自動車の維持費はどれくらい?年間でかかる費用や節約方法7つをご紹介!
新たに自動車を購入する場合、車両本体の価格に目が行きがちですが、維持費にかかる金額も把握する必要があります。
そこで今回の記事では、維持費に含まれる項目や、普通自動車・軽自動車・コンパクトカーの3種類にそれぞれかかる費用、維持費を節約するための方法の3点について解説していきます。
是非、車を購入する際の参考にしてみてください。
- Chapter
- 自動車の維持費とは?
- 自動車の維持費に含まれる費用8つ
- 普通自動車の維持費はどのくらい?
- 軽自動車の維持費はどのくらい?
- コンパクトカーの維持費はどのくらい?
- 自動車の維持費を節約する方法7つ
- 自動車の維持費について理解して上手に節約しよう
自動車の維持費とは?
車の購入を検討していても、費用が気になり中々購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
車両本体の費用はもちろん、自動車を所有する際に必ず必要となるのが、維持費です。
税金や保険料といった維持費のほかに、ガソリン代や駐車場代など、様々な費用が必要となります。
この費用を抑えるためにはまず、どこにどの程度の金額が必要になるかを知ることが大切です。
その上で、費用をできるだけ安く抑えるにはどのような方法があるのか検討していきましょう。
以下ではは維持費の種類と費用を抑える方法について、説明します。
自動車の維持費に含まれる費用8つ
購入時にかかる費用のほかに、継続してかかる維持費は、以下の9つです。
1. 保険料
2. 自動車税
3. 自動車重量税
4. ローン購入した場合の金利
5. 走行にかかる費用
6. 駐車場代
7. 車検代
8. 消耗品の交換代
車種や経過年数によって必要な費用が異なりますが、費用が高額になることもあるため、年単位でかかる費用を把握しておきましょう。
1. 保険料
保険には、任意の保険といわゆる自賠責保険と呼ばれる自動車賠償責任保険の2種類があります。
前者は人により値段のかけ方は様々ですが、後者は自動車を持つ上で必ず加入しなければならない保険です。
加入する条件によっても異なりますが、初めて車を買って保険に加入する場合、25歳以下であれば12万円前後、30代で7万前後が平均的といえます。
ただし、商品や加入条件によって保険料や補償内容が異なりますので、十分に比較検討する必要があるでしょう。
出典:自賠責保険(共済)とは|自動車総合安全情報
2. 自動車税
自動車税は、毎年4月1日に車検上に登録されている所有者に対して自動的にかかるもので、所有する車の総排気量により異なります。
新車登録が2019年10月1日以降となっている自家用乗用車の場合、総排気量1L以下で2万5000円、1L超からは0.5L刻みで税額が上がり、6L超の11万円まで設定されています。
出典:「自動車税種別割」の税率が引き下げられました|東京都主税局
3. 自動車重量税
自動車税は1年に1度支払うものと前述しましたが、自動車重量税は、車検上に新規登録するときと車検の際に期間分をまとめて支払うものです。
軽自動車の価格は一律ですが、他の自家用車は自動車の重さや経過年数により異なります。
12年経過するまでは、0.5t毎に1年あたり4100円が加算されます。
出典:自動車重量税の概要|財務省
4. ローンで購入した場合の金利
様々な銀行やカーディーラーなどで自動車ローンが取り扱われていますが、選択する自動車ローンによって金利が異なるため、十分に注意して契約するようにしましょう。
平均的に銀行でローンを組む場合は2%~4%程度、カーディーラーでは6%~10%程度といわれています。
わずかな差に見えるかもしれませんが、返済総額になると大きく差が出ることがあります。
5. 走行にかかる費用
自動車を持ち、実際に動かす際もお金がかかります。燃料代をはじめ、高速代や汚れたときには洗車する費用もかかるでしょう。
燃料代については使用する自動車の燃費によって異なりますが、ガソリンが1Lあたり130円と仮定し、燃費が1Lあたり20㎞とした場合、100㎞走行で6万5000円の燃料代がかかります。
6. 駐車場代
住まいの敷地内に車を駐車しておけない場合、駐車場代も必要となります。
住んでいる地域や借りる駐車場の立地などによって料金が異なりますが、賃貸住宅同様に1か月あたりの使用量を請求されます。
また、住まいの敷地内であっても、賃貸住宅の場合は別途駐車場代を請求される場合があります。
7. 車検代
自動車税や自動車重量税の説明の中でも前述した車検ですが、これも維持費としてお金がかかります。
車検は、車検を受ける場所によって大きく料金に差があります。
平均的には、普通自動車は5万~7万円程度、コンパクトカーは7万~10万円程度といわれています。
8. 消耗品の交換代
自動車を維持する中で、消耗品代が必要となります。
例として、エンジンオイルやATフィールド、ラジエター液、ブレーキパッドなどが挙げられます。
これらについては、車検の中で交換や補充が多くあります。
必要な時期やタイミングで適切に行うことにより、快適で安全に自動車を使えるでしょう。
普通自動車の維持費はどのくらい?
