スポーティなミニバン、ホンダ ストリーム
「新価値7シーター」というコンセプトのもと、従来のミニバンにない低重心・低床パッケージングで、セダンに匹敵する走行性能と高いユーティリティ・快適性を実現したクルマがホンダ ストリームです。
この記事では、初代 RN1/2/3/4/5型(2000年〜2006年)から2代目 RN6/7/8/9型(2006年〜2014年)のホンダ ストリームの外観・エンジン・インテリア、装備、グレード別スペックやライバル車情報を掲載しています。
ライバル車との比較
ホンダ ストリームのライバル車といえば、トヨタ ウィッシュです。
販売好調だったホンダ ストリームに対し、トヨタはサイズ、低車高で走行性能重視という同じコンセプトのミニバンで対抗しました。
それまで人気だったストリームはウィッシュの登場以降、急速に販売台数が落ち込んでしまったという因縁の車です。
両車種とも2017年現在、生産停止となっています。両車種の仕様を比較してみましょう。
トヨタ ウィッシュ
ボディサイズはストリーム、ウィッシュともにそれほど大きさが変わりませんが、室内空間では、ウィッシュのほうが広くなっています。
走行性能の点でも両車種とも大差ありませんが、燃費性能はウィッシュのほうが優秀です。安全装置は両車種ともほぼ同じです。
これら2つの車種は基本的な仕様はほとんど同じと言えます。
わずかな差異があるとすれば、ストリームはウィッシュより車高が低いので立体駐車場に駐車しやすいというメリットがあり、ウィッシュは燃費性能がストリームよりもいいということがあげられるでしょう。
ホンダ ストリーム、トヨタ ウィッシュとも新車販売は終了していますので、新車を選ぶことはできません。
逆に言えば中古車として買う時に、両車種は仕様的にはほとんど同じと言えますので、5ナンバーサイズのミニバンを探しているときにはウィッシュだけ、あるいはストリームだけで検討するのではなく、両車種を選択肢に入れて検討するといい買い物ができるでしょう。
ホンダ・ストリーム | トヨタ・ウィッシュ | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4570×1695×1545mm | 4590×1695×1590mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2605×1460×1250mm | 2660×1470×1315mm |
最高出力 | 103Kw | 105Kw |
最大トルク | 174Nm | 173Nm |
燃費性能(JC08モード) | 13.4Km/L | 16.0Km/L |
安全装置など | 横滑り防止、EBD付ABS等 | 横滑り防止、EBD付ABS等 |
今後のフルモデルチェンジ予定
ストリームはすでに生産・販売終了しており、今後のフルモデルチェンジの予定はありません。
まとめ
7人乗りでありながら、取り回しのよい5ナンバーサイズ、低い車高で走行の安定性も高いということで発売当初は非常に人気を博しましたが、2014年に販売が終了しています。
ハイブリッドのグレードがないことや予防安全装置がないといった装備面での古さはありますが、走行性重視の中型サイズのミニバンとしては使い勝手のいい車と言えます。
中型サイズのミニバンは、日産 セレナやトヨタ ノアといった車高の高いモデルが中心ですが、先進的な機能が搭載されている分値段も高くなっています。
7人乗りのミニバンがほしいが、走りも重視したい。それも手ごろな価格で買いたい。という方にとっては、ホンダ ストリームの高年式の中古車がおすすめです。ニーズにあったいい買い物ができるでしょう。