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中古で日産・スカイラインを買うならこのモデルがオススメ!

日産 スカイライン 13代目 マイナーチェンジ

日産を代表する車名(車種)ともいえるスカイラインは、貴重な国産FRミドルサイズセダンの1台です。
トヨタ・マークXという好敵手が生産を終了し、BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ CクラスなどのFRセダンの輸入車、高級ブランドであるレクサスISなども、クラス的には同じといえます。

ここでは、中古で購入する際の狙い目を探っていきたいと思います。

Chapter
狙い目は2013年デビューの現行型
年代的にもタマ数にも、現実的には「先代のV36型」くらいまでが狙い目

狙い目は2013年デビューの現行型

日産 スカイライン 13代目 マイナーチェンジ

2013年登場の現行型スカイライン(V37型)は、2019年7月のビッグマイナーチェンジで、世界初となる先進運転支援技術の「プロパイロット 2.0」を設定。こちらは、カーナビで目的地を設定すると、高速道路の同一車線でのハンズオフ機能(手放し運転)が使えるという機能を搭載しています。
さらに、3.0L V6エンジンを積みスカイライン史上初となる400PSの「400R」も用意しました。

このビッグマイナーチェンジで、古株ではあるものの、鮮度を保っているというのが現行スカイラインといえるでしょう。

筆者はプレス向け試乗会だけでなく、何度かライバル車を交えて試乗する機会があり、FRらしい意のままになる感覚のハンドリングの良さを味わってきました。クルマが好き、運転が好きという方にオススメのスポーツセダンです。

一方で、マイナーチェンジや一部改良を受けても2013年登場の現行型からは随所に古さを感じさせるのも確か。ある機会では、現行のレクサス ISやBMW 3シリーズ、先代Cクラスなどと乗り比べましたが、インパネのデザインや静粛性、乗り心地、持ち味のハンドリングも良いなと思わせながらも「少し古いな」という想いを同時に抱きました。

ですから、中古で現行型を購入する際もこうした点は織り込み済みで検討したいところです。

イージードライブも重視するなら「プロパイロット2.0」を積むハイブリッドがオススメ

スカイラインを指名する方は、走らせるのが好きな方が多いでしょう。それでも常にやる気満々でステアリングを握る方ばかりではないはずで、高速道路を頻繁に使うのならイージードライブもかねて欲しいところ。

先述した「プロパイロット2.0」は、3.5L V6エンジンを積むハイブリッドに設定されています。動力性能は高速道路や山岳路でもほとんど不満のない力強さを享受できます。
なお、WLTCモード燃費は12.4km/Lとなっています。

一方、304PS/400Nmという分厚いトルクが魅力の3.0L V6ターボエンジンの「V6 TURBO」は、ターボの過給が始まると痛快な加速を堪能できます。WLTCモード燃費は、10.0km/L。

さらに、中古車マーケットで低走行距離車が多いのが「400R」。4ドアセダンの利便性を享受しながら、名機「VR30DDTT」型エンジンの3.0L V6による405PS/475Nmという圧倒的なハイパワーを堪能できます。

年代的にもタマ数にも、現実的には「先代のV36型」くらいまでが狙い目

日産 スカイライン 12代目 マイナーチェンジ

当然ながら、代を遡るごとに中古車市場でのタマ数は減っていきます。2006年登場の先代(V36型)くらいまでが、年代的にも物件数からしても現実的な選択肢といえそうです。

先代スカイラインは、当時新開発となるFR向けエンジンの3.5L V6の「VQ35HR」2.5L V6「VQ25HR」を設定。両エンジンともにNAらしい吹け上がりの良さを満喫できます。
前者は333PS/363Nmというアウトプット、後者は225PS/258Nmというスペックになっていて、後者のパワーフィールは少し線が細い印象です。スカイラインらしい走りを重視するなら、3.5L仕様が無難。

また、衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェントブレーキアシスト」は「370 GT Type SP」「250GT/250GT Four」の「Type P」にオプション設定でしたので、できれば同装備搭載車を狙いたいところ。

日産 ノートオーラ

セダン市場がシュリンクし、次期型スカイラインも出るのか不透明という状況になっています。
日産の星野副社長は、2021年6月に行われた新型車「ノート オーラ e-POWER」発表会において、次期型はないという一部報道に対し、「決してスカイラインを諦めません」と発言して話題を集めました。次期型が「あるのか、ないのか」どちらにも取れそうなニュアンスとも感じられます。

いずれにしても現行型のV37でも2013年デビューですから、今が乗り時といえそうです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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