アルト(スズキ) モデルチェンジ情報
ワゴンRと並んで、スズキの看板車種であるスズキ・アルト。
初代の登場は約40年前で現在も人気車種となっているロングセラーであり、スズキにとってはカリスマ経営者である鈴木修氏が社長就任直後に陣頭指揮をとって開発したという象徴的なクルマです。
8代目 HA36S/36V型(2014年〜)

新型プラットフォームを採用してボディを大幅に軽量化し、燃費性能が一層向上しています。
外観
7代目は丸みのあるデザインでしたが、8代目は直線の多いデザインとなりました。また、8代目では、前のモデルに比べて全高が50mmほど低くなっています。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3,395mm | 1,475mm | 1,475mm |
インテリア/装備
ATレバーの位置が床からインパネの下部に設置されました。
室内長は150mmも伸び、ゆったりと座れる室内空間となりました。
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|
1,985mm | 1,255mm | 1,215mm |
走行性能/燃費性能
エンジンはF8D型に変更され、燃費性能は軽自動車でも最上位級とスズキは述べています。
最高出力は36~38Kw、最大トルクは58~63Nm、燃費性能(JC08)は24~37.0Km/Lです。
安全性能
8代目アルトは、下記装備を備えていることから2014年度予防安全性能評価で先進安全車「ASV」と認定されています。
・レーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ](一部グレードのみ)
レーダーが追突事故の危険を察知して、衝突を回避、または被害を軽減します。低速走行中に前方の車両をレーザーレーダーが検知し、衝突を回避できないと判断した場合に、自動ブレーキが作動します。
これにより、追突などの危険を回避、または衝突の被害が軽減されます。
・誤発進抑制機能(一部グレードのみ)
ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献する機能です。
停車中や徐行中に、レーザーレーダーが前方の障害物を検知し、シフト位置が前進の状態でアクセルを強く踏み込むと、エンジン出力を自動制御して急発進・急加速を抑制します。駐車場などでの衝突回避のための機能です。
・エマージェンシーストップシグナル(一部グレードのみ)
光の合図で後続車に急ブレーキを知らせる仕組みです。走行中に急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動で高速点滅します。後続車に急ブレーキを知らせ、注意を促します。
・ESP(R)[車両走行安定補助システム]
車両の安定走行に貢献する機能です。
ESP(R)はコーナーなどでの横滑りを抑えるスタビリティコントロール、発進・加速時に駆動輪の空転を抑えるトラクションコントロール、急ブレーキ時にタイヤのロックを抑えるABSを総合的に制御するシステムで、さまざまなセンサーによって走りを監視し、必要に応じてコンピューターがエンジンとブレーキを制御することで車両の安定走行のための機能です。
・ヒルホールドコントロール(グレードF 5MT車を除く)
坂道発進時にブレーキからアクセルに踏み替える瞬間、一時的にブレーキが作動(最長約2秒間)します。クルマの後退を抑えるので、いつも通り落ち着いて発進できます。
予防安全装備だけでなく、衝突時の被害を軽減する装備も搭載しています。
・衝撃吸収ボディー TECT[テクト]
ボディーの広範囲に高張力鋼板を使用して、強度を高めながら軽量化を実現しています。さらに、より強度の高い超高張力鋼板も採用し、安全性も追求したボディです。
その他に運転席・助手席にSRSエアバッグを備えています。
マイナーチェンジ(前/後の変化について)
2021年現在、マイナーチェンジは実施されていません。
各グレードについて
・VP
商用車バンのグレードです。
・F
5MTとシフト操作を自動化した電動油圧式アクチュエーターを採用したオートギヤシフト(AGS)搭載しています。
・L
最廉価グレードです。ステータスインフォメーションランプやカラードドアハンドルを装備しています。
・S
電動格納式リモコンドアミラーを装備しています。
・X
キーレスプッシュスタートシステムを装備しています。
8代目アルトの中古車一覧
・アルト 2014年12月モデル
・アルト 2015年03月モデル
・アルト 2018年01月モデル