道路交通法での普通自動車の区分は、車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満、車両定員が10人以下の条件を満たす自動車となっており、一般的によく家庭などで乗られているものです。
ただし、普通自動車とひとくちに言っても種類は様々あり、車種によって重量や排気量などで費用が異なってきます。
ここからは、月々、1年、生涯にわたって普通自動車に乗り続けた場合に必要な維持費について説明します。
1ヶ月・1年間の維持費
自動車の維持費は使用頻度や消耗品のグレードなどによって異なります。
平均して家庭で使用されるような普通自動車であれば、年間50万~60万円程度、軽自動車であれば年間40万~50万円程度といわれています。
1か月単位では、税金の支払いの有無などで月によりばらつきがありますが、単純計算で普通自動車と軽自動車で7000円から1万円程度の差があるといえます。
生涯維持費
車1台を所有する場合の生涯維持費は、約5000万円かかるといわれています。
これは普通自動車のミニバンの維持費として計算した場合であり、車種や使用状況により異なります。
軽自動車の維持費はどのくらい?
軽自動車は乗用車の中で一番小型の車であり、排気量660cc以下、長さ3.4m以下幅1.48m以下、高さ2.0m以下、エンジンの排気量が660cc以下の三輪および四輪自動車と定められています。
また、定員が2~4名であることも特徴の1つといえるでしょう。
こちらについても1か月、1年間の維持費と生涯維持費について説明します。
1ヶ月・1年間の維持費
税金や高速料金などにおいて、軽乗用車は普通自動車に比べると維持費がかかりにくく、初期投資も少なく済むメリットがあります。
軽乗用車の維持費は年間40万~50万円程度といわれています。
単純計算で月にかかる維持費としては3万3000円程度となり、普通自動車よりも月々7000円程度安くなるでしょう。
生涯維持費
購入費や維持費が安いといわれる軽自動車ですが、それでも生涯維持費では3000万円程度かかるといわれています。
普通自動車に比べると1000万円程度、安くなる可能性があります。
コンパクトカーの維持費はどのくらい?
