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ローンが残っている車は売却できるの?ローン中の車を売却する5つの方法

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ローンが残っている車も所定の手続きを踏めば売却することが可能です。売却をすることはできますが、所有者が誰になっているか確認したり、名義変更の必要があったりと、ポイントを押さえる必要があります。今回はローン中の車を売却する方法についてまとめました。

Chapter
ローンが残っていても車は売却できるの?
ローン中の車を売却する場合に気を付けること
他人名義のローン中の車を売却する5つの方法
ローン中の車を高額売却する5つのポイント
ローン中の車を売却する際はよく考えよう

ローンが残っていても車は売却できるの?

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ローン返済中の車であっても引っ越しにより車が不要となったり、仕事で荷物の積載が増えて買い替えが必要になったりする局面が出てくるでしょう。しかし、ローン返済中の車は、途中で売却できるのでしょうか。本記事ではローン中の車の売却について紹介していきます。

基本的には売却することはできる

結論から言うと、ローンが残っている場合でも車を売ることは可能です。しかし、車両の契約状況によって手続きが異なっているので、注意すべき点を押さえておく必要があります。具体的にどんなことに気を付けたらよいか、以下にまとめます。

ローン中の車を売却する場合に気を付けること

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ローンが残っているときの売却は、車の所有者が誰になっているかにより必要な手続きが異なってきます。 車は所有権が1名に定められています。車を実際に利用している人=使用者、契約時の所有権を持つ人=所有者となり、使用者と所有者が異なる場合もあるので注意しましょう。ローン契約中の場合は、自分以外の方が所有者になっている場合が多いため、車の所有者が誰になっているか調べる必要があります。

車の所有者が誰になっているかを確認する

車のローンを組んでいる場合、他人名義になっていることがほとんどです。所有権を確認する際には、車検証を見てみましょう。所有者・使用者の欄に情報が記載されています。ローン購入で残債がある場合は、支払い終了まで所有者は販売店であるディーラーやローン会社、クレジット会社名が記載されています。

他人名義のローン中の車を売却する5つの方法

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このように他人名義となっているローン中の車を売却する場合、自分で名義変更を行う、業者に代行してもらうなどの手続が必要です。 また、売却金額が残債より多いか少ないかによって方法が異なります。ローン中の車を売却する方法を5つに分類して説明していきます。

他人名義のローン中の車を売却する方法1:車の名義変更を行う

所有者が自分以外の場合は、名義変更を行わなければなりません。名義変更するためには、新たな所有者の方の住所を管轄する運輸支局にて手続きが必要です。自動車検査証、新旧の所有者の印鑑証明と委任状、納税証明書、譲渡証明書、新所有者の車庫証明が必要です。また、名義変更前に残債を返済しておく必要があります。

他人名義のローン中の車を売却する方法2:買取業者に代行してもらう

方法1では、自分で名義変更する場合の手続きについて記載しました。しかし、時間が無い場合や、自分で役所へ手続きしに行くのが面倒な場合は、買取業者やディーラーなどに代行してもらうことも可能です。

他人名義のローン中の車を売却する方法3:売却金額がローンより多ければ返済

車の見積もりを取ってみて、残りのローンよりも売却金額の方が高くなる場合には比較的売却が簡単に進められます。売却で手に入るお金を使って、ローンを完済することができるためです。買取業者やディーラーなどから売却金を受け取ってローンを返済した後、名義変更した上で車を渡す流れとなります。手続きについても買取店などが代わりに対応してくれるので手間もほとんどかからないでしょう。

他人名義のローン中の車を売却する方法4:売却金額がローンより少ない時は新たにローンを組む

一方で車の売却金額がローンを返済できるほど高くないというケースも起こり得ます。残りのローンを現金で支払えれば即解決ですが、ローン返済できない場合は別のローンの組み直しが必要となります。使用目的が限られないローンを使ってお金を調達し、不足分を充当すれば売却可能です。ただし、金利面では自動車ローンに比べて不利になる場合が多いので注意する必要があります。

