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中古車のメンテナンス方法を徹底解説!|メンテナンスの依頼先についても紹介

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自動車には経年劣化する部品が多くあるため、中古車は新車以上に点検や整備が必要です。長くいい状態で乗るためには日頃の点検・整備がとても重要です。自分でできるメンテナンス方法からプロに任せる場合の依頼先まで具体的にご紹介します。

Chapter
中古車にはどんなメンテナンスが必要?
中古車のメンテナンスで気を付けたい「法定整備」
中古車のメンテナンス方法11選
プロに任せた方がいい中古車のメンテナンス
プロのメンテナンス依頼先5選
中古車のメンテナンスをしっかりと行って長く乗ろう

中古車にはどんなメンテナンスが必要?

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自動車は走行距離や経年により劣化する部品が多くなるため、中古車は新車以上に点検や整備が必要となります。点検や整備が行われないと、走行中に故障したり排出ガスの増加や燃料の浪費など、さまざまなトラブルが発生し事故にもつながり危険です。 中古車を長く良い状態に保つためには、日常的にユーザーが自分自身で行う日常点検整備に加え、専門的な知識や技術を必要とする定期点検整備、いわゆる「法定整備」が必要です。

中古車のメンテナンスで気を付けたい「法定整備」

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国土交通省によると、自家用乗用自動車は1年ごとに26項目、2年ごとに56項目点検する法定整備が義務付けられており、道路運送車両法及び自動車点検基準に基づいた整備を行う必要があります。 自分でメンテナンスするときは、各種必要な書類と新旧の自賠責証明書が必要になるため、車検を受ける前に自賠責の継続手続きを行う必要があります。専門的な知識や技術が必要となるため、国の認証を受けた整備工場に依頼する方法も1つの手です。

中古車のメンテナンス方法11選

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中古車をいい状態で長く使うためには、ユーザーが日々、車の状態に気を配り、日常点検し整備することが大事です。日々点検し、メンテナンスを行うことで快適な状態を保つことも可能になります。 また、メンテナンス方法には自分で行えるものがたくさんあり、それを知り実践していくことで、車の寿命が変わっていくでしょう。それでは、自分で行えるメンテナンス項目11選をご紹介します。

セルフメンテナンス項目その1:ワイパーゴムの交換 

ワイパーのゴム部分は摩耗します。そのまま使用すると、拭き残しが出てかえって外が見にくくなってしまう事態にもなり危険です。ゴムの部分だけを交換することもできますので、年に1度くらいの頻度で交換しましょう。また、ブレードごと交換することも可能で、この場合は取り外して付けるだけなので必要な道具もなく、より簡単に行うことができます。

セルフメンテナンス項目その2:ウォッシャー液の交換

ウォッシャー液は、フロントガラスの汚れを落とす洗剤です。ウォッシャー液が切れていると、走行中汚れが気になるときも使えないため、汚れが落ちず視界が悪くなります。替えのウォッシャー液さえ用意すれば、ボンネットを開け自分で簡単に補充することができます。とくに必要な道具もないのでとても簡単です。

セルフメンテナンス項目その3:ラジエーター液の補充

エンジンを冷却しオーバーヒートを防ぐため、またサビを防止するためにラジエーター液は一定量必要です。リザーブタンクの量が減っている場合は補充しましょう。補充するときに必要な道具は、ラジエーター液、水道水、バケツ、ジョッキ、タオル、手袋です。ラジエーター液を、雪がない地域では30%、北海道などの寒冷地では50%に薄めて用意し、キャップを開けて、リザーブタンクに補充します。

セルフメンテナンス項目その4:ライトの点検

ヘッドライトは夜間の運転に必要なものです。点検せずライトが切れたまま走行してしまうと、道路交通法違反にもなってしまいます。中古車では特にライトが弱くなっていないか、切れているところはないかを、夜間に車を停めた際にライトをつけた状態で目視しましょう。 交換は細かな作業やコネクターの接続などの作業があるので、業者に依頼することがおすすめです。

セルフメンテナンス項目その5:洗車

中古車の外装を保つために必要なのは、洗車です。特に、海沿いは潮風によって鉄が錆びやすくなり劣化の原因になるので、早めの洗車を心がけましょう。 ほかにも虫や花粉、泥などが付着してしまうと時間が経つと取れにくくなるので、専用洗剤なども使いながらこまめに行うのがおすすめです。洗車用のブラシ、車用洗剤、車のコーティング剤、鉄粉を落とす洗剤を用意しましょう。 自宅以外では、洗剤と水が出る場所で行うセルフ洗車や、機械を使用して洗車するオート洗車の方法もあります。

セルフメンテナンス項目その6:エアコンフィルターの交換

特に、中古車のエアコンフィルターは経年劣化しているので交換しないでいると、たまったホコリにカビが発生して臭いが出るようになります。また、フィルターの機能が低下し、空気の流れも悪くなるため、健康にも影響が出てしまう可能性もあります。 必要な道具は特になく、1,500円~2,000円程度で入手できるので、季節ごとに交換しましょう。

セルフメンテナンス項目その7:ファンベルトの確認

中古車のファンベルトは経年劣化によってベルトが伸び、キュルキュルと異音が発生してしまうことがあります。さらに、エンジンへの電気の供給が止まってしまうため急に車が動かなくなりとても危険です。ゴムの劣化は、ボンネットを開けるとすぐベルトがあるため、自分でも目視で確認できます。整備の際に確認してもらえますが、劣化を見つけた場合や走行距離が5万~10万キロの場合は早めに交換してもらいましょう。