コンパクトカーは小型自動車や5ナンバーと呼ばれ、規格としては全長4.7m以下で全幅1.7m以下となります。
また、車高は2.0m以下で、エンジンの排気量が660ccより大きく、2,000cc以下の自動車です。
軽自動車のように小回りが利き、燃費が良く、普通車のように5人まで乗車可能、安全性が高いといわれ、普通車と軽自動車の両方のメリットを兼ね備えた車といえます。
こちらについても1か月、1年間の維持費と生涯維持費について説明します。
1ヶ月・1年間の維持費
コンパクトカーは、普通車に比べて車体が軽く、排気量も少ないため、自動車重量税や自動車税が安く抑えられます。
平均して月の維持費は4万円程度、年間の維持費は50万円程度かかるといわれています。普通自動車と軽自動車の良いところ取りともいえます。
生涯維持費
年間50万円程度の維持費が必要となるコンパクトカーですが、生涯維持費は4000万円程度かかるといわれています。
普通自動車と比べるとやや安く抑えられますが、地域によってはマイホームが購入できるほどの額ともいえます。
自動車の維持費を節約する方法7つ
前述したように、車の維持には多くの費用がかかりますが、様々な工夫でこれらの維持費が下げることが可能です。
1回あたりだとさほどの差がない節約法でも、年間や生涯で考えると大きく差が開きますので、ぜひお試しください。
ここでは、維持費の安い車の選び方や、運転の方法、管理の方法などの観点から、自動車の維持費の節約方法を以下の7つ説明していきます。
1. セルフ式のガソリンスタンドを利用する
2. 燃費の良さで車を選ぶ
3. 軽自動車やコンパクトカーにする
4. カーリースを活用する
5. 運転方法を見直す
6. きちんとメンテナンスをする
7. 保険を見直す
1. セルフ式のガソリンスタンドを利用する
セルフサービスの活用で、やや燃料代が安く抑えられます。
金額の差はさほど大きくありませんが、年間や生涯で見たときに異なってくるでしょう。
2. 燃費の良さで車を選ぶ
燃費とは1Lのガソリンでどれだけ走行できるかを表しており、車の性能や車種、車の使用方法によっても変動します。
一般的な乗用車は1Lあたり8~1kmといわれており、軽自動車やエコカーになると15km程度、ハイブリッドカーやエコカーであれば20km以上走行可能といわれています。
燃費の良い車を使うことで、燃料代を抑えられるでしょう。
3. 軽自動車やコンパクトカーにする
燃料代や税金、点検費用など、様々な観点で見ると、軽自動車やコンパクトカーは普通自動車に比べて維持費が安いことがお分かりいただけたでしょう。
購入価格を抑えながら燃費の良い車を選ぶことで、かかる費用を減らせます。
4. カーリースを活用する
カーリースとは、毎月一定の使用料を支払うことで、自分の好みの新車や中古車がマイカーのように使用できるサービスのことです。
車の本体代のほか、税金や保険料などは月額料金に含まれているため、自分で購入するよりも安く抑えられる可能性があります。
費用などについては、リース会社との契約プランによって異なりますので十分に確認しましょう。
5. 運転方法を見直す
運転の方法を変えることで、燃費を上げられます。
アクセルを大きく踏み込みすぎないことや、適切な速度で走行すること、急ブレーキや急加速がないようにすることなどが挙げられます。
また、アイドリングストップで燃費が良くなったり、エアコンの適切な使用でも燃費を改善できる可能性があります。
他にも、重い荷物はなるべく載せないようにすることで燃費を向上できるでしょう。
運転の方法を見直し、持っている車の燃費をできるだけ上げることで、維持費を安く抑えられる可能性があります。
6. きちんとメンテナンスをする
メンテナンスは安全性を維持する観点からも大切ですが、きちんと行うことで結果として維持費を抑えられる可能性があります。
定期的な洗車や消耗品の補充、メーカー等にメンテナンスしてもらうことで良い状態に維持でき、長く乗れる可能性が大きくなります。
特にガソリンスタンドでタイヤの空気圧をこまめに点検することで、走行性能を高く維持できるでしょう。
エンジンオイルが古くなり、汚れてしまうと燃費が低下するため、3か月に1度は点検すると良いでしょう。
安全のためにも、きちんとメンテナンスすることをお勧めします。
7. 保険を見直す
維持費を抑えたいと考えているときは、保険の見直しもひとつの方法です。
特に購入から時間が経っていたり、中古車を購入した際は、車両保障を検討することで保険料を安く抑えられます。
一方で対人の事故への備えなど、充実した内容で加入しておきたい部分もあるでしょう。
万一、事故があった際、どの程度であれば自己負担できるか考えたうえで、見直しましょう。
自動車の維持費について理解して上手に節約しよう
自動車を所有するには、新車を購入しても中古車を購入しても、維持費がかかります。
購入時の費用などの初期費用だけでなく、維持費についても十分に検討を重ねた上で購入しましょう。
これから自動車をどの程度の頻度でどのようにして使用していくか、何年間乗り続けるかなど、ご自身やご家族のライフスタイルに応じて考え、経済的な負担にならないようにしながら、カーライフを楽しみましょう。