日産・モコの買取相場はいくら?査定額をアップさせるコツやポイントを紹介
日産・モコは、キュートなデザインやカラーリングで人気を集めた軽自動車。上質で心地よい室内空間にもこだわった一台で、特に女性を中心に多くのユーザーに支持されましたが、2016年惜しまれつつ生産・販売終了となりました。
本記事では、2021年12月時点でモコの平均買取相場や、年式別、走行距離別の買取相場を紹介していきます。
- Chapter
- 日産・モコとはどんな車?
- モコの中古車の平均買取価格相場
- 年式別で見る、モコ中古車の買取価格相場
- 走行距離別で見る、モコ中古車の買取価格相場
- 早めに売却するか、乗り潰し前提で使うのがおすすめ
日産・モコとはどんな車?
一般向けに生産・販売された車としては、モコは日産初の軽自動車で、これを皮切りにさまざまなラインアップが登場しました。
初代モコは2002年に発売。コンセプトは「若いアクティブなママが、子供と一緒にどこへ行ってもジャストフィットできるベストパートナー」で、子ども中心で生活するママにとって、より快適で便利に使える車を目指して作られたのが特徴です。
2006年にモデルチェンジが行われ、2代目に。キュートなフォルムやデザイン・豊富なカラーリングなどは維持しつつ、多彩なシートアレンジや充実の収納スペース、燃費の向上など、女性ユーザーの声に配慮した細かな機能・装備が揃う一台でした。
最終モデルの3代目は2011年に登場し、2016年5月まで販売されました。
3代目では「上質で心地よい私のための新しい空間」をコンセプトに、室内空間が拡大されたのが大きなポイント。大人4人が座ってもゆとりがある広さを確保していました。
モコの中古車の平均買取価格相場
ここからは、車選びドットコムの直近の買取実績データ(2021年12月14日時点)から、日産・モコの中古車買取価格の相場について説明します。
車選びドットコムの実績では、日産・モコの全年式での平均買取価格は270,000円。最高査定額は465,000円となっています。
なお、平均の経過年式は10年10か月で、平均累積走行距離は67,000kmです。
販売終了から5年以上が経ち、年式(経過年数)も全体的に古めとなっていることから、買取価格はあまり高くない印象。
値段が付くのも最終モデルの3代目かモデルチェンジ直前の2代目最終モデルのみで、それ以前の車両となると無料で引き取りとなるケースも多いようです。
年式別で見る、モコ中古車の買取価格相場
続いては、年式別のモコの買取相場を見ていきます。
モコは最終モデルの2016年式にあたる車両であっても5年落ちとなるため、買取・査定価格は全体的に高くありません。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2016年式から2008年式まで順に、2021年12月14日時点のモコの買取査定相場を紹介します。
2016年式
2016年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、26万円〜45万円となっています。
走行距離は3〜5万kmほどとそこまで長くない車両も多いですが、それでも買取価格は最高40万円台までにとどまっています。グレードによって買取価格に大きな差はないようですが、「ドルチェ」が比較的最高値での買取事例が多くなっています。
2015年式
2015年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、20万円〜35万円となっています。
この年式からは5万km以上走行した車両が増え、中には10万kmを超えるものもありますが、ほとんどが10〜20万円以上での査定・買取成立となっています。逆に、走行距離が短いからといって高額買取が期待できるわけではなく、やはり40万円台に収まる買取価格帯です。
2014年式
2014年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、17万円〜30万円となっています。
車選びドットコムでの査定・買取事例が多くなってくるのが、7年落ちにあたる2014年式以降。年式は古いものの、モデルとしてはマイナーチェンジ後の最終モデルであるため、走行距離が長くても10〜20万円ほどでの買取事例が多くなっています。
2013年式
2013年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、12万円〜28万円となっています。
3代目モコは2013年10月にマイナーチェンジが行われました。
同年式の中で比較的高値での買取が期待できるのが、マイナーチェンジ後に追加された「ドルチェ」シリーズで、走行距離6〜7万kmほどの車両でも40万円台での取引が行われたケースも見受けられます。
2012年式
2012年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、8万円〜24万円となっています。
車両の状態次第ではありますが、年式の古さと走行距離がかなり伸びてくることで平均買取相場価格も全体的に下がってきます。
この年式で10万kmを超えると買取価格は10万円を下回ることも多い印象です。
2011年式
2011年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、5万円〜21万円となっています。
最終モデルの3代目モコが発売されたのは2011年2月。10年落ちにあたる車両でありながらも、走行距離が5〜6万km程度と短いものであれば20万円前後で取引されているケースもあります。
走行距離が伸びるほど買取価格は急激に下がるため、できるだけ高値での買取を狙うのであれば、走行距離が短いうちの売却が無難です。
2010年式
2010年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、2万円〜18万円となっています。
この年式のモコはモデルチェンジ直前の先代モデルにあたりますが、買取価格が20万円程度までつくことも多くまだ「売れる」範囲内。
とはいえ、これ以上長く所有していても査定額は落ちていく一方なので、買い替えを検討するなら早めがお得です。
2008〜2009年式
2008〜2009年式のモコの平均的な買取相場価格帯は、0万円〜10万円となっています。
10年落ち以上の車両となると、中古車としての需要が少ないため買取価格はかなり低くなる傾向にあります。価格がつかず無料で引き取りというケースも増えてきますが、交渉次第では数万円で買い取ってもらえることもあるので、大切にメンテナンスしておくと良いでしょう。
走行距離別で見る、モコ中古車の買取価格相場
年式に続いて、走行距離別のモコの買取相場を見ていきます。
車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果によると、走行距離5万kmの車両の平均買取相場価格は8万円〜26万円(2021年12月現在)。同じ走行距離の車両帯でみると、3代目モデルにあたる2011〜2016年式であれば20万円前後、2代目モデル以前の場合は10万円以下での取引が増える傾向にあります。
走行距離が6万km以上になると、年式次第では買取価格がつかないケースも多くなります。
モコは最終モデルであっても5年落ち以上となるため、そもそもの年式が古く、加えて走行距離も伸びると買取価格が大きく値下がりします。売却や買い替えを検討しているのであれば早め早めがおすすめです。
早めに売却するか、乗り潰し前提で使うのがおすすめ
その可愛らしいデザインと使い勝手の良さから人気を博したモコですが、販売終了からしばらく経ち、現在主流の軽スーパーハイトワゴンと比べると室内空間や機能はやや見劣りしてしまうのが正直なところ。
そのため中古車としての需要も高くなく、買取価格は今後も下がり続ける一方と言えそうです。
売却を考えるのであれば早めがおすすめですが、あまり高値での買取は期待できません。
どうせ価格がつかないのであれば、乗れるだけ乗り潰してから引き取ってもらうというのもアリ。ご自身のニーズに応じて選択すると良いでしょう。