セルフメンテナンス項目その8:エンジン音の異音確認

アイドリングの規則的なエンジン音ではない音が聞こえた時や、音のリズムに乱れがある場合は、何かトラブルが起きている可能性が高いため、注意が必要です。確認するときに必要な道具などはありません。大きな異音が聞こえた場合は、危険なこともあるので、すぐ安全な場所に停車して販売店などに連絡し、状況を正確に伝えるようにしましょう。

セルフメンテナンス項目その9:エンジンオイルの確認

エンジンオイルはエンジンを稼働させるたびに、摩擦や燃焼によって汚れます。汚れていることでエンジン機能が低下し、燃費が悪化します。 確認に必要な道具はペーパータオル手袋です。方法はボンネットを開け、色の付いたリング状のものが付いているオイルレベルゲージをゆっくり引き抜き、ペーパータオルで拭き取り汚れがあるか見ます。 さらに、先端のFとLのマークの間にオイルの跡の有無で、オイル量が適量か確認しましょう。

セルフメンテナンス項目その10:タイヤの空気圧の調整

中古車のタイヤには十分な空気が必要です。空気が足りない場合は、カーブでの安定性が下がるだけでなく燃費が悪くなります。空気圧を確かめるには、エアコンプレッサーチェック用の専用タンクを使います。足りない場合は、機械の数値を見ながら必要分を充填しましょう。 カー用品店やガソリンスタンドでは空気充填機があったり、専用タンクの貸出しのほか、使い方を教えてくれることもあるので、月1程度、立ち寄ったときなどに空気圧をチェックすることをおすすめします。

セルフメンテナンス項目その11:タイヤのスリップサイン確認

タイヤが摩耗すると、すり減って溝がなくなります。スリップサインとは残りの溝の深さが1.6㎜を示す目安です。1か所でも基準以下のところがあると整備不良になります。溝が浅くなると制動力が低下したり、路面の水をかき出す力が弱まってスリップしたり、止まりにくくなるでしょう。確認方法は、タイヤの溝内のプラットホームと比べて溝を目視するか、100円玉を溝にはめ、100円玉の1が見えたら溝が浅くなったとわかりますので、是非確認してみてください。

プロに任せた方がいい中古車のメンテナンス

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では、プロに任せた方がいいメンテナンスとはどういったものでしょうか。バッテリー警告灯、ブレーキ警告灯、エンジン警告灯で危険サインの赤が表示されている場合や、特に生死に関わるようなブレーキなどの一般のドライバーではいじれないような専門的な知識が必要な部分はプロに任せた方がいいでしょう。

プロのメンテナンス依頼先5選

通販型自動車保険の事故対応は本当に大丈夫?

では、実際にプロに任せる場合はどこに依頼したら良いのでしょうか。ここからは主な依頼先5つの解説や費用感、特徴が注意点についてご紹介します

メンテナンス依頼先その1:整備工場

気軽に立ち寄れる場所ではありませんが、あらゆる車に対応してくれます。整備工場では、すでに対応が終わっている廃版の車やカスタマイズされているような車にも対応可能です。また、技術力やスタッフ数に差があることが多いので、作業完了までに時間を要することがあります。なお、依頼するときの平均額は内容によって異なりますが、軽自動車で6万5千円程度、普通車は9万円程度です。

メンテナンス依頼先その2:ディーラー

メンテナンスや修理には、メーカー純正のものを使用してくれるので安心ですが、その分、値段が高めになります。しかし、メーカーの保証期間内であれば修理費用がかからず、部品の実費負担だけのこともあるので、保証をうまく活用することが大事です。あらかじめ予約して利用するようにしましょう。 また、車検を依頼する場合の平均額は、軽自動車が5万円~8万円程度で普通自動車が8万円~12万円程度です。

メンテナンス依頼先その3:フランチャイズ専門店

オイル交換、タイヤ交換を始め、簡単な修理や車検なども扱っています。利用する前には、いずれも予約しましょう。簡単な修理は扱いますがトランスミッションや駆動・電気系などの専門的な修理は、対応外となることがあるので確認が必要です。 また会員になると、オイル交換などの工賃が無料になるようなサービスもあります。依頼平均額は2千円~4千円で、車検は軽自動車で5万円程度、普通自動車で7万円程度です。

メンテナンス依頼先その4:ガソリンスタンド

タイヤ交換を始めとして空気圧のチェックや溝の状態の確認、オイル交換やバッテリー点検など、日常点検の延長にある気軽な相談ができます。依頼平均額は、2千円~4千円です。また最近は車検も扱っていて、軽自動車で4万5千円程度で普通車は6万円程度です。

メンテナンス依頼先その5:カー用品店

品揃えが豊富にあるため、品質や費用の選択肢が多いです。単純な部品交換やオイル交換は予約がなくても直接行けば対応してもらえます。 オイル交換、タイヤ交換を始め簡単な修理や車検なども扱っていますが、トランスミッションや駆動・電気系などの専門的な修理は対応外となることがあります。依頼平均額は2千円~4千円です。車検は、軽自動車で4万5千円程度、普通車で6万円程度です。

中古車のメンテナンスをしっかりと行って長く乗ろう

自動車は走行距離や経年により劣化する部品が多くなるため、中古車は新車以上に点検や整備が必要となります。自分でメンテナンスできる場合もありますが、プロに任せた方がいい場合もあります。 また、プロでも得手不得手の分野があるので、メンテナンスの目的に合った場所を選ぶことが大切です。自分でできる日常点検をしたり法定整備を依頼したりして、しっかりメンテナンスし長く快適に乗りましょう。

ドリキン土屋圭市MC!

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