いま中古でコンパクトミニバンを買うならこの車種がオススメ!
コンパクトで取り回ししやすいボディに、広いキャビンとラゲッジで多人数乗車や多くの荷物が積載できるコンパクトミニバン。
3列シートの定番モデルと、2列シートのハイトワゴン(トールワゴン)から、いま買い得なモデルを考えてみました。
絶賛子育て中のパパママはもちろん、これからファミリーが増える予定というご家庭も必見です。
- Chapter
- 子育て家族から日常のアシまで活躍できるコンパクトミニバン
- コンパクトミニバンはフリードとシエンタの2強時代
- フリードはHonda SENSINGのついた2019年以降がおすすめ
- シエンタは先代モデルを狙おう
- 取り回しやすさを重視するならトールワゴンもアリ
子育て家族から日常のアシまで活躍できるコンパクトミニバン
3列シートを備えることで、小さくてもイザというときに6人もしくは7人が乗車できるコンパクトミニバンに加えて、2列シートのハイトワゴン(トールワゴン)をピックアップ。
コンパクトで取り回ししやすく、しかも広いキャビンとラゲッジを備え、多人数乗車や多くの荷物も積載できるのがこのクラスの魅力です。
リアに両側スライドドアを備えるモデルも多く、乗降性に優れる利点もあります。
コンパクトミニバンはフリードとシエンタの2強時代
現在、3列シートを備えるコンパクトミニバンの新車市場は、ホンダ フリード、トヨタ シエンタという2台に集約されています。
登録車で国内シェア半数を握るトヨタは、あらゆるジャンルでライバルをリードしています。
近年、例外だったのがフリードVSシエンタというライバルの構図で、フリードは好評のデザインの良さなどもありシエンタを上回ってきました。
しかし2022年8月にフルモデルチェンジを受けた新型シエンタが登場して以降は、シエンタのほうが売れています。
中古車で購入する際もこの2台で比較するのがタマ数の多さや年代的にも賢明でしょう。
フリードはHonda SENSINGのついた2019年以降がおすすめ
現行フリードは、2016年9月に発売され、間もなく7年になります。
物件数が豊富で、先進安全装備の「ホンダ・センシング」を備える現行型を狙うのがベストでしょう。
1.5Lガソリンを積むハイブリッドとガソリン車を設定し、4WD車も用意(4WD車は6人乗りのみ)。
2019年10月のマイナーチェンジでは、アウトドアテイストを盛り込んだCROSSTAR(クロスター)を新たに設定。「ホンダ・センシング」を全車に標準化したほか、後方誤発進抑制機能も追加されたこともポイントです。
フリードは、登録未使用車の物件が比較的多い印象で、新しい個体が豊富である反面、こうしたなかには割高感のある物件もあるので注意が必要。
2019年マイナーチェンジ後の、2020年式あたりで価格がこなれている個体を探すのがよさそうです。
シエンタは先代モデルを狙おう
ライバルのシエンタは、新型はまだ物件数も少なく価格も高値安定というのが現状です。
中古車としての旨味を考えると、先代に狙いを絞るのが得策でしょう。
先代の美点は、22.8km/Lを誇るハイブリッド車の燃費(WLTCモード)。なお、先代のハイブリッドに4WDはなく、ハイブリッド+4WDがマストである場合は、新型という選択になります。
新型では、4WDは6人乗りのみ(7人乗りは2WDのみ)という先代までの泣き所が解消されています。こうした駆動方式と乗車定員のニーズに応じて先代か現行型にするのかも決まってきます。
取り回しやすさを重視するならトールワゴンもアリ
コンパクトトールワゴンでは、ダイハツによる軽自動車設計のノウハウを活かしたダイハツ トール/トヨタ ルーミー、そしてライバルであるスズキ ソリオ/ソリオバンディットという選択肢になります。
最小回転半径はトール/ルーミーが4.6m、ソリオが4.8mに対し、現行フリードは5.2m、シエンタは5.0m(先代は5.2m)。
全幅が5ナンバーサイズぎりぎりの1,695mmとなるフリードとシエンタよりも全幅が狭く、全幅も短いトールやソリオのほうが取り回しがしやすいという利点があります。
同じようなコンパクトミニバン、コンパクトトールワゴンであってもじつは、ひと回りほどボディサイズの違いがあり、それが取り回しだけでなく、居住性や積載性、そして走りの安定感にも及んでいます。
2列シートという条件であれば、先代シエンタなら2018年9月のマイナーチェンジで追加されたFUNBASE(ファンベース)、フリードならフリード+という選択肢もあり。いずれも車中泊など、アウトドアニーズに応えてくれます。
コンパクトミニバンは、現在では2強状態で、フリードもシエンタも2列5人乗りも設定しています。
ダイハツ トール/トヨタ ルーミー、スズキ ソリオは、狭い道や駐車場などでもより取り回しがしやすいメリットがあり、ニーズに応じて選びたいところです。