他人名義のローン中の車を売却する方法5:残債上乗せサービスを使う

早急に車の買い替えが必要で、古い車のローンが支払い終わらない場合は、新車のローンにローン残高を上乗せできます。これを残債上乗せサービスと呼びます。 上乗せと言っても2つのローンを二重で支払うのではなく、古い車と新しい車のローン残高を合算し、ローンを1本化する方法です。上乗せすることで返済期限に余裕を持たせ、月々の支払額を安くできるメリットがあります。 しかし、月々の支払額が安くなってもローン総額はそのままです。ローンには金利も含まれるので、支払期間が長くなった結果、ローン支払いの総額が多くなることもあるため注意しましょう。

ローン中の車を高額売却する5つのポイント

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車の買い替えで新たにローンを組み直すとなると、返済が大変になってしまいます。できる限り、車の売却時にはローンの完済を目指し、高く売る方法を考えることが大事です。ここでは、ローン中の車を高額で売却するためのポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ローン中の車を高額売却するポイント1:一括査定を使う

ローン中の車を高額売却するポイントの1つは、一括査定サイトを使って、複数業者の相見積を取ることです。一度の情報入力で複数業者に査定を依頼することができますし、一番高い買取額を提示してきた業者に売却する方法もあります。 複数社の見積を参考にするため、極端に安く買い取ろうとする悪徳業者に騙されることがないのもメリットでしょう。

ローン中の車を高額売却するポイント2:買取業者の繁忙期に査定しない

車が多く売れる時期は引っ越しや異動が重なる3月と言われています。しかし、3月ちょうどのタイミングで査定に出すと、買取業者の繁忙期と重なり査定待ちとなってしまい、売りたい時期に車を売れない可能性があります。 余裕を持って2月頃に売却すれば、買取業者もまださほど混んでいませんし、買取業者としても事前に買い取った車を一番売れる3月に、店に出せるという利点もあります。ただし、このタイミングについては、こだわり過ぎるとデメリットにもなり得るので、頭の中に知識として持っておく程度に留めておきましょう。中古車は売るのを先延ばしにすればするほど、つまり古くなればなるほど買取価格は安くなるからです。

ローン中の車を高額売却するポイント3:中古市場が上がる時期を狙う

ポイント2で記載した3月以外にも9~10月は、中古車市場が上がる時期です。この時期はボーナスや会社の決算期とも重なることが多く、車を買い替える人が増えるためです。 そのため中古車買取店としても、多少査定額が高くなっても3月と9~10月には在庫を多くしておきたいという心理が働きます。中古車市場が上がる時期を狙って買取に出すことが3つ目のポイントです。

ローン中の車を高額売却するポイント4:オプションがついている場合アピールする

の買取金額には、装備も大きく影響します。特に査定が上がりやすいのは、後付けのできない純正オプションや装備です。 例えばブラインドモニター、衝突回避ブレーキなどの安全装備面のオプション、また純正のナビやETC車載器、サンルーフや本革シートなど、高級感をアップする内装オプションです。 他にも自動スライドドアやスマートキーなどの便利なオプションが付いている場合や、購入時に添付されていた取扱説明書や整備手帳(保証書)、スペアキーなどの付属品が丁寧に残されていれば買取額も上がります。 オプションがついている場合は買取業者に事前に伝えて、アピールしておくことも高額売却のポイントです。

ローン中の車を高額売却するポイント5:車のコンディションを整える

査定前に清掃しておくことも、業者の印象を左右しやすいポイントと言えます。査定でなくとも、汚れが目立つ車は良い印象を受けません。購入時からずっと丁寧な扱いをしていると認識してもらうためにも、車内外の隅々を綺麗に整えておきましょう。 社内清掃とあわせて、においについても気を遣うと良いでしょう。タバコやペットのにおいは、新しい使用者の購買意欲にも少なからず影響します。査定直前に消臭スプレーを使うだけでも印象が違ってきます。査定前に車のコンディションを整えて、万全な状態で臨みましょう。

