初心者でも失敗しない中古車選びのコツを紹介!店選びのポイント、避けた方がいい中古車の特徴とは?
車を買いたいけど高すぎて、なかなか新車には手が出ない…そんな方は中古車も視野に入れて車選びをすることがあると思います。しかし、いざ中古車を選ぼうという際、車を自分で目利きできないから大丈夫か心配だと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、車を購入するのは初めてという初心者にも分かる中古車選びのコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- Chapter
- 中古車選びのポイントは「車選び」と「店選び」
- 中古車はどこで探すのが良い?
- 購入前に要チェック!中古車選びのポイント10つ
- 購入を避けるべき中古車の特徴
- 中古車探しのコツを知れば、初心者でも安心して購入できる
中古車選びのポイントは「車選び」と「店選び」

新車は高く予算を超えてしまうので中古車を買おうかなと思っても、いざ買うとなるとどうやって中古車を探そうか、どこの店舗・サイトで購入しようかなどの点で悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
知識があれば中古車購入の失敗のリスクも減りますが、そこまで知識を持つには、それこそ車に関しての専門的な勉強をしなければなりません。
本記事では、中古車を探す方法とより良い中古車を探し出すコツを初心者にもわかりやすく紹介していきます。
中古車はどこで探すのが良い?

はじめに、中古車を探す際の主な利用方法を4つ紹介します。
一言で中古車を選ぶといっても、目的によって探し方が変わってきます。 例えば新車の場合は、欲しい車種があるのなら、その車種を扱っているディーラーに相談にいくでしょう。中古車も同じです。中古車にもそれぞれにあった探し方があります。
そこで、これから紹介する4つの方法では、それぞれのメリットや注意点についても解説します。
1:ディーラーで探す
ディーラーでは新車が主に取り扱われていますが、中古車を取り扱っている場合もあります。
ディーラーでは「試乗車落ち」の車を中古車として販売しているときがあります。今、お世話になっているディーラーがあれば一度、聞いてみるのもいいでしょう。車のプロなので中古車購入に不安な方には安心です。
ただし、ディーラーでは他メーカーの車種はほとんど紹介されないため、様々なメーカーの車種を比較して検討している方は少々手間が係ることもあります。
2:中古車販売店で探す
中古車販売店では、実際に販売中の中古車を自分の目で確認できます。欲しい車があって、一度実物を見てみたいと思うなら中古車販売店を利用することをおすすめします。
店舗によっては試乗もできるので、自分の感覚で確かめたいという人は中古車販売店で探すのが確実な方法です。
ただ、この方法は時間と労力が必要となります。時間的に余裕がなく、もっといろんな車種を見たいのであれば、いきなり店舗に行くのはおすすめできません。
3:中古車検索サイトで探す
買いたい車が決まっているのなら、インターネットで中古車検索サイトを利用することもおすすめです。 検索サービスを使うことで欲しい車をリストアップして比較できるので、ある程度絞り込むことができます。
ここからさらに希望の条件で絞り込むことで「掘り出し物」を見つけられることもあります。
注意点としては、ネットで探したあといきなり購入するのではなく、一度実物をチェックしておくのがおすすめ。ネットと実物ではミスマッチが生じる場合もあるためです。
4:ネットオークションで探す
ネットオークションは個人間での取引となるので、安く中古車を手に入れることができます。
ただ、この方法は注意点が多く、まず現品確認ができないことがあること、購入後の保証がないことです。つまりトラブルが起きやすいということです。
基本、ネットオークション出品物は無整備の現状渡しです。購入後自分で修理しなければならないこともあるので、車に詳しくないのであればおすすめできません。
購入前に要チェック!中古車選びのポイント10つ

