パッソ(トヨタ) モデルチェンジ情報
パッソ(PASSO)は、トヨタ自動車が販売するハッチバック型コンパクトカーです。発表当時はトヨタが販売する最小の乗用車でした。
初代と2代目はダイハツ工業と共同開発され、企画とマーケティングはトヨタが担当し、設計と開発や生産はダイハツが行いました。ダイハツでは「ブーン」として販売されています。
ライバル車との比較
コンパクトカーのトヨタ・パッソのライバル車として名前があがるのが、日産・マーチです。
そこで、両車種の価格や機能などを比較してみます。
日産・マーチ

新車価格帯は、最安グレードはほぼ同価格ですが、最高グレードはパッソのほうが高くなります。
ボディサイズは全長はマーチのほうが長いにもかかわらず、室内空間はパッソのほうが広くなります。
出力、トルクともマーチのほうが優れていますが、燃費性能はパッソのほうが高いです。
また、パッソには、衝突回避支援システムを搭載しているグレードがありますが、マーチにはありません。
以上のことから、走行性能を重視するという方はマーチを、広い室内空間や燃費性能、安全性能を重視するという方はパッソを選ぶべきということになるでしょう。
トヨタ・パッソ | 日産・マーチ | |
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新車価格帯 | 115.0~183.0万円 | 115.1~175.3万円 |
全長×全幅×全高 | 3650×1665×1525mm | 3825×1665×1515mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1975×1420×1270mm | 1905×1370×1270mm |
最高出力 | 51kW | 58kW |
最大トルク | 92Nm | 106Nm |
燃費性能 | 28.0Km/L | 21.4Km/L |
安全性能 | 一部グレードに衝突回避支援システムあり | 衝突回避支援システムなし |
今後のフルモデルチェンジ予定
2021年8月現在フルモデルチェンジ情報は公式発表されていませんが、現行型の登場が2016年のため、そろそろモデルチェンジが行われるのではないかと予想されています。
まとめ
日本では初めてとなる共同開発車であるパッソは、トヨタとダイハツの強みをあわせたことで現在もコンパクトカー市場での人気車種となっています。
トヨタのコンパクトカーの看板車種であるヴィッツよりもさらに小さく、エントリーカーとして、女性向けの車として人気になりました。
トヨタにとっては、初心者、若い女性向けの車は強みのあるカテゴリーとは言えませんでしたが、軽自動車メーカーのダイハツと組むことで、これまでのトヨタ車のイメージを変えるクルマを作ったと言えます。
現状モデルには、定評のある予防安全システム「スマートアシストⅢ」も導入され、運転に苦手意識をもちやすい若い女性ドライバーのニーズにもしっかりと応えたクルマとなっています。