモニター、サンルーフ、電動スライドドアなどが挙げられます。また先進安全技術はこれから先必須となってくるのでつけておいたほうがよいでしょう。
車のリセールバリューを調べる方法
リセールバリューが高い車の特徴を挙げていきましたが、具体的にどのくらいの金額になるのか気になるとでしょう。
車種や年式によってもちろん変わってきますが、メーカーや中古車のサイトなどで簡単に調べられるので紹介していきます。
メーカーの査定シミュレーションで調べる
お目当ての車があれば、メーカーの査定シミュレーションを使ってみてはいかがでしょうか。
下取りシミュレーションができるメーカーもありますが、もしない場合は、車の支払い方法を残価型クレジットでシミュレーションするとリセールバリューを知ることができます。
残価型クレジットは数年後の買取価格が保証されていて、その買取価格を引いた額を毎月支払うというものなので、特定のメーカーまたは車種を新車で乗りたいという方や毎月の出費を抑えたいという方にはおすすめです。
車の買取相場サイトで調べる
今乗っている車の買取価格を知りたい場合は、中古車の買取相場が載っているサイトで調べることができます。買い取り業者を何社も比較できるものもあるので、そちらも活用するといいでしょう。
また新車を購入するのにいくつか候補があるけどどの車がいいか迷っているという場合もおすすめです。
所有車をできるだけ高く売りたいという方や、購入に迷っていて複数の車を比較したいときはいくつか相場を見て検討してみるのがいいでしょう。
購入する際はリセールバリューが高い車を選ぼう
この記事では、リセールバリューという言葉の意味やリセールバリューが高い車が良い理由などを紹介しました。
新車を購入する際は、メーカーや外装、アクセサリーなどにこだわりを持つ方も多いでしょうが、リセールバリューを調べておくことも大事です。
特にご家族がいる方は将来子供が増えたり大きくなったりすると、車の大きさを変えなければならなくなってしまうこともあるので、買い替えたいというときにリセールバリューが高いほうが出費もおさえられます。
メーカーや車のタイプによっても価値は変わりますが、少しでもお得に乗りたいという方は、傷がついたり壊れたりすると価値が下がる可能性もあるので大事に乗りましょう。
リセールバリューの高い車などもたくさんあるので、今まで、買取価格をそれほど気にせず、好きな車に乗りたいと購入していた方も将来、乗り換えるときや売るときのことも考えて、重視してみてはいかがでしょうか。