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200万円台で買う!おすすめ中古SUV7選

日産 エクストレイル

流行りの中古SUVのなかから、現在、200万円台で購入できるSUVを7台ピックアップしました。

年式やグレード、そして走行距離などの個体の状態によって価格はかなり前後しますが、おおむね200万円台で買える中古SUVは、コンパクトクラスからミドルサイズが中心となっています。

Chapter
現実的な選択肢として考える200万円のSUV
大人気レクサス RXも初代なら十分に狙える
悪路走破性の高さを享受できるスバル フォレスターは現行型も射程圏内
ヤリスクロスは新車の受注(生産)停止で 中古車市場へのさらなる影響も!?
日産 エクストレイルは先代モデルの良好物件が狙える
メルセデス・ベンツGLAは初代なら機会式立体駐車場に入庫可能
良好な物件も多く、価格もこなれてきたスバル XV
日本での全面改良を見送ったスタイリッシュなトヨタ C-HR

現実的な選択肢として考える200万円のSUV

スバル XV

流行のSUVの新車は、200万円台がエントリー価格になっており、人気モデルになれば300万円から500万円台。諸費用含めた乗り出し価格は、300万円から600万円というのが相場です。

とはいえ300万円以上のクルマは家計に大きなインパクトとなり、おいそれと手が出せないという人も少なくないはず。

それでも流行りのSUVに乗りたいと考えているなら中古車市場に目を向けてみましょう。そこでは200万円台で満足できるイケてるSUVがゴロゴロ見つかります。

そのなかから、自動車ジャーナリストの塚田さんに、いまおすすめの3台をピックアップしていただきました。

大人気レクサス RXも初代なら十分に狙える

レクサス RX 3代目

都市型SUVとして発売された初代レクサス RXは、2009年1月に誕生しました。

なお、これは日本における初代モデルで、北米では3代目。1998年に初代が、2003年には2代目がデビューしています。

周知のとおり、日本では、初代と2代目はトヨタ ハリアーとして発売されていました。

3.5L V6とモーターを組み合わせるハイブリッドのRX450h、3.6L V6エンジンを積むRX350を設定した初代レクサスRX(通算では3代目)。

リヤサスペンションにダブルウィッシュボーン、電子制御式エアサスペンションなども設定し、スポーティな走りと上質な乗り心地を謳っています。

19インチ装着車の「バージョンS」は、引き締まった乗り味になるものの、都市型SUVに相応しい洗練さを感じさせてくれます。

また、先進安全装備もミリ波レーダー方式の「プリクラッシュセーフティシステム」が採用されるなど、ブランドの名に恥じない充実装備も魅力。

初代RXも誕生からは15年、最後期型でも10年近い年月を経ていることもあり、200万円前後での物件数も多くなってきました。走行距離の短い個体もあり、買い得感が高くなっています。

悪路走破性の高さを享受できるスバル フォレスターは現行型も射程圏内

スバル フォレスター 5代目

全長4,640mm×全幅1,815mm×全高1,715mmというミドルサイズSUVのスバル フォレスターは、220mmという高めの最低地上高を備え、ラダーフレームのクロカン系4WDと遜色のないロードクリアランスが特徴です。

とはいえクロカン系4WDとは異なり、よじ登るような乗降姿勢にまでならないのも美点。

日常使いから、オートキャンプをはじめウインタースポーツやマリンスポーツなど、シーンを問わずストレスなく使えるユーティリティプレイヤーです。

200万円台で、走行距離2万km未満という低走行距離の現行型を見つけることができます。

人気グレードでおすすめなのは、2.0Lガソリン+モーターのハイブリッドを積む「Advance(アドバンス)」。

18インチタイヤ、先進安全装備のEyesight(アイサイト)も搭載。さらに運転支援の「アイサイトセイフティプラス」「ドライバーモニタリングシステム」も備わり、万がいちの事故への対応からドライバーサポートまで、ほぼ万全といえるグレードです。

ヤリスクロスは新車の受注(生産)停止で 中古車市場へのさらなる影響も!?

トヨタ ヤリスクロス G(ハイブリッド)

現在、型式指定の不正問題を受けて生産中止となっているトヨタ ヤリスクロス

Bセグメント級SUVであるため、日本の狭い道路や駐車場事情などでも取り回ししやすく、価格も手ごろということもあり、デビュー以来、高い人気を誇っています。

新車の受注停止の影響が中古車市場にどれくらい出ているかは現時点では判然としませんが、もともと長めの納期待ちということもあり、プレミアが付いている個体も多く、現在も新車価格を上回っている物件も多くなっています。

とはいえ、中間グレードの「G」、入門グレードの「X」を中心に高値安定傾向とはいえ、多少価格を下げている物件もあります。

装備的にはアルミホイールを履き、ステアリングヒーターや前席シートヒーターなどを標準化する「G」以上を狙いたいところです。

日産 エクストレイルは先代モデルの良好物件が狙える

日産 エクストレイル

2022年に全面改良を受けたばかりの日産 エクストレイル。現行型も中古車市場にも出回りつつありますが、まだ400万円台〜500万円台が中心となっています。

そこで狙いたいのは先代のT32型エクストレイル、登録未使用車や低走行距離の物件も多く揃っています。

最低地上高は195mm〜205mmで、フォレスターほどではありませんがアウトドアでも十分なクリアランスを備えています。

なおエクストレイルは2列仕様と3列仕様を設定していますが、3列目は乗降性も考慮するとエマージェンシーの域は出ません。中古車市場に出まわっているのも圧倒的に2列仕様が多くなっています。

