車の維持費に含まれる項目5つ|中古車と新車の維持費に違いはある?
これから車の所有を検討し、なおかつ最低限度の資金について把握しておきたい方向けの内容です。
車の維持費に含まれる5つの項目や、中古車と新車の維持費の違いにも焦点を合わせて見ていきます。
車のオーナーに必須な費用・維持費を把握しておきましょう。
- Chapter
- 車の維持費はどれくらいかかる?
- 中古車と新車での違い
- 車の維持費に含まれる項目5つ
- 中古車を購入するメリットと注意点
- 新車を購入するメリットと注意点
- 中古車の購入に向いている人
- 新車の購入に向いている人
- 中古車と新車の維持費について知ろう
車の維持費はどれくらいかかる?
車の維持費は、一般的に年間5万円~10万円ほどかかると言われています。
車種・乗車頻度・扱い方によっても変わりますが、保険・税金・車検・駐車場・修理費などの費用が必要になります。
また、ガソリン代・高速道路利用料も必要になりますので、多くの出費が必要だということを想定しておいた方がよいでしょう。
軽自動車でも維持費は大きく変わりませんので、事前に予算を検討しておき、好きな車選びを開始しましょう。
中古車と新車での違い
これから中古車か新車を買う予定がある場合、費用面でどのような違いあるのか見ていきます。
車は大きな買い物です。買ってから維持して行くだけでもお金がかかります。
そのため中古車・新車を問わずに、余裕を持った維持と管理ができるよう、必要な資金の想定や準備をしておきましょう。
購入費用に圧倒的な差がある
車種にもよりますが、新車は数百万円以上、中古車は数十万円ほどで購入できます。
新車は一般的には2~300万円で購入できますが、型落ちしている中古車であれば50万円しないケースも多いです。
もちろんながら、モデルや人気によって価格は大きく異なります。
ですが、通例の購入時には100~200万円前後、購入費用に差が生じるのが中古車と新車です。
維持費はあまり変わらない
中古車と新車の維持費には、車検・修理・駐車場・保険・燃料・税金などが挙げられますが、大きな金額の差はありません。
車両の購入には大差が生じるのが中古車と新車ですが、維持に関してあまり差がないのです。
もちろん車の排気量・使用頻度によっても出費が異なるため、一概に言い切ることはできません。
少しでも安く維持したいのであれば、高燃費でオプションの少ないシンプルな車がよいでしょう。
車の維持費に含まれる項目5つ
中古車と新車には、必ず支払う費用があります。
購入した日からずっと必須となる項目ですので、車のオーナーになる人は資金の想定をはじめ、準備をしておきましょう。
車の維持費に含まれる項目1:税金
毎年5月に納める自動車税は、年間7,200円~50,000円ほどが必要です。
660CCの軽自動車がもっとも安く、排気量が大きい車は高い自動車税を納めることになります。
維持費に大きな影響を与える税金ですので、維持費を抑えて所有したい人は、排気量が少ない車の購入がおすすめです。
車の維持費に含まれる項目2:メンテナンス費用
車は中古車・新車を問わず、年間1~5万円ほどメンテナンスにお金がかかります。
扱い方にもよりますが、車検・オイル交換・タイヤ交換などのメンテナンスの頻度が高くなるでしょう。
使うオイルやタイヤによっても費用は異なります。
車の維持費に含まれる項目3:ガソリン代
レギュラー・ハイオクガソリンによって異なりますが、ガソリン代は日々の車の維持費用に含まれます。
ガソリン代は、車のオーナーにとっては大きな負担と言え、中古車はカスタムされていることもあって燃費が落ちている車両もあります。
新車は無理な走行をしなければ、メーカーが提示する燃費に近い状態を維持できるでしょう。
車の維持費に含まれる項目4:保険料
保険には自賠責保険と任意保険があります。
加入義務のある自賠責保険には、車種区分に応じて異なる保険料が定められています。
そして、強制ではない任意保険にも加入すると、プランによって2年で別途約40,000円前後~が必要となります。
