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中古でホンダのクルマを買うならこの車種がオススメ!

ホンダ フィット

F1に代表されるモータースポーツ活動を背景に、かつてはスポーツカーやスペシャリティカーのイメージが強かったホンダですが、1990年代にミニバンやSUVなどのRVを送り出す「クリエイティブ・ムーバー」以降、こうした実用車が中心の品揃えになっています。
また、ハッチバックやセダンのラインナップも多く、ハイブリッドにも注力するほか、S660やNSXなどのスポーツカーもラインナップしています。中古車のタマ数の多さでは、ミニバンやSUV、軽自動車が中心になっています。

Chapter
N-BOXは「2015年2月以降のDBA-JF1」がオススメ
フィットは「3代目ハイブリッド後期のDAA-GP6」がオススメ
ステップワゴンは「現行型1.5L直噴ターボを積むDBA-RP4 」がオススメ
ヴェゼルは「RSのDBA-RU1かDAA-RU3」がオススメ
フリードは「現行型のDBA-GB5」がオススメ

N-BOXは「2015年2月以降のDBA-JF1」がオススメ

ホンダ N-BOX

初代N-BOXに始まる現在の「N」シリーズの開発主査を務めた浅木泰昭氏は、F1のパワーユニットの開発に携わり、現在もF1パワーユニットの開発責任者を務めています。筆者も同時に何度かインタビューしたことがありますが、初代N-BOX/N-BOX+の開発では、とにかく使われる現場(つまり、我々エンドユーザー)を徹底的に調べることにより作り上げられています。
N-BOX+も福祉車両として作ってしまうと、シーンによっては使いにくいこともあることから、「普通のクルマ化」するという話を伺ったことがあります。台車が荷室下に入るなどの積載性は、マンションの駐車場と自宅の間を台車で荷物を運ぶという使い方をする人が多いことから採用されています。

2代目になり全方位進化を果たした新型は、アダプティブクルーズコントロールを設定するなど、ロングドライブでも苦にせず、ファーストカーとして使える資質を備えています。
初代は2011年から2017年まで販売され、比較的新しいことから、価格面から初代を狙っても十分にアリでしょう。中でも2015年2月のマイナーチェンジ以降は、外観のリフレッシュに加えて、後席にスライドが備わり、燃費性能の向上も図られています。

フィットは「3代目ハイブリッド後期のDAA-GP6」がオススメ

ホンダ フィット

2020年2月に4代目が登場したばかりのフィットは、コンパクトカーでありながら同社独自のセンタータンクレイアウトなどの巧みなパッケージングにより、高い居住性や積載性を実現しています。
新型は、駆動用と発電用の2モーターハイブリッド「e:HEV」を設定し、走りの良さや省燃費が自慢です。また、3代目から大きく変わった愛らしいフロントマスク、リビングルームのようなインテリアも見どころで、3つの検知方法で予防安全装備を強化した最新の「ホンダ・センシング」も採用されています。

新型のスムーズな走りは大きな魅力ですが、3代目となる先代も定評のある後席の広さやラゲッジの使い勝手の良さなど、まだ一級品の実力の持ち主です。2017年6月のマイナーチェンジを機に衝突被害軽減ブレーキなどの「ホンダ・センシング」が搭載されていますから、それ以降のモデルで同装備搭載モデルを選ぶのがベストな選択。
また、先代でも走行距離が短い物件も多いようです。街中中心で走行距離が短いのであれば、1.3Lガソリン車でも不足はないでしょう。1.5Lガソリンもありますが、価格と燃費のバランスがいいのは1.5Lハイブリッド。度重なるDCTのリコールを招いた仕様ですが、マイナーチェンジ以降は変速フィールも含めてかなり改善されています。

ステップワゴンは「現行型1.5L直噴ターボを積むDBA-RP4 」がオススメ

ホンダ ステップワゴン

1996年にFFをベースに誕生した箱型ミニバンで、5ナンバーサイズを守ることで日本の道路や駐車場事情に最適化しています。ライバルが3列目に跳ね上げ式を採用する中、床下格納式にこだわり、3代目からは低床設計に加えて、フローリングフロアなども設定。4代目には世界最大級ガラス面積の「スカイルーフ」などを設定しています。
現行型には、横開き式と縦開き式を兼ね備える「わくわくゲート」、3列目の左右分割格納式の「マジックシート」を採用するなど、ホンダらしい独創的な設計や装備が施されてきたのも特徴です。