2017年6月にマイナーチェンジを受けてプロパイロットに対応するなど、先進安全装備やドライバーサポート機能も強化されています。

ベストチョイスは2020年1月の一部改良後モデルで、「20Xi」と「20Xi HYBRID」はプロパイロットの精度向上など先進安全装備のアップデートが盛り込まれています。

パワートレーン別では、2.0Lの純ガソリンエンジン仕様の比率が高く、「20 Xi」を軸に探すのがいいでしょう。

メルセデス・ベンツGLAは初代なら機会式立体駐車場に入庫可能

メルセデス・ベンツ GLA

メルセデス・ベンツのコンパクトSUVであるGLAは、初代はベースのAクラスの背を高くしたような設計で、現行型はSUVらしい車高と車格が与えられています。

200万円台で手に入るのは、2014年5月デビューの初代で、走行距離の短い個体も流通しています。

初代の美点は、高さ制限1,550mm以下の機会式立体駐車場に入庫できる機動力の高さ。

全幅は1,805mmで、幅1,850mm以下のマンションなどの駐車場にも駐車できます。

いっぽうで、最低地上高は150mmとSUVとしては低く、圧雪路などを走るぶんにはもちろん問題はほとんどないものの、SUVならではの高めのロードクリアランスを重視するのならネックになりそうです。

また、街中を中心とした使い方なら1.6Lの「GLA180」でもそれなりに走りますが、高速道路も使ってロングドライブを楽しんだり、4人乗車の機会が多く、さらに多くの荷物を積んだりするのであれば2.0Lの「GLA220(184PS)」、「GLA250(211PS)」を狙いたいところ。

なお、選べる駆動方式は180系とそれ以外で異なっており、180系がFFのみ、220と250系は4WDのみとなります。

「45 AMG」も設定されていますが、ほとんど出回っていないようです。

良好な物件も多く、価格もこなれてきたスバル XV

スバル XV

スバル XVは、現行型からはクロストレックを名乗っているスバルのコンパクトSUVです。

現行クロストレックの中古物件で、200万円台の値付けは散見される程度ですが、先代のXVであれば、タマ数も多く、いわゆる未使用車もかなり流通しています。走行距離が短く、価格も抑えられた個体も十分に狙えます。

XVは、スバルらしく200mmという十分な最低地上高に、同社自慢のAWDや先進安全装備の「アイサイト」を搭載。街乗りからアウトドアレジャーまで使い倒せる機能性の高さが美点です。

パワートレインには、1.6Lと2.0Lガソリンに加えて、マイルドハイブリッドの「アドバンス」を設定。

1.6Lエンジンは、街中でも登り坂になると、動力性能的に物足りない印象で、できれば2.0Lエンジン車を指名したいところです。

なお、マイルドハイブリッドの燃費面の恩恵は少なく、各物件の走行距離や状態などを優先したほうが無難です。

日本での全面改良を見送ったスタイリッシュなトヨタ C-HR

トヨタ C-HR

40プリウスに続き、TNGA第2弾として発売されたトヨタ C-HRは、コンパクトSUVを代表するヒット作になりました。

後方の視認性など、トヨタ基準を満たしつつも”攻めた”スタイリングは、近年のトヨタ車のなかでもインパクトがあり、ドレスアップのベース車としても絶大な人気を誇っています

街乗りを想定したシティ型SUVで、後席が狭いという声も聞こえてきましたが、じつは座ってみると、シートサイズや足元、頭上空間が極端に狭いワケではありません。

反面、後席は着座位置が低いのと、クーペ風味のデザインなどにより若干閉塞感があるのも事実。それでも子どもが2人いる家族でも十分に使える居住性や積載性は確保されています。

人気車種だけに物件数、つまり選択肢が多く残っているのも美点。2020年8月の一部改良でToyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)がアップデートされ、衝突被害軽減ブレーキや緊急時操舵支援機能、車線維持機能などの採用、機能強化が盛り込まれていてます。

パワートレーンは、1.8Lハイブリッドを中心に1.2Lガソリンターボも設定。燃費重視であれば前者を、軽快な走りであれば後者を選択すると良いでしょう。

先述したように、ドレスアップ済みの個体も多く、好みに合えば指名するのもアリですが、普段使いやキャンプなどのレジャーでも使うのであれば、ノーマルの個体がおすすめです。

マツダ CX-5 2代目

200万円台の予算は、年式や駆動方式にこだわらなければ輸入SUVも選択肢に入ってきますし、国産メーカーならミドルクラスの人気モデルが200万円台前半で狙えます。

ここで紹介したモデルはそのなかの一部で、中古車市場にはまだまだ掘出し物が埋もれています。気になる方はぜひ検索してみましょう!

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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