ここからは、中古車選びの際にチェックしておきたいポイントを10つに分けて紹介していきます。
中古車購入の場合は、新車とは違い、チェックしておくべきポイントが数多くあります。もちろん、お気に入りの車種を見つけるのもいいのですが、まずは中古車だからこそ気をつけて見ておくべきポイントをしっかり確認しておきましょう。
1:車種を絞る
欲しい車種を絞ることが、中古車探しのコツの最初の一歩です。まずは予算、使用目的から考えてみてください。
例えば、近所の買い物や子供の送り迎えに使うくらい、というのであれば軽のセダンタイプやコンパクトカーがおすすめで、家族が多く、大人数で使うならミニバンや軽トールワゴンがおすすめです。
このように、いつ、誰が、どのような目的で使うのかを考えると、車種がおのずと絞られてきます。
2:年式をチェックする
年式をチェックしておくことも、中古車選びでは重要なポイントです。
当然ながら、年式が古いほど経年劣化などのダメージが蓄積されています。 そのため、購入後長く乗りたいのであれば、できる限り新しい年式の方が望ましいです。
ただし、必要以上に年式を気にすることはありません。
例えば、どれだけ新しい年式でも乱暴な運転をしている方であれば、車の損傷が酷い可能性もあるし、逆に古い年式でも大切に乗っていれば新しい年式のものと変わらず良好な状態であることもあるからです。
3:走行距離をチェックする
また、中古車を探す際には走行距離もぜひチェックしてみましょう。
一般的に車の寿命は「10年落ち」「走行距離10万km」と言われています。10万kmも走っていれば、まずエンジンが寿命を迎えるからです。そのため、中古車の場合でも10万kmを超えていると一気に価格が下がる傾向にあります。
ただし、10万kmを超えているから一概に駄目というわけではありません。状態によっては気にする必要がない場合もあります。
走行距離の条件は、自身の予算に応じて柔軟に変更しながら探してみるのがおすすめです。
4:保証がついているか確認する
保証がついているか確認することも、中古車選びにおいては大切です。
新車でなくても、販売店によっては半年から1年程度の保証をつけてくれている場合があります。保証期間内であれば故障しても無料で修理してくれるので、ついているのはかなりのメリットとなります。
保証がついている中古車は、かかる費用も少し高くなることが多いですが、トラブル防止にもなるので保証付き中古車がおすすめです。
5:車検がついているか確認する
車検がついているかも確認しておきましょう。
一般的には、中古車には「車検整備付き」「車検整備別」「車検対応無し」があります。
車検整備付きの場合は、整備に必要な費用が車の本体価格に含まれています。車検整備別は本体価格に含まれておらず、別途車検整備費用+法定費用が必要です。
車検対応無しは、そもそも車検整備が実施されていません。購入後、整備工場で車検を頼まなければいけません。また、車検整備費と法定費用の両方が必要となります。
中古車の本体価格が安いからと言っても、車検整備別・車検対応なしの車両では別途費用がかかり、最終的な支払額は高くなってしまうこともあるため、必ずチェックしておきましょう。
6:装備を確認する
新車で購入する際はメーカーオプション・ディーラーオプションを自分の好みにあわせて選択できますが、中古車の場合は既に希望の装備がついている車両を探す必要があります。
中には後付けできない装備もあるため、まずは自分に必要な装備は何かをあらかじめ洗い出した上で、車選びをしてみましょう。
例えば、高速道路は使わないという場合は、ETC車載器がついていなくても問題ないのではないでしょうか。
他にもカーナビや本革シートなど、必要な装備がどれだけついているかをチェックしておきましょう。そして装備の劣化具合も合わせてしっかり確認しておく必要があります。
7:手数料は適正か判断する
一般的に車の購入でかかる費用は「車両本体価格」と「諸費用」のみです。車を購入する際には、これらの手数料が適正か判断するのも重要なポイントです。
ここで特に気にするべきポイントは諸費用。車の諸費用には法定費用と販売手数料があります。
法定費用は金額が予め決まっているので問題ありませんが、手数料は販売店が自由に決めることができます。酷い店舗では、手数料を過剰に上乗せして利益を上げるようなケースもあるので、事前確認は必須です。
8:スタッフの対応を見る
中古車といえど高い買い物、中古車のことをいろいろ聞いたり、確認したくなるのは当たり前のことです。その時何も答えられず、ただ売りつけてくるスタッフを信用できるでしょうか。
アフターフォローのことを考えても、質問にしっかり答えてくれるスタッフを探すべきです。答えてくれないスタッフだと購入後、トラブルが起きても対処してくれない可能性が高いでしょう。
車を購入するときには、店舗スタッフの対応も見て、安心して購入できる相手を選ぶことも大切です。
9:おとり在庫ではないか
きれいな状態の車が格安で店頭に並んでいた場合、おとり在庫の可能性があるため、これを見極めることも中古車探しのコツです。
おとり在庫の場合、見た目もきれいで新品のようなものを格安で販売しています。それにつられて店舗に向かうと「売却済み」といわれて他のものを進められます。
大手チェーン店などではこのような販売方法を禁止していることがほとんどですが、一部店舗ではまだ実施されていることも稀にあるので、注意が必要です。
10:納車までの時間
契約〜納車までにかかる時間も、中古車を購入する前に確認しておきましょう。
納車まではおおよそ10日から2週間が目安です。しかし、状況によってはもっと遅くなるケースがあります。
納車が遅くなる原因としては、「車検が切れている」「納車が立て込んでいる」「ローン審査に引っかかっている」「納車整備で部品がないことが発覚」などが考えられます。
早く車が欲しい場合は、とくにこの4つの点を契約前に確認しておくといいでしょう。
購入を避けるべき中古車の特徴

購入を避けるべき中古車としては、修復歴のある車や年式と走行距離のバランスが悪い車などが挙げられます。
修復歴がある場合、購入後に故障などのトラブルが発生する可能性が高いでしょう。
また、年式に対して走行距離が多いなど、状態のバランスが偏っている車の場合、移動専用として扱われあまりメンテナンスされていなかったり、短期間の過走行で車体へのダメージが大きいとも考えられます。
逆に年式に対して走行距離が少ない車の場合、長い間放置されていた可能性があったり、メーターを改ざんしている可能性があるので注意しましょう。
中古車探しのコツを知れば、初心者でも安心して購入できる
中古車探しのコツを知っておくことで、購入しないほうがいい、または購入するべき車がおのずとわかってきます。
中古車といえど、安い買い物ではありません。しっかりと自分の目で確認して、不安ならその道のプロに相談しながら探すことも視野にいれておきましょう。