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中古でトヨタマークXジオを買うならこのモデルがおすすめ!

マークXジオ

トヨタマークXジオは、立体駐車場に対応したホンダオデッセイに対抗して登場した新感覚のワゴンで、セダン・ワゴン・ミニバンそれぞれの使い勝手を備えた「3モードキャビン」が特徴です。

3列シート仕様の6・7人乗りに加えて、5人乗りモデルも設定。エアリアルと呼ばれるスポーティグレードも用意されています。

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立体駐車場に対応した優れたパッケージングが魅力の7人乗り新感覚ワゴン
税金面とレギュラーガソリン仕様の2.4Lエンジン搭載車が狙い目

立体駐車場に対応した優れたパッケージングが魅力の7人乗り新感覚ワゴン

マークXジオ

ファミリーカーとして、安定した人気を誇っているのがミニバンです。ミニバンというと、まるでリビングルームのような広く快適な室内空間が特徴です。
しかし、都市部のマンションなどに多く存在している立体駐車場は1,550mmという高さに制限があることが多くミニバンが入庫できないということが多かったのです。

マンション住まいの子育て世代などから立体駐車場に対応した多人数乗車可能なモデルが欲しい!というニーズに応えて、トヨタマークXジオは2007年に登場しました。

セダンのマークXはFRの後輪駆動を採用していましたが、このマークXジオはFFの前輪駆動のレイアウトを採用しています。

マークXジオが登場した背景には、2003年に登場したホンダオデッセイの存在が大きいと言えます。
2003年〜2008年まで販売された3代目のオデッセイは、低床プラットフォームを採用したことにより、当時ミニバンとしては数少ない立体駐車場に対応したモデルでした。このオデッセイが都市部のマンションなどに住む子育て世代に大ヒット。その影響によって、すでにエスティマやアルファードなどミニバンの人気車種を抱えるトヨタはマークXジオを追加したのです。

マークX ジオは、「Saloon's Future」をテーマに、マークXの名にふさわしい洗練された高級感と優れたセダンの走行性能に加え、使用シーンに応じて自由にアレンジすることのできるミニバンの室内空間を備えた、新しいコンセプトのクルマとして開発されました。

マークXジオのボディサイズは全長4,695mm×全幅1,785mm×全高1,550mmで3列シートをもつミニバンながらセダンのような低重心を活かした高い走行性能を実現しています。

4+Free(フォー・プラス・フリー)」というコンセプトのもと、大人4人がゆったりとくつろげる「独立4座」と、使用シーンに応じて自在に変化させることができる「自由空間」を備えた新しい室内が特徴です。
これにより、キャビンを様々な形に変化させることができ、セダン・ワゴン・ミニバンそれぞれの使い勝手を備えた「3モードキャビン」を実現しています。

パーソナルモード(セダンモード)」は、デュアルトノボードでラゲージスペースを分離し、高級セダンのようなくつろぎに満ちた居住空間を実現。
そして、「アクティブモード(ワゴンモード)」は、デュアルトノボードを外すことで、ワゴンのような広いラゲージスペースを確保。
「フレンドリーモード(ミニバンモード)」は、ラゲージスペースに格納されたサードシートを引き起こすことで、ミニバンのような多人数乗車に対応しています。

インテリアは、柔らかな曲面や曲線を用いたインストルメントパネルとドアトリムが、開放感と包まれ感を両立しています。

フロントとセカンドのシート間距離を980mmとし、セカンドシートの足元に広々としたスペースを実現。
6人乗り仕様は後席に独立したキャプテンシートを採用するとともに、後席にもアームレスト付コンソールボックス・ドアアームレスト・スライド&リクライニング機構を設定し、運転席・助手席と同じパーソナル感を実現。
また、7人乗り仕様には、ベンチシート中央部にシート組み込み式の大型アームレストを採用し、6人乗り仕様と同様のホールド感とパーソナル感を実現しています。
そして2010年にはファイブスタイルと呼ばれる5人乗り仕様も追加されました。

マークXジオに搭載されているエンジンは、最高出力280ps、最大トルク344Nmを発生する3.5L V型6気筒DOHCと最高出力163ps、最大トルク222Nmを発生する2.4L直列4気筒DOHCの2種類。
組み合わされるトランスミッションは、2.4LエンジンがCVT、3.5Lエンジンが6速ATとなっていて、全車に応答性が高く、マニュアル車のような感覚でシフト操作が行えるシーケンシャルシフトマチックを採用しています。
駆動方式は2WD(FF)を中心に2.4Lエンジン車に4WDを用意しています。

マークXジオはフロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。16/18インチの大径タイヤを装着することで、路面状態を問わず、優れた操縦性・走行安定性と上質な乗り心地を実現しているのが特徴です。

また、2007年のデビュー当初から、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティをはじめ、レーダークルーズコントロール、インテリジェントAFSといった運転支援技術が搭載されており、すべての乗員を思いやる新世代のファミリーカーに相応しい装備となっています。

2007年〜2013年まで販売されたマークXジオですが、2011年にマイナーチェンジを行っています。

この際に内外装を偏向し、特に外貨何はフロントグリルのデザインを変更することで、スポーティさが増しています。また、2009年に行った一部改良では、専用のエアロパーツとブラックの内装色を採用し、スポーティグレードのエアリアルを設定しています。

マークXジオは生産終了からまもなく10年が経過しようとしています。
マークXジオの中古車を購入する際には、まず最近まで乗られていたかどうかを調べましょう。
クルマをはじめ機械なども動かさない期間が長ければ長いほどコンディションが悪化します。年式古かったり、走行距離が延びていたとしても、最近までメンテナンスされて乗られていたクルマのほうが、トラブルは少ないからです。

税金面とレギュラーガソリン仕様の2.4Lエンジン搭載車が狙い目

マークXジオ2

また年式が進んだクルマなので、これまでのメンテナンスの頻度によってコンディションは変わってきます。したがってメンテナンスの頻度を確認できる整備記録簿があるクルマを選んだ方がいいでしょう。これがあれば、どんな部品をいつ交換してあるかがわかるので購入後のメンテナンス費用にも影響があります。

そして、運転支援システムなどを装着し始めたモデルなので、電装系のトラブルも確認していたほうがベターです。
エンジンを掛けて警告灯などが点灯していないかどうかは確実に確認しておきたいです。そして、装着されているタイヤが4本揃っているか。もしスタッドレスタイヤが装着されている場合は雪国で使用されていた可能性が高くなるので、下回りの錆などのチェックは忘れずに行ってください。

マークXジオのオススメグレードは、税金面などを考慮して2.4Lのエアリアルです。メッキ加飾されたフロントグリルを装着し、ファミリーカーとは思えないスポーティ感を演出しています。
また、2011年のマイナーチェンジ以降のモデルであれば、フロントマスクがシャープな印象を強めているので、標準車でもOKです。
最後に立体駐車場に対応している全高は2WD車のみで、4WD車は1,565mmとなるのでお気を付け下さい。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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