自賠責保険のみで公道を走行する車両は少ないため、任意保険加入も検討しておくとよいでしょう。
車の維持費に含まれる項目5:駐車料金
地域にもよりますが、毎月数千円~5万円前後の駐車費が必要なケースもあります。
駐車場の費用は中古車か新車に関わらず必要となる費用です。
地方であれば広大な土地があるので無料で駐車できることもありますが、都会だと料金がかかる場合が多いです。
自宅に駐車スペースがある場合には不要ですが、毎月の駐車場代金は年間の維持費にすると多額になるケースも多いでしょう。
中古車を購入するメリットと注意点
中古車の購入には、メリットと注意する点があるので見ていきます。
これから中古車を買う場合、メリットだけではなくて注意点にも留意してから購入を決断してみましょう。
事前に把握しておくべき内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
中古車のメリット
購入価格が安く、昔のモデルでも入手できる点は中古車購入のメリットと言えます。
すでに廃盤となっている車でも、好きなモデルを探せる点は中古車購入時のメリットです。
なおかつ、プレミアなどが付かなかったモデルであれば、低価格で売られていることが多いです。
選択肢も豊富にあるため、中古車選びの際には多くのメリットを感じて楽しめるでしょう。
中古車の注意点
年式が古くて、購入後にも修理費がかさむ可能性が中古車にはあります。
中古車は、前の運転者の扱い方によって、機関が劣化している可能性があるため、新車とは違ってすぐに機関に不具合が生じることもあります。
異音がして走行に違和感を覚える中古車も多く、のちのち多額の出費をする可能性も潜んでいます。
走行距離・機関に留意してから中古車選びをするのが最善です。
新車を購入するメリットと注意点
外観・内装・機関の状態がよいことが新車を購入するメリットです。
中古車とは違ってクセがついていないのが新車ですので、オーナー独自でカーライフを深く楽しめます。
新車を購入すると得られるメリット、そして注意点を詳しく見ていきましょう。
新車のメリット
新車時はもっとも完調であるため、エンジンやミッションの調子が最高潮な状態と言えるでしょう。
なおかつ見た目のきれいさや、その時点の最新設計が導入されているため、ドライバーはこの上ない満足感を得られます。
人気車であれば、より一層愛着も深めていけるのが新車を購入するメリットの1つです。
新車の注意点
購入価格が高いという点は新車購入時の注意点です。
また、納車までの時間が長いこともあるので、急いでいる人には不向きです。
中古車の購入に向いている人
費用を抑えて車を購入したい人に中古車は最適です。
維持費は新車とあまり変わりませんが、中古車は初期費用とも言える購入資金をかなり低く抑えることが可能です。
手持ちの資金が少ない、もしくはローンを組めない人は、新車ではなく中古車の購入を検討するのがよいでしょう。
もしくは、旧車が好きな人にも向いています。現代にはないノスタルジックな外観の中古車は、今でも人気があります。
新車の購入に向いている人
資金が潤沢にあり、ローンを負担なく組めて維持費の出費にも余裕がある場合や、最新式の車に乗りたい人は新車の購入に向いています。
新車の購入には数百万円という大金が必要です。
現金一括で支払いができる人や、ローンを組めれば問題ありません。
そして、車に高い安全性を求めている人も新車の購入に最適です。
最新式の装備が整っている新車は燃費・走行性もよく、故障が少ないために魅力が多いでしょう。
中古車と新車の維持費について知ろう
車は中古車・新車を問わず、所有するとほぼ同じ維持費が必須です。
これから車の購入を検討する人は、所有後に当てはまる維持費の項目を把握しておきましょう。
固定費とも言い換えることができる車の維持費です。年間に換算すれば、維持費が数十万円以上という車もあります。
どうしても必須な出費でもあるため、中古車・新車の購入額と併せた資金の検討が重要です。
販売店で車種ごとに必須な費用を伺ってみましょう。