2015年にフルモデルチェンジを受けた現行型が狙い目です。
先進安全装備の「ホンダ・センシング」を全グレードにオプション設定していますので、同装備を搭載した仕様がマスト。2017年に2.0L+2モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID」が追加されていますが、価格がこなれている1.5L直噴ターボでも小さな子どもが2人いる4人家族などでも動力性能に不満は抱かないはず。
なお、2017年のマイナーチェンジ時で1.5L直噴ターボは200万円台中盤から320万円台(FF/4WD)、ハイブリッドは330万円台〜350万円台(FFのみ)でした。

ヴェゼルは「RSのDBA-RU1かDAA-RU3」がオススメ

ホンダ ヴェゼル

BセグメントのフィットをベースとしたSUVと理解されているヴェゼルですが、発表時にエンジニアから「共有する部品は半分程度」という話を伺ったことがあります。ボディサイズからも分かるように、Bセグ以上Cセグ未満という絶妙なサイズ感が、同SUVの特徴に直結しています。
センタータンクレイアウトにより、低くて広い後席や荷室はもちろん美点で、Bセグメントよりも長い全長やワイドな全幅を活かしたルーミーなキャビンを獲得。フィットと同様に、後席には跳ね上げ式を採用し、前席後方(後席部分)に背の高い荷物を積んだり、スキーのブーツを履いたりする際に重宝する空間が出現します。

2013年12月に発売された現行ヴェゼルは、1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッド(トランスミッションはDCT)を設定。フィット同様に、DCTなどのリコールを何度も行っています。また、登場時の初期型はパワートレーンを問わず、乗り心地はかなり硬めです。
2016年の一部改良において「ホンダ・センシング」標準装備グレードが用意されましたので、同予防安全装備が搭載されているのがベスト。エクステリアをはじめ、多少硬めでも走りのスポーティさも魅力である同SUVだけに、スポーティグレードで上級グレードの「RS」を狙ってもいいかもしれません。1.5Lガソリン、1.5Lハイブリッドは、予算と求める燃費から判断するのが正解です。

フリードは「現行型のDBA-GB5」がオススメ

ホンダ フリード

最大のライバルであるトヨタ・シエンタと覇権を争うコンパクトミニバン。4.3m未満の短めの全長に、最新型は、フリードは6人/7人3列シートを配し、フリード+は5人2列シートを用意し、多人数もしくは多くの荷物を積載するという選択肢を提案しています。
また、1〜2人であれば車中泊やオートキャンプにも対応するシートアレンジや低床設計による高い積載性を備えるのも魅力です。2019年にはマイナーチェンジを受け、「ホンダ・センシング」を全タイプに標準装備。また、1.5Lガソリンエンジン、1.5Lハイブリッドの両方にFF/4WDを設定しています。コンパクトミニバンのハイブリッド4WDは初でした。

狙い目は、比較的価格もこなれてきている2016年登場の現行型で、「ホンダ・センシング」搭載仕様を選びたいところです。
軽快な走りなら1.5Lガソリン車、最高で27.2km/L(JC08モード燃費)を達成する1.5Lハイブリッドは、ランニングコストを重視する人にオススメです。

ホンダ シビック

軽自動車やSUV、ミニバンが販売面で主力となっているホンダですが、シビックやインサイト、アコードなどのハッチバックやセダンなどの品揃えも多く、ステーションワゴンのシャトルも高い完成度を備えています。
また、ミッドシップ・オープンスポーツのS660は軽自動車なので、維持費の面からもセカンドカーとして、趣味のクルマとして選択できる贅沢も見逃せません。トヨタや日産と同様に、ガソリン車に加えて、ハイブリッド車のラインナップが多く、乗り方に応じて予算はもちろん、燃費なども考慮して選択したいところです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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