ローン中の車を売却する際に考える5つのこと

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次は本当にローン中の車の売却が必要なのか考えてみましょう。 生活スタイルによっては車を売る必要がない方や、あえて車を持たない選択をする方が出てくることもあります。5つのチェックポイントをご紹介しますので、本当に車を売る必要があるのか見直してみてください。

ローン中の車を売却する際に考えること1

車を売る必要が本当にあるか 車を手放すと売却金も手に入りますし、保険などの維持費も必要なくなるという金銭面の利益があります。ローン中の車を売却した後に、車を持たないと考えている方は車を売却して後悔がないいか、もう一度考えてみて下さい。 自家用車に代わってタクシーやカーシェアリングサービスも充実していますが、レンタカーや車に乗るために、大通りやコインパーキングまで歩くのは大変です。 すぐにいつでも使えるといったメリットは自家用車ならではです。もう一度今すぐ車を売る必要があるか、生活に支障がないか、再確認してみましょう。

ローン中の車を売却する際に考えること2:ローンの残金

ローンの支払いが終わっていなくても車を売ることは可能とお伝えしてきましたが、ローンの残債が残っている車を売って新しい車に買い替える場合は、ローンの残金と買取査定額のバランスがさらに重要になってきます。 ローン残金より査定額が高い場合、ローンを完済できますが、ローン残金より査定額が低い場合、不足した分を補填しなければなりません。車以外にも家のローンがあったりした場合、家計を逼迫しかねません。今このタイミングで本当に売却する必要があるのか、ローンの残金と照らし合わせてもう一度確認してみて下さい。

ローン中の車を売却する際に考えること3:生活で車を使っているか

ローン中の車を売却後に乗り換えを考える場合、生活でどれぐらい車を使っているか見つめ直す必要があります。車がないと生活が不便な場所に住んでいる場合、燃費が悪い車を選ぶと、ガソリン代や保険費用などの維持費が増えていくばかりです。 燃費が良い車に買い替えることで、一時的にお金はかかりますが、日々かかる費用を最小限に抑えられるので、長い目で見ると費用を抑えられます。 反対に電車やバスが発達している地域に住んでいる場合は、車なしでも生活していけることでしょう。本当に買い替えが必要なのか、生活でどれぐらい車が必要なのかを軸として考えてみましょう。

ローン中の車を売却する際に考えること4:維持費を払う余裕があるか

ローン中の車を売却して買い替える際、購入時の費用やローンだけでなく、維持費を払い続けられるかを考えることも重要です。 車を持つことでかかる維持費はざっと考えても多岐に渡ります。自動車税や事故に備えた保険、また日々消費するガソリン代、車検やオイル、タイヤ代、修理代などです。これらの維持費を払える余裕があるかどうかも、売却時によく考えておくべき大事なことです。

ローン中の車を売却する際に考えること5:まとまった現金が必要か

ローン中の車を売却する際、ある程度の金額が必要になります。ローンの残債を支払う際にローンを組み替えるか、現金一括にするかよく考えてみましょう。 ローンで支払いをする場合は、現金が手元になくても車の買い替えができたりとメリットがありますが、支払総額のことを考えると現金一括でローンを完済してしまった方が断然お得になります。まとまった現金が必要かどうかも考えて、売却するかどうか再度検討してみましょう。

ローン中の車を売却する際はよく考えよう

車のローンが残ったまま売却するには、ローン残債や査定金額以外にも、売却後に買い替えをするのか、車を持たない生活にするのかなど、大局観で考えていかなければなりません。 ローン中の車を売却する際には、この記事で紹介した内容を参考に、じっくりシミュレーションしてみてください。

ドリキン土屋圭市MC!

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