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中古でスズキ・エブリイワゴンを買うならこのモデルがおすすめ!

スズキ エブリイワゴン 2代目

商用の軽バンをベースとする乗用軽キャブワゴンのスズキ・エブリイ。ご先祖様は、スズライトキャリイバンFBDまで遡ります。

60年近い歴史を誇る日本を代表する「はたらくクルマ」です。エブリイワゴンは、軽バンをベースとした乗用仕様であり、軽ワゴン(軽キャブワゴン)とも呼ばれています。

Chapter
軽トラックから軽バン、軽バンから乗用仕様として派生
初代エブリイワゴンも購入できるが、経年劣化などを織り込み済みで購入する必要も
3代目エブリイワゴンに衝突被害軽減ブレーキを採用

軽トラックから軽バン、軽バンから乗用仕様として派生

スズキ エブリイ 10代目(エブリイワゴン 初代)

エブリイワゴンのルーツは、1964年に発売された軽バンのスズライトキャリイバンFBDになります。それ以来、初めてエブリイの名が使われたのは、1985年誕生の8代目でした。
そして、1999年6月、10代目モデルに今回のお題であるエブリイワゴンが追加されています。1998年に軽自動車は、新規格(現在の軽規格)に移行し、多くの新型モデルが登場しました。

当時、新規格では衝突安全性の要件をクリアするのが主眼であるのと同時に、快適性や装備の充実化が図られ、走りの面でも新しい世代に移行しています。

初代エブリイワゴンも購入できるが、経年劣化などを織り込み済みで購入する必要も

スズキ エブリイワゴン 2代目

中古車で選ぶ際は、1999年誕生の初代エブリイワゴンはかなりの冒険という印象を受けます。タマ数が少なく、走行距離を重ねた物件が中心となっています。価格はかなり安くなっていますので、ある程度割り切って走ればいい、というくらいであれば手を出す人もいそうですが、オススメはできません。

エブリイワゴンとして2代目(通算では11代目)は、2005年に登場しました。今も現役で活躍しているモデルを見かけます。2代目エブリイワゴンは、ファミリー層がファーストカーとして選べる「軽ミニバン」を掲げていました。
前席左右間のウォークスルーを実現するインパネシフトの採用をはじめ、足まわりの改良により初代エブリイワゴンよりも洗練された乗り味を実現していました。

スズキ エブリイワゴン 2代目

特に、直進安定性や操縦安定性は初代エブリイワゴンよりも格段に進化していた印象です。実際に4人乗車をするかは別にして、後席の150mmロングスライドにより足元が広くなっています。
肝心の積載性も良好で、リヤシートはフラットに格納可能。さらに、スズキが得意とする助手席の前倒し機構(背もたれをフラットに倒せる)により、長尺物の積載にも対応し、スキー板やサーブボードなどの長い荷物も積み込めます。

この2代目エブリイワゴンになると、中古車市場でのタマ数も一気に増えます。とはいえ、リリース時からはすでに17年近い年月が経っているため、高年式で走行距離が短い個体を狙うのが無難といえるでしょう。

3代目エブリイワゴンに衝突被害軽減ブレーキを採用

スズキ エブリイワゴン 3代目

2015年2月、軽乗用車トップとなる室内長2240mmなど、広さに力点を置いた3代目エブリイワゴンは、現在まで軽キャンパー(軽ベースの簡易キャンピングカー)のベース車として不動の地位を築き上げるなど、趣味のクルマとしても絶大な人気を集めています。
ほかにも、左側スライドドアの開閉に連動して出現、格納する電動オートステップを上級仕様に用意していました。小さな子どもやお年寄りがいる層の乗降にも配慮されています。

また、定評あるRA06型ターボエンジン車は、荷物を多く積んでも力強い走りを披露してくれます。標準ルーフとハイルーフがあり、居住性や積載性を重視するなら後者がオススメ。
ただし、横風などでふらつくこともあり、走行安定性も重視するのならあえて標準ルーフを選ぶ手もあるでしょう。さらに見逃せないのが、軽キャブワゴン初となる衝突被害軽減ブレーキの採用で、この点だけでも3代目エブリイワゴンを狙いたいところです。

スズキ エブリイワゴン 2代目

ライバルのダイハツ・アトレー(ハイゼットカーゴ)がフルモデルチェンジで全車、商用の4ナンバーモデルになっています。エブリイワゴンは5ナンバーで、車検の間隔が異なるなど、メリット、デメリットがそれぞれあります。

新型アトレーの仕上がりが高いだけに気になる方は、ライバルも横目に見ながら物件を探すのもいいかもしれません。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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