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中古で日産・NV100クリッパーを買うならこのモデルがおすすめ!

日産 NV100クリッパー 3代目

現在、日産は三菱との合弁会社を設立し、軽乗用車のピュア電気自動車のサクラをはじめ、デイズやルークスを販売しています。

しかし、軽商用車はスズキから供給してもらったNV100クリッパーやNT100クリッパーを販売しています。

今回、中古車でオススメのモデルを紹介するのは、軽商用車の日産NV100クリッパーです。

NV100クリッパーは、N-BOXなどと同じような形をしていますが、積載性能を重視したエンジンを運転席下に置くキャブオーバーというタイプを採用しています。

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スズキエブリイのOEM供給車
毎日使うパートナーなので、安全装備を重視して選びたい
日産 NV100クリッパー 3代目

NV100クリッパーは、2012年~2013年11月まで販売された初代モデル。2013年12月~2015年2月まで販売された2代目モデル。そして2015年3月から現在も販売されている3代目モデルと3世代あります。

初代モデルは三菱から供給されたクルマでしたが、2代目からはスズキエブリイをベースとしたモデルとなっています。

中古車の流通台数は初代モデルが約130台、2代目モデルが約120台。

そして3代目となる現行モデルが約1,350台と各モデルの10倍以上の流通台数となっていますので、今回は3代目のNV100クリッパーの中古車のオススメモデルを紹介します。

スズキエブリイのOEM供給車

日産 NV100クリッパー 踏み間違い衝突防止アシスト

2015年3月から販売開始された3代目NV100クリッパーは、高い積載性や小回り性、使い勝手の良さなどが高く評価されてきた軽商用バンに、当時クラスで唯一となる「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進装備を採用したのが特徴です。

NV100クリッパーは、クラストップとなる荷室長1,910mm(旧型比+210mm:2名乗車時)、荷室高1,240mm(旧型比+45mm)、荷室幅1,385mm(旧型比+25mm:4名乗車時)を実現。

ビールケース、ダンボール、畳、パンケースなど様々なものを効率的に積載可能となりました。(数値はDX ハイルーフ車)

日産 NV100クリッパー 2015

さらに、クラストップの開口幅を誇るスライドドア、バックドアの開口部。そして、長尺物もラクラク積める助手席前倒し機構。

書籍や箱を手軽に収納できる「オーバーヘッドシェルフ」などの採用によって利便性が向上しています。

また、利便性を向上させるだけでなく、ボディの要所に高張力鋼板、超高張力鋼板を効果的に使用することで、衝突安全性や耐久性を高めながら、車両全体で40kg(DX 5MT車)の軽量化を実現し、燃費性能の向上に貢献しています。

デビュー当初、NV100クリッパーに搭載されているエンジンは、660ccの直列3気筒DOHC直列3気筒DOHCターボの2種類。

組み合わされるトランスミッションは直列3気筒DOHCエンジン車が5速MTと5速AGSというクラッチ操作とシフト操作を自動で行う新トランスミッションを採用。

一方のターボエンジンは4速ATとなっています。駆動方式は全グレードで2WDと4WDが用意されています。

日産 NV100クリッパー GX 2018

そして、先進の運転支援機能として、赤外線レーザーレーダーで前方の車両を検知し、衝突の危険があるとドライバーに注意喚起をするとともに、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害を軽減する「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」。

停止または約10km/h以下での走行中、強くアクセルを踏み込んだ際に急発進・急加速を抑制するとともに、ドライバーに危険を通知する「踏み間違い衝突防止アシスト」などを装備しているのが特徴です。

デビュー時のグレード構成はというターボ車はGXターボの1種類

一方の自然吸気車はベーシックグレードのDXDX GLパッケージGXと3グレードを設定。DXはハイルーフに加えて、全高を低く抑えた標準ルーフも用意しています。

日産 NV100クリッパー GX 2019

装備面では、DXに対して、DX GLパッケージはパワーウインドウを標準装備

GXはリアヒーターをはじめ、フルフラットシート、電動格納式リモコンカラードアミラーなど充実した装備が特徴です。

2019年の一部改良では、車線逸脱警報などの運転支援機能の充実を図っています。また、標準ルーフのDX、DX GLパッケージ、DX GL セーフティ パッケージのグレードで5AGSを4ATに変更しました。

日産 NV100クリッパー ZA1 2018

そして2021年の一部改良では、全車に「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」、「オートライトシステム」を標準装備とするなど、安全装備の拡充を図りました。

さらに、DX、DX セーフティパッケージに「パワーウインドウ」、DX GLパッケージに「電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドアンダーミラー付)」を標準装備するとともに、全車に「USB電源ソケット(2個)」を追加するなど、利便性を向上させています。

2022年4月の一部改良ではターボ車が廃止されました。

その一方でNV100クリッパー」のGXグレードのヘッドランプはハロゲンからキセノンに変更するなど安全性を向上しています。

毎日使うパートナーなので、安全装備を重視して選びたい

日産 NV100クリッパー 3代目

現在、約1,350台流通している現行型NV100クリッパーの中古車の平均価格は約86.4万円。価格帯は約18.8万~約305万円となっています。

160万円以上のプライスが付いている中古車のほとんどはキャンピングカー仕様となっています。

流通しているNV100クリッパーのグレード構成を見ると、ベーシックグレードの660DXが最も多く、次いで、DX GLパッケージが続いています。

ビジネスユースなので、シンプルで最低限の装備があれば良いというユーザーも多いことでしょう。

NV100クリッパーの中古車を購入するときに重視したいのは、運転支援システムです。仕事のパートナーとして毎日乗ることが多いクルマなので、ココはこだわりたいポイントです。

運転支援システムを重視すると、デビュー時でも踏み間違い防止機能はありますが、2019年の一部改良以降のモデルを狙うと良いでしょう。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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