ワゴンR(スズキ) モデルチェンジ情報
車高が高くゆったりとした空間の軽のトールワゴンは、今でこそ当たり前になり、男性が乗ることも普通のことです。しかしかつては、軽自動車といえば小さく狭く女性向けの車とされてきました。
今から約25年前に登場した車高の高いトールワゴンのスズキ・ワゴンRは、従来の軽自動車のイメージを覆した、まさに軽自動車の革命児でした。
ワゴンRは、”男性にも支持される軽自動車を”という目的で開発され、スズキの狙い通り男性にも支持される軽自動車となりました。
発売開始から約25年たった現在、5回のモデルチェンジを経てハイブリッドモデルもある、軽自動車でもっとも売れている車のひとつとなっています。
4代目 MH23S型(2008年〜2012年)
外観
スペース重視の箱型から、スペースとデザインを両立させたスタイリッシュな外観になりました。
初代から継承されていたCピラー部のクォーターウインドウが廃止され、リアドアの開口幅の拡大によって乗降性を向上させました。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3,395mm | 1,475mm | 1,660mm〜1,675mm |
インテリア/装備
シフトレバーは、従来のコラムシフトからインパネシフトに変更になりました。
居住空間を大幅に拡大したため、荷室スペースは旧型よりも狭くなりましたが、全車に最大160mmまで前後にスライド可能なリアシートスライド機構が新たに標準装備となりました。これにより、シートアレンジの自由度や日常での使い勝手が一層向上しました。
計器類はパレットのものと共通となり、ノーマル(オリジナル)シリーズは全車大型スピードメーターを備えるシンプルな自発光式単眼メーターを採用しました。
走行性能/燃費性能
CVT仕様のエンジンにはワゴンRでは初めて電子制御スロットルが採用されました。
4WD車の一部にも今回からCVTが設定され、ターボ車は全車CVT仕様となりました。
最初期モデル | 最終モデル | |
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駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
シフト | 4AT/5MT/CVT | 4AT/5MT/CVT |
最高出力 | 40Kw | 40Kw |
最大トルク | 63Nm | 63Nm |
燃費性能 | 20.0Km/L~ 23.5Km/L | 20Km/L~ 25Km/L |
マイナーチェンジ(前/後の変化について)
4代目ワゴンRではマイナーチェンジは実施されませんでした。
特別仕様車
・FX-Sリミテッド(2010年)
「FXリミテッドII」をベースに、ディスチャージヘッドランプ、オートライトシステム、マルチリフレクターフロントフォグランプ、ルーフアンテナを装備した特別仕様車です。
・リミテッド(2010年)
「FXリミテッド」をベースに、オートライトシステム付ディスチャージヘッドランプ、ガンメタリック塗装の14インチアルミホイールを装備し、内装をブラックで統一
・リミテッドII(2011年)
リクエストスイッチかリモコンキーで施錠すると自動でドアミラーが格納するリモート格納ミラーを装備するとともに、シート表皮にはセーレンの「ラックススエード」を採用しています。
オートライトシステムを追加装備するとともに、フロントグリルとヘッドランプをブラックメッキ化しました。
各グレードについて
・FA
ベーシックグレードです。
・FX
CDプレーヤーやキーレスエントリー、スモークガラスなど装備が充実しています。
・FXリミテッド
キーレスプッシュスタートシステムや14インチアルミホイール、フルスポイラーを装着しています。
・FTリミテッド
フルオートエアコンやLEDサイドターンランプ付ドアミラーを装備したターボ搭載車です。
・FXリミテッドⅡ
専用フロントメッキグリル、本革巻きステアリングなど内外装の装備を充実させたグレードです。
4代目ワゴンRのグレード一覧
・ワゴンR 2008年05月モデル
・ワゴンR 2008年08月モデル
・ワゴンR 2008年09月モデル
・ワゴンR 2009年01月モデル
・ワゴンR 2009年04月モデル
・ワゴンR 2010年08月モデル
・ワゴンR 2010年10月モデル
・ワゴンR 2011年11月モデル
・ワゴンR 2